- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087454734
作品紹介・あらすじ
都内の高校に通う沙穂梨。友人の父がハッキングで情報を盗んだ容疑で逮捕され、冤罪を確信した沙穂梨はクラスメイトの拓人とともに真犯人を追い始めるが……本格サイバーミステリ!(解説/関口苑生)
感想・レビュー・書評
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やはり「天才ハッカー安部響子~」の続編。
バラバラになったラスクのメンバーのその後が、ラスクを崇拝する高校生カップルを主人公として描かれる。
高校生の鈴木沙穂梨は、友人の父親がサイバー冤罪で警察に逮捕されたことから、警察庁の吉沢が募集するバイトの面接を受けることに。
その吉沢は人気アプリゲームの裏にある、個人情報漏洩を独自に調査していた。
ゲームの運営会社、攻撃を繰り返す謎のハッカー集団、それを阻止しようと暗躍する「闇の五本指」…
見えないサイバー攻撃のやり取りの様子は、前作の内容以上に本格的に踏み込んでおり、正直、ここまで来ると素人には付いていけない。
前作に続き、安部響子と肇や、沙穂梨と拓人の恋愛模様なども描かれ、ラノベ要素もあるのだが、ミステリーの要素の部分が前作より難解なのが、残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2巻ということを知らずに読んでしまったが、特に支障はなかった。
しかしこれから読む人には1巻を読むことを推奨する。
君島シリーズも読んだことがあるのだが、こちらは幾分専門用語少なめ、恋愛模様多めとライトな作り。
しかし規模感は一番大きいのではないだろうか。
サイバーに精通している人間からすれば、なるべく専門用語を使わずに説明しようとしているためまどろっこしく感じるかもしれない。
このサービス含め、昨今は何にでもメールアドレスなどの登録を求められる。
メールアドレスくらい、と思うかもしれないが、今の時代それがとんでもないところに飛び火してしまう危険性を孕んでいることを忘れないようにしなければと思う。 -
買い忘れていて、シリーズ3作目の後に読んでいます。日本中がドはまりしているスマホゲームを中心にした、某国の陰謀を描いています。
私はこの手のスマホゲームをやらないので、実際にこんなことが起こったら、騒動を横目に傍観していそうです。 -
2016年7月集英社文庫刊。シリーズ2作目。安倍響子の後を継ぐ、次世代ハッカーの沙穂梨の活躍が楽しい。
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前作を読んでいないのですが、それなりに楽しめました。ネット社会の闇というか危険さが分かりました。
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図書館
あら?主人公変わってる?って思ったけど、ちゃんと活躍していて何よりです。
携帯ゲーム、めっちゃやってる⁉️
しかも、海外の訳されてるやつ‼️
怖い怖い…
アプリもそうなのかな?
課金には気を付けよう -
ストーリーはイマイチ。
キャラはステレオタイプ。
サイバーセキュリティの描写はピカイチ。
これってミステリーなの?
2018/6/26 -
"安部響子"の前作も面白かったのですが、やはりハッキングにとても興味を持てる作品です。しかし、やはりネットに対する意識を見直せる作品です。
沙穂梨の独特なキャラや沙穂梨を取り巻く友情や恋愛関係もドキドキします!作品の中にしっかり肇と響子さんが出て来て読み応えがあります!
世の中のリアルが分かる、面白い本です!
この本を読んでから、ニュースに「サイバー攻撃」と書かれているのを見ると反射的にラスクを思い浮かべながら記事を読むようになりました(*^▽^*) -
「天才ハッカー安倍響子と5分間の相棒」の続編。と、読みはじめたら気づいたので、もうちょいわかりやすくして欲しかった。笑
前作よりスケールが大きくなりすぎて、ちょっとひいてしまった…が、まあ、好みの小説。
第3弾、出ないかなあ。 -
書店で目に止まって、『天才ハッカー安倍響子』と作者が同じだと思って書いました。
あらすじだけを見ると、女子高生が主役の物語なのかな?と思うのですが、物語として世界線が前作の『天才ハッカー安倍響子』とつながっています。登場人物やラスクのこともわからないので、前作を読んだ方が内容の理解が深まります。
内容としては、昨今のセキュリティ問題に対して扱っていて、それを初心者の方にもわかるように解説されています。私自身も情報系ですが、用語解説されている解析ソフトの存在をしらなかったので勉強にもなりました。再びラスクが登場して来たことは嬉しかったですし、安倍と青山の恋がカメさんペースで進んむのはもどかしいけど、見守りたいという気持ちになりました。女子高生側は、恋愛の発展はあれど、青山たちのようなお堅い話もなく、2人が技術的に成長した様子はあまりなったのは少し残念かなっと。技術的な面は吉沢氏が全て持っていている感じがしました。
とても楽しく読んでいたのですが、ただ文章が読みづらかった。章がきちんと区切られておらず、ページが変わったり、1行だけの隙間を挟んでどの登場人物の主観にいるかが変わるという構成で、自分が今どこにいるのかわからなくなるようなことが多々ありました。物語があっちに、こっちにと移り変わるからしょうがないのかもしれませんが、もう少し構成がわかりやすいと★5にできました。