女文士 (集英社文庫)

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著者 : 林真理子
  • 集英社 (2015年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087453621

女文士 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  真杉静枝の秘書とも弟子ともつかない若い女性を語り手に、「女文士」真杉の一生を描いた作。真杉のイメージをたいした文才もなく、野心に見合う努力もしなかった女性という一色で塗りたくった物語は、彼女の作家活動にはほとんど言及せず、男性との関係だけに焦点化していく。いかにも通俗的な(男性作家たちから見た)「女性作家」という像を上塗りしているだけ、という印象はぬぐえない。
     台湾時代、戦時下の活動、「原爆乙女」をめぐる問題など、立ち入って書ける部分はいくらもあるように思うのだが。

  • 2016 9/26

  • 伝記だったせいか、なかなか進まなかった。

  • 女流作家.宇野千代と同じ時代の作家.眞杉静枝の生涯を描いた小説。作家としては、あまり有名ではないみたいですが、その人生、性格が個性的。いや個性的を通り越して周りに迷惑をかける人かな。力を持つ作家の愛人になったり、妻になったり。大きな野心を持っていた女性ですが、作家としての実力がなかった為に、男性関係や奇行ばかりが話題になってしまったんですね。こういう女流作家もいたんだと興味深く読みました。この時代、宇野千代さんもそうだけど、破天荒に生きてる女流作家さん、割りといますね。面白かったです。

  • これぞ女。女の真髄。そしてこれを読んで戒めている自分がいる。怖いな、魔が過ぎたら。

  • 作家であることを矜持としながらも寡作のまま生涯を閉じた、眞杉静枝の生涯を描く。
    正直、私はこの作家の存在を知らなかった。林芙美子や宇野千代、平林たい子といったそうそうたる作家が同時代の売れっ子として登場し、静枝は密かに彼女らをライバル視していたというのだから、少しは聞いたことがあっても良さそうなものだが…。
    本書の中の静枝の行動はこちらの予想を裏切らず、ある意味素材として面白かったが、ヒロインとしてはまったく共感できなかった。静枝の作品を手に取ることもこの先なさそうだ。

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女文士 (集英社文庫)の作品紹介

武者小路実篤、中山義秀ら名だたる文人を渡り歩いた女流作家・眞杉静枝の生涯。欲にとり憑かれ、気が狂わんばかりに悶え苦しむ心情を圧倒的な筆力で描きつくす著者円熟の傑作評伝小説。(解説/中瀬ゆかり)

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