緋の天空 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455809

作品紹介・あらすじ

父・藤原不比等の願いが込められた光明という名を胸に、一人の少女が歩み出す。聖武天皇の妃となり、幾多の困難を乗り越えながらも、国の繁栄を願い続けた激動の生涯を描く歴史長編。(解説/諸田玲子)

感想・レビュー・書評

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  • これはついていけなかった(笑)
    奈良時代、聖武天皇の皇后として生きた光明子の物語。
    この時代の歴史ものって読んだことが無いと思う...

    登場人物の名前は記憶の片隅でなんとなく覚えがあるぐらいで、この時代背景やその人物たちのなしたこと、事件など、すっかり忘却の彼方で、再び奈良時代の日本史をこの物語を通じて学び直している感じ(笑)
    なので、どこまでが史実なのかもよくわからず、日本史の教科書を読んでいるような感じになってしまいました(笑)

    本書を通じて「長屋王の変」というもものを理解しました。
    そういうことがあったのね。
    そして、それが光明子に与えた影響。
    天皇を支え、国の為に尽くす!

    葉室さんの描く女性像はいつも芯が強い

    しかし、この時代の天皇位継承も現代とは逆の意味で大変だったんですね。

  • 光明皇后がメインの話。
    幼少期の安宿媛(あすかべひめ)から没年まで。

    光明皇后の名の通り、光を照らしたような人物だった。
    そして、長屋王の息子の膳夫(かしわで)との
    恋とは言いがたい、ほのかな気持ち。
    聖武天皇(首皇子)との国を思う気持ち。
    光明皇后もいろんな思いを背負って、
    政をしてたんだなぁー、って思ったよ。

    個人的には、頭の中が「天上の虹」での設定に
    なってるので、
    「長屋王は、こんなに悪いやつじゃない!!」ってなったー笑

    天武天皇や持統天皇、穂積皇子、但馬皇女、大津皇子など
    もぅ、たくさん名前が出てきて、
    私にとっては幸せ過ぎましたー!!
    が、きっと、知らない人が読めば「?」だと思うー笑

    終わり方が少し怖かった。
    孝謙天皇と道鏡の今後に繋がるように思えたよ。

  • 作者には珍しく奈良時代の歴史小説。主役は光明子。非常に期待していたが、思っていた満足感は得られなかった。

    一つ感じたことは、歴史物、特に古代の小説を読むときに、先入観や現在の価値観はできるだけ抑えて読むべきだということ。光明子は福祉事業に献身し、聖武天皇を補佐した辣腕の女性。作中でも彼女の功績や覚悟が描かれているが、例えば不安定な世情を鎮めるために大仏造立を進言するシーン。物語の最後に光明子がたどり着いた答えであり、ハイライトシーンではあるが、大仏造立に大量の人民が動員され、苦しんだ歴史を知っているために、どうしてもその行為・決意を全面的に肯定できず、モヤモヤしてしまう自分がいた。その後の仏教の人民への広がり、それにより救われた人も沢山いることや文化面での聖武・光明子の実績を考えると正しい決断だったわけなのだが、どうしても「あくまで貴族の遊びの世界」と考えてしまう。

    また、作中の唐鬼の存在についても、この時代に不可思議な現象を持ち込むことについては特に異論はないが、少し荒唐無稽すぎな部分があり、それが上手く生かされていないような気がした。単純に「長屋王の呪いで藤原四子は死んだ、と光明子が信じる」という表現で良かったのではないか(玄昉や吉備真備を使って退治させるシーンは必要だった?)。少しついていけなかった理由の一つ。

    ただ、光明子に影響を与えた元正天皇の描かれ方はとても好きだ。歴史の影に埋もれているが、飾りの女帝ではなく、強い指導力を持っていたからこそ2代の女帝時代が続いたのだろうし、その後の阿倍仲麻呂→道鏡と時の権力者が政変で次々と変わっていく中、元正治世に大きな政変が起きなかったのはそれ自体評価に値することなのかなと思う。

  • 正倉院展に行った時
    聖武天皇って思いやりのある人みたいな印象
    力を尽くして偉業を成し遂げたスターのような
    それを支えた光明皇后
    …なんて想像しながら読み始めました

    大仏殿建立はもちろん華々しい描写なんだけど
    メインは人間模様で意外な展開でした
    この時代はいろいろドロドロ
    でも誰も悪い事考えてなくて良かれと思って行動してる
    っていうがある
    それぞれ平和を求めるのは同じ

    葉室さんの本は初
    脚色で歴史にはなさそうなストーリーも良かった
    道鏡が印象的な活躍ですね

  • 歴史小説に多くみられることだけど、特にこの時代は書き手や視点となる人物によって善人にも悪人にもなるところが面白い。
    ここで描かれる光明子はえらくいい人に描かれている。
    反面、長屋王がやたら悪く描かれているのが非常に新鮮だった。

    自分の持っている知識と突き合わせて読んでしまうと思うところも多く出てくるけれど、それも含めて様々な作者のものを読んでいくのは楽しいと思う。

    葉室麟さんの本は初めてだったけれど、とても興味を持った。

  • 主人公は光明子かな。
    藤原不比等の次女で、母親は県犬養三千代。首皇子こと聖武天皇の妻となり、孝謙天皇を産んだ女性。彼女の一生を追う体裁を取っている。

    文武天皇が早世し、首皇子(聖武天皇)が成人するまでの中継ぎとされている元明・元正天皇母娘ですが、平城京を作り、『古事記』『日本書紀』を編纂させ…と、大きな功績を残してるんですね。海の向こうで女王様が亡くなったばかりですが、女帝、良いかも。

  • 確かに女帝が多い時代。

  • 天皇の娘以外、臣下の娘でありながら、初めて皇后となった光明子の話。
    元明、聖武の時代を光明子の視点から描いたもの。
    永井路子さんの美貌の女帝が元明天皇(氷高皇女)視点なので、そのちょうど反対側といったところ。

    この本の長屋王は野心が強すぎる印象だけど、それぞれの歴史の点と点の間が小説として繋がって面白く読めた。
    この時代は、蘇我の血を受け継ぐ娘達、持統天皇からの元正、元明と藤原一族との皇位をめぐる駆け引きの執念を描いた永井路子さんの本の方がしっくりくる。

    弓削清人、光明子が子供の頃からお互い知っていたという設定も面白い。

    聖武天皇と光明皇后はある意味では、長屋王の祟りに苦しめられてその半生を送り、仏教に傾倒し、慈善事業に務めていた。

    光明皇后が亡くなってからの話は無くてもいいかな。
    最後がバタバタと駆け足な印象が残ったのは残念。

    この時代は姻戚関係とか複雑なので、永井路子さんの小説のように、重要な人達の系図があると良かったと思う。

    追記
    改めて永井路子さんの美貌の女帝を読み直す。
    やはり、この本での光明子が元正を尊敬し、元正が光明子を気遣うという設定は違和感があり、尊貴の血にこだわる持統天皇から元正までの流れ、心の動き、長屋王の変のくだりなども永井路子さんの考察がしっくりくる。

  • なんだろう、史実と幻想が混ざっていて途中ファンタジーかな?と感じたり。光明子は〜と思った。など、客観的視点からの箇条書きが多く感じられて、うまく頭に入ってこなかった…

  • 春の奈良旅以来続く、光明子ブームの一環。
    長屋王の長男・膳夫(かしわで)との、ほのかな想いがポイントとなっている。
    二人に加え、聖武天皇、あの道鏡まで同年だった・・・
    それを知ったときの作者の小躍りする姿が見えるよう。

    一番、読んでいて印象深かったのは、
    彼らの少年時代の冒険の一コマ・
    たぶん、作者は、ここから物語の発想が膨らませたのではないかと
    勝手に思っているほど、心惹かれている。
    大河ドラマ「女城主直虎」で主人公らが井戸を囲んだ幼い日々と重ねてしまった。
    どちらもとても好きな場面。
    後に道を違えることになったとしても、幼い日、共に過ごした記憶は
    きっと心に残っているはずだから。

    小説のこのあとは、正直ね、普通の光明子の物語。
    膳夫は、里中満智子版の長屋王のよう。
    とにかく魅力的な爽やかな男。
    対して、本作の長屋王は・・・ちょっと残念なお父さん。
    でも、私利私欲に走るわけではなく、皇族として臣下・藤原氏の台頭を
    案じ、心砕いた末のこと。

    長屋王事件のあとは、小説もあっけない。
    なんだかな、物足りないな・・・
    けれど、あの少年の日の冒険があるから、