彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫)

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著者 : 白石一文
  • 集英社 (2017年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455311

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彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • うーん最後の展開が…。あと白石一文作品にしては展開が早足だった気がする。

  • 読了日:2017/10/07

  • 久々にザ・白石作品読んだなという感じ。でも心理描写が多くて読みやすかった。

  • 寿命が見える林太郎。仕事が出来る霧子。そこからの話の膨らませ方が、子供の障害かと思ったらいじめにうつるから一貫性がない。ただの子供思いのいい人なだけに見えてしまう。最終的に林太郎の能力の結果も明記されず、夢オチで伏線をグダグダに流してるのが気に入らない。あれは今後の展開を勝手に想像させられるくらい徹底的にモヤモヤさせられる著者の武器であり、中途半端にやるのは無理。

  • 自分を好きになれない人が、好きになるために、出来ることは何だろう?

  • 霧子と林太郎は、合コンの席で偶然の再会をする。
    霧子は数日前、友人が飛び降り騒動をおこした現場に居合わせた彼の、少し変わった風貌と行動が気にかかっていたのだ。
    合コンの席で、その変わった行動の真意を問うているうちに彼に興味を持ち始め、すぐに交際をスタートさせる。
    自ら学習障害児であった過去を持つ教育者・林太郎は、不思議な能力の持ち主でもあった。
    そんな林太郎と共に過ごす中で、霧子は「教育・恋愛・仕事・結婚・出産・病気・死・現在・過去・未来」……様々なフェーズで「生の本質」と意識的・無意識的に向き合うことになる。

    最後の最後で「えっっっ!!!」という驚きの展開を見せるが、
    「色々なことを乗り越えていく上で『今、ここを生きる!!』という強い気持ちがとても大切であること」
    「その気持ちを保つために必要なのは『自分を好き』と思うこと」

  • ムンバイ 愁嘆場しゅうたんば 面貌めんぼう 細面ほそおもて ひが彼我の力の差は歴然としている 椿林太郎 都営三田線の志村坂上駅 中野サンモール商店街 リスカ少女よろしく手首に模様を描いただけでもない 画一的な教育 早稲田鶴巻町 両国の江戸東京博物館 綱島の学生マンション 佐賀の嬉野温泉 早世そうせい 一体どうやって収拾をつけたのか 窓の向こうには上智大学のキャンパスが広がっていた 僕はどんな処分でも甘んじて受ける覚悟ですから 目黒区の鷹番 最寄駅は東急東横線の「学芸大学」だ ふし父子家庭 雲散霧消 強烈な興奮 快哉を叫ぶ 訃報 マザー・テレサ 覚醒後 アル中は病気なんだからさ 義兄ぎけい 至極淡々としている 荒唐無稽 仔細に反芻してみると 穿鑿せんさく 存念そんねん 継母けいぼ 枚方に住んでいる大学時代の友人 微に入り細をうがった 創業期のメンバーだった上杉千沙子を放逐するという異常事態に陥ってしまっているのは事実だろう 白黒テレビからカラーテレビに変わったときのようなパラダイムの転換 見做されて 肝煎り むーちゃんにまつわる思い出 未来テレビ 自分が親としての務めを果たしていない言い訳のために俄か作りの理論武装をしているに過ぎない 口を噤む 顕著な虐待 社外秘扱い あえて譬えるとすれば 持ち前の精緻な頭脳 策を弄したところで 画塾 瀟洒な私邸 暇乞い 販社の札幌オフィス 起草きそう 参画さんかく 懇請こんせい 菊間千乃ゆきの 自分の中のまだ見たことのない自分を突きつけられる 椿体育教室 トランポリン

  • 生と死と愛と、筆者が今の時点での考えをまとめた小説らしい。
    この本を読むに当たり、「男と女」「仕事と愛」とかそういうベタな恋愛ストーリーのキーワードを持ってきてはいけない。でないと、イライラ度がMAXになって放り投げる羽目になる。
    この本は著者の、互いが互いを尊重し、愛し合う世界が理想だというメッセージが込められているのだろうか。
    ラストは著者も決めかねているように思う。今はまだ考え途中。
    著者の行きつく先が楽しみだ。

  • 一気読みをした。
    どんどん展開する状況に必死でついていきながら、最後の最後ではっ?と、予想外の結末。

    でも、非常に興味深かった。
    心に残る箇所はいくつかあったが、読み終えた時に2か所マーキングしていた。
    記録のために残そう。

    「大勢の人の命を救うために大事故の現場に駆けつけようとしてて、途中で溺れかけている人を見つけたとしたら、やっぱりその溺れている人を救うしかないからね。大のために小を犠牲にするという間違った考えがいまの教育をめちゃくちゃにしているのは確かなんだからさ。」

    「…本当はね、みんなが同じ時期に同じ内容の授業を受けたり、同じ年齢で、同じ試験を受けて選別されたりする必要なんて全然ないんだよ。」

    自分を大切に思うことやありのままを愛される経験など、昔読んだ育児書にもあったなあと思い、これはいつの時代でも共通なんだと安心しつつ、もう少し早くこの本を読んでいたらと、この年になってもまだ子育てに後悔の気持ちを持っている。でも、今がもし夢なら、そして実は30年以上前に戻るのだとしたらどうやり直す?と途方もない時間をさかのぼろうとしてみた。そして、しっかりあきらめがついた。

  • この作品は、どのジャンルに分類されるのだろう?

    エンディングが ...

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彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫)の作品紹介

学習障害児の教育に才能を発揮する、優秀で少し変わった教師、椿林太郎。彼の目に映る、人間の未知なる可能性とは──。“生"への根源的な問いを投げかける著者渾身の長編小説。(解説/菊間千乃)

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