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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087454208
感想・レビュー・書評
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自分の好きなものを題材にして小説を書いた経験がある人は多いのではないだろうか。自分では面白いと思った設定やネタをうまく作品に反映できず、結局完成を断念する。
もしくは、無理くりにも完成はさせたが、見返すと恥ずかしい、青春の黒歴史の1ページとしてルーズリーフを破り捨ててしまう。
この本を読んで、そういった思い出が頭の中をのしのしと、嫌な感じで通り過ぎていった。好きなものを好きなように書くのは難しいし、自分が面白いものを、独り善がりではなく他人にも面白いと感じさせるのもまた同様。
なんとか一冊読み終えたが、好きな人は好きなんだろうなあ、という感想です。メタ視点や他作品のネタ飽きるほどにちりばめられており、僕には合いませんでした。前述の、痛い青春の思い出をえぐり出す、という意味においては「青春小説」といえるかもしれない。