あまのっちじゃないよさんの感想
2021年5月25日
すごいぜ、眞杉静枝。すごいぜ、林真理子
Mizuhoさんの感想
2016年3月18日
女流作家.宇野千代と同じ時代の作家.眞杉静枝の生涯を描いた小説。作家としては、あまり有名ではないみたいですが、その人生、性格が個性的。いや個性的を通り越して周りに迷惑をかける人かな。力を持つ作家の愛人になったり、妻になったり。大きな野心を持っていた女性ですが、作家としての実力がなかった為に、男性関係や奇行ばかりが話題になってしまったんですね。こういう女流作家もいたんだと興味深く読みました。この時代、宇野千代さんもそうだけど、破天荒に生きてる女流作家さん、割りといますね。面白かったです。
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。