スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫 (集英社文庫)
- 集英社 (2016年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087455052
感想・レビュー・書評
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吃音のため、かなりの引っ込み思案にもなってしまった彼女だが、科学的な考え方でお菓子作りと推理を始める。お菓子作り(not料理)は科学実験に近いってわかりやすい表現。しかもそれを推理と結びつけるの、いいアイデアです。推理役が全く前に立つ人物でないのも好き。眠り姫もかわいい……。
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高一の吃音症の菓奈が同級生のスイーツ王子と保健室登校のお姫様的先輩、進級後は後輩も加え保健室に集まり詰まりながらも美味しそうなお菓子絡みの謎を解く。落ち着こうという無理解等は勉強になり自己流の提案や努力を促す励ましの追い詰めの一文が共感を呼ぶ。カラオケで歌いたがる本来は引っ込み思案でない菓奈が新鮮。
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吃音のある女の子がスイーツに関わる謎を解いてくお話。クレッシェンドのように後半に向けていい話だなぁと思える作品でした。続きがあれば是非読みたい!
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初めはたいしておもしろくないな・・・って思いながら読んでいたけど。
それでもスムーズに読み進めていき、思いのほか楽しめた。
お菓子に限らず、調理は科学。
私の持論と合致しているのも良かった♪
お菓子は作らないけどね。 -
お菓子で謎解き。
吃音症の女の子がひょんなことから学校で起きる事件を解決していく。
色んなお菓子の名前が出てきて食べたくなる。
私もお菓子作り上手になりたいわ。。
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吃音に悩むが故に人との関わりを避けてきた主人公。
お菓子とそれに謎を解いていく青春系ミステリー。
話に出てくるどのお菓子も美味しそうで全くお菓子作りをしたことはないけれど始めたくなりました。
タルト食べたいなぁ。
それに主人公がいい子でよかったです。
とても人のことを思えて嫌な部分にも罪悪感が持つことができるし。
吃音の勉強にもなりました。吃音って複雑なんですね。
続編でないかなー? -
スイーツに纏わる日常の謎。
複雑ではないんですがミステリメインな印象。
主人公の菓奈は引っ込み思案ではなく、かなり図太い感じに見えました。 -
引っ込み思案の女子高生・菓奈が好意を寄せる
真雪は、お菓子作りが得意なスイーツ男子。
ある日、真雪が保健室登校を続ける悠姫子のために
作ったチョコが紛失して…。青春ミステリー。 -
<スイーツ片手に推理をはじめよう>
どの短編もおしそうなスイーツ続々,不思議な謎が続々.
そして驚きの最終話.
個人的には悠姫子さんにもっと秘密を...
コンヴェルサシオン,食べてみたい.