七つの会議 (集英社文庫)

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著者 : 池井戸潤
  • 集英社 (2016年2月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087454123

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七つの会議 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 各話毎にそれぞれの人物の視点で会議を中心に話が進んでいき、それらが繋がって一つの真実が明らかになっていくという物語。組織で働く恐ろしさ、難しさが詰まっていて、各話の登場人物も際立っており物語に引き込まれた。

  • 評価は5

    内容(BOOKデーターベース)
    トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

    安定した面白さ!
    結末がわかって居てもついついのめり込んでしまう。
    社内の腐った慣習はどの会社にもあるしダメダメ保身だけの上司もいる。最後に正義が勝つ!と夢だけでも見られるのが病みつきになる原因だわ。

  • 長編小説かと思ったら、大手メーカーの子会社を舞台にした短編集だった。会社にドーナッツを置くぞ!!というほのぼの女性社員の話から、部品の強度偽装を巡る人々の駆け引きまで内容が多岐で面白かった。

  • 話題が身近な感じがして、すごい勢いで読める。
    順法宣言だな。

  • 一章ずつ語り手を変えて短編のようにかかれるが、読み進めるとリコール隠しの謎が解き明かされていく、企業小説。7つの会議を経て話が進んでいく構成、題名にも面白味を感じる。
    著者としては銀行が殆ど出てこず、また「鞄屋の相続」をさらに強化したストーリー構成で、意欲を感じる。勿論持ち味の、登場人物の魅力的な個性、サラリーマンとしての葛藤が読み手を刺激する。

  • 面白かったです。池井戸作品が好きな方は読んでみてもいいと思います。
    最初は単調に感じられて「ちょっと失敗したかな…」と思わせられましたが、中盤にかけてグイグイと引き込まれるのは流石です。
    ただ、終盤が駆け足過ぎて描けていない面もあり、スカッと感には欠けます。
    とはいえ、楽しく読めました。

  • ★同じ会社を舞台にした八つの短編それぞれに会議が出てくる。別々のストーリーが次第に一つの終結に向かっていくところが面白い。やっぱり不正はダメですね。

  • 危機管理、内部告発、重要な不正に直面した時管理職としてどう考え、行動するか。リアルにありうる話として、ドキドキしながら読めた。でも、結末が少し強引すぎか。

  • 私は、日本の企業の構造を知らない。モノを作って世に提供することのたいへんさもわかっていない。
    そんなあれやこれやを一気に疑似体験できてしまう小説だ。奇しくも今、大企業の不正な検査態勢が表沙汰になっている。表に出てくるまでに企業内では丁々発止があったはずだ。
    誠実に、人間らしく生きることってそんなに難しいことなのか、と思ってしまう。
    この小説が読まれるのは、多かれ少なかれ何かしら自分の生活と仕事人としての取り組み方に重なる部分を感じたり、自分がいる組織の見えない部分までを同時に俯瞰することもできるからだろうか。

  • 平成29年10月

    仕事場の同僚と旅行に行く時に読むように手に取る。
    もともと池井戸さんは好き。
    帯に今月からスタートするドラマの原作と思い・・・購入するも勘違い(-_-;)

    しかし、やっぱり池井戸さん。
    面白かったです。

    題名の通り、七つの会議により、話は大きな展開がある。
    大きな会議、小さな会議とあり、短編のようなしかし、一つの話として繋がっている。

    そんななかで、この本を読んでいる時に神戸製鋼の偽装が発覚。
    この本も製品の偽装が中心の話。
    難しいよね。。。
    そりゃ、お客とすれば、あっちゃいけない話。でもね。
    会社とすれば、誰かが意図的にやっていたとしても、そういう偽装は隠したくなるよね~~~。

    ま、最終的に、悪はだめね。
    やっぱり人間正直に生きましょう。
    嘘、偽装は、自分の生き方を苦しくさせますね。

  • 最近、大手企業の部品強度偽装が話題になっているが、まさにこの本の話。池井戸作品は、世間で話題となったことを本にしていることが多いので、書いた頃にもこういった事件があったのでしょうけれど、今は更に問題が大きくなっており、時代を先取りした慧眼に感服。

  • 僕は何も知らない状態で読むのが好きだ。
    それこそタイトルや装丁だけで。
    理想だけど。実際は難しいけど。

    面白かった。こんな構成なんだね。
    脇役が主役になり、主役が脇役になる。
    嫌なやつがいい奴に。嫌なやつがもっと嫌なやつに。
    ピースがどんどん埋まっていき、大きな絵が完成する。
    小説だから楽しめる小説の面白さを存分に楽しめる
    一冊だと思う。

