- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087454307
感想・レビュー・書評
-
あのちっちゃかった研人君がだんだん成長していって早いなぁー大家族いいなぁー
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安定の面白さとブレなさ。
早くも第9冊目。
面白いとか以前に、もはや年に一度読まなくてはならない風物詩的な感じ。
登場人物やエピソードに忘れている部分も多いため、どこかのタイミングで1冊目から読み直したいと思う。 -
同じ毎日はまず間違いなくない。天気や気温、季節の移り変わり、感情の波、その他諸々の要因で同じように過ごしていても、微妙に違う一日になる。古本屋だからできること、それが思わぬ形で波紋を広げる秋パート。遠慮の塊・藤島さんに一歩踏み込めるのは生粋の下町っ子であり、亀の甲より年の功な勘さんで。ようやく踏み込んだ冬は思わぬ春間近。年を重ねれば祝い事も悩み事もいろんなものがやってくる。だけど、東京バンドワゴンの扉をひらけば勘さんは渋顔で帳場に座ってるだろうし、藍子さんと亜美さんは笑顔でカフェで出迎えてくれるだろう。
-
東京バンドワゴンシリーズ9作目。
シリーズものでも、登場人物がしっかり年をとって、その経過もつぶさに見える。一作目では、よちよち子供も今じゃ思春期真っ只中。
良くも悪くも、劇的な展開はなく、ゆったりと穏やかな、その中で起こる日常のちょっとだけ非日常が温かい。
物語に親戚気分で陶酔できる作品は相変わらず。
読者としては、他のシリーズは良いからこれに集中して、もっと短いスパンでだしてほしいね。 -
東京バンドワゴン 9冊目
-
「東京バンドワゴン」シリーズの第9作。GW、新幹線の中ではあまり興が乗らなかったのだけど、どんたくのパレードも中止になるメイストームの日に読み進む。
話の度に登場人物が増えていき、それがまた思わぬところで繋がっていたりで、それを捌く作者の腕は良しとするも、面倒臭さに輪が掛かる。
毎度お馴染みのシチュエーションだが、研人や花陽も成長してきて、親子の繋がりとか自分が思うように生きることなどに話が及んできて、その辺りはまずまず良かった。