文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)

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著者 : 京極夏彦
  • 集英社 (2016年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455229

文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 530頁超なのですから、普通なら「厚っ!」と言いたくなるところ、京極さんならば「わりと薄いやん」と思ってしまう不思議(笑)。

    明治20年代半ば、三浦しをんの『月魚』をさらに趣深くしたような古書店“書楼弔堂”。近所に越してきた男・高遠の目を通して、弔堂の主人と客とのやりとりが描かれます。知らずに読むほうが楽しいのでここに書くのは控えますが、客として登場するのは歴史上の有名な絵師や作家などなど。客の話に耳を傾ける主人が「この人のための1冊」を選び取るまで。

    原田マハの『暗幕のゲルニカ』のごとく、史実を基にこんな物語を編み出すとは。静謐さの中にもユーモアがあってしばしばニヤリ。日本語の良さを目一杯感じさせてくれます。

    世の中に無駄なものは無し。無駄にする者がいるのだというだけ。無駄にするかどうかはその人次第。

  • 久々の京極作品。
    あぁ、これは面白い。京極節が炸裂している。

    江戸の匂いが残る明治で弔堂と言う名の、今で言う古本屋での話。

    話の中で有名人登場させ、その有名人のエピソードがまた面白い。

    本は読まれなければ死んだと同じと言う弔堂の主人。
    成る程、確かにそうだ。
    この本を読んで私は再読しないであろう本たち400冊を売ることを決めました。

    読書とは本当に底無しだと思う。
    面白い作品に出会えば、もっと面白いものがあるだろうと更に読んでしまうし、
    余り面白く感じない作品ですら、次こそは!と読んでしまう。
    私は自分の人生の一冊となる本に出会える事が出来るでしょうか。

    本書は、本がもっと好きになってしまう、そんな一冊だと思います。

  • 自分にとって本当に必要な本は生涯に一冊しかない、とのこと。早くに見つけてしまったら、探す楽しみが無くなってしまう。
    一体いつ出会えたらいいのか。悩ましい。
    その一冊に出会ったとき、私は「これだ!」と気付けるのだろうか???

  • ぷらんぷらんしている主人公が見つけた一軒の古本屋弔堂。不思議な店主が営む店では、自分が読んだものを弔い、そして本当に必要としているひとに届けるために開けている。将来の有名人が様々な悩みを抱えて店に訪れます。誰だろうかと予想しながら読むのも楽しいですし、言いくるめる(?)店主のお悩み解決も読み応えがあります。主人公がこの先どうしたのかが気になるところですが、幸せになってもらいたいです。

  • 明治の偉人が絡み、本で(弔堂の説教で)その人を救う。他のシリーズで得られたほどのカタルシスはないが、これはこれで良し。陸-未完ではあの人の祖父?も登場。ついでに参-方便では後巷説の登場人物も。
    「どのようなご本をご所望ですか」 「いけないと思うたら逃げるが良しと存じます」 「生きていると云うことは、ずっと未完ということ」

  • 多分、もうむり
    読みにくいし全く興味が湧かない
    京極堂が良い

  • 久しぶりの京極夏彦。
    やっぱかっこいい。人物の描き方がかっこいい。
    弔堂がどんな人かわからないけど、絶対かっこいい。

    そして、どうやってこんな話を作り上げるんだろうかと京極夏彦の頭の中を知りたくなる。
    すごい。

  • もっと本を読まなければいけないと思った。

    高遠の旦那が関口君と被っていけない。

  • やたらと感の鈍い人たちが話をして、むだに文章が長くなっている。他の人が書いたら1ページくらいですむところを、5ページは使っているだろうか。読んでてイライラする。
    殺人事件は起こらない。よって犯人はでてこない。推理小説ではない。
    歴史上の人物に本を薦める。
    登場人物は知らないわ、薦める本のこともわからないわで、「ほう、そうくるか」とは思わない。
    知っている登場人物でも、その本はいらないでしょって思ってしまう。

  • 決められないなら、決めなければいい、というセリフを辛辣に感じつつ読了。ふざけて書いていて未完の書っていうのがどんな本なのか少し気になる。

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文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)の作品紹介

明治二十年代中頃、東京の外れに佇む三階建ての灯台のような異様な本屋「書楼弔堂」。無数の書物が揃うその店で、時代の移り変りの中で迷える人々と彼らが探し求める本を店の主人が引き合わせていく。

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