  • 各々が抱える背景、ポリシーと葛藤、日常の中の非日常、すぐ近くにあるかもしれないとてつもない闇。いつもの池井戸潤さんのテンポの早い激動の展開とは異なり、全体にじわじわとアリ地獄に落ちて行く様な重い展開。

  • ノルマとコンプライアンス

  • 8つの短編を通して1つの会社を舞台にそこで働く人達の苦悩、人生観、罪などを描いた本。
    会社勤め人には響く本です。

    どの話も味わい深い。
    大作ではないけど、またこれはこれで良い。

  • メーカーの偽装に関する話
    話の進み方がおもしろい
    様々な視点から描かれている
    ちょっとした不正が企業をゆるがすことになる
    ボリューム大

  • 「企業モノ×勧善懲悪」
    これは社会人が嫌いなわけがないです。

    非常に多くの人物が出てきて、
    それがうまいことつながる、
    最初は「こいつ絶対悪い奴!!」と思った人物が、
    アンチヒーロー、
    こいつが黒幕か?と思っていたら、
    もっとビッグな黒幕がいる。

    「半沢直樹」もそうでしたが、
    池井戸作品は基本、このスタンスなのかな。
    (他を読んだことがないので推測)

    …であれば、一生売れ続けると思う!
    日本人の大人が好きなもの、全部入り!

    浅井リョウが、学生の心を掴む新生作家であれば、
    池井戸潤は、ビジネスマンの心を掴む新ジャンルを確立した作家だと思います。

  • 【友人蔵書】気になっていた著者の最新文庫。主人公は原島と思いきや、居眠り八角になろうとは当初予想していなかった。発注元も下請けも、共に経営者が隠蔽を支持する構図に、著者の正義感がそれを許さない筆運びだった。結末はハッピーエンドとは言えないが、不正に関わった者たちが報いを受ける展開は得心のいくものだ。解説に紹介されていた他の著作の多くが積読なので、そちらも読まなくては!

  • 話の具体的な内容よりも展開と構成に衝撃を受けます。

    読み始めは、前が見えない感覚ですが、次第に引き込まれていき、気づいたら衝撃を迎えると思います。


  • 勤め人だからこそ分かる組織のドロドロ。読み進めるにつれ、登場人物の印象がガラリと変わるのが面白い。

  • サラリーマンって理不尽だなあ。
    そう考えている人が多いからこそ、この本が売れる。
    この短編がベースになっている作品は、
    登場人物が悲喜こもごもなんだけど、
    いろんな人に、あの時こうすれば良かったという
    ストーリーが散りばめられていて、一人一人がとっても身近な人物に感じられるところが、さすが池井戸さんと唸らさせられる。

    この本では、メインを張った物語ではないけども、
    一番輝いていたのは、退社直前に社内でドーナツ販売を提案したアラサーの女性。

    仕事って何のためにやっているんだろう、
    そう疑問を持った時に、手にしたら何らかのヒントが得られるのかもしれない楽しい作品でした。

  • タイトルより一つ多い八話で構成された、短編集。

    各話の主人公と家族や同僚たちとの関係や、会話が端的に整理されて、最終話に向かって結合されていく。

    相変わらず、この構成と持っていきかたが上手だなー。

  • 「七つの会議」というタイトルの通り様々な形式の会社内の
    「会議」がキーになるかと思いきやそんなことは全くありませんでした。
    色々なきっかけなどにはなっているもののあまり「会議」というものに
    注目しないというかそういえばタイトルが「七つの会議」だったなと解説を読んでいる時に思い出しました。
    普通にビジネス小説としては面白いのですが今回出てくる不正とその影響についてはあまり腑に落ちませんでした。
    どこがどういう風にというかなんか感覚的に。
    八角さんもあれだけのポリシーが根っこにあるのに
    その普段の行動がああなっちゃうのかと腑に落ちませんし。
    ただそれよりも徹底的なコストカットや効率化が推奨されているせいで
    下請けの中小企業、発注元の企業の誰も得しない
    負のスパイラルに陥っているのだなとそんなことを感じました。

    個人的な話ですが社会人になってから十数年が経っていますが、
    職種的に今までノルマなどを課せられたことはありません。
    自分がいかに甘い世界でのうのうと過ごしているのかを思い知らされました。

  • 背景の説明が長い・・・

  • 点が繋がる感覚がたまらない!
    組織は人からなり、その人には家族(背景)がある。
    町並みの灯りを見るときの気分。

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七つの会議 (集英社文庫)の作品紹介

ありふれた中堅メーカーでパワハラ事件の不可解な人事をきっかけに、次々と明らかになる会社の秘密。
会社とは何か、働くとは何かに迫る全国民必読の傑作クライム・ノベル。(解説/村上貴史)

七つの会議 (集英社文庫)のKindle版

七つの会議 (集英社文庫)の単行本(ソフトカバー)

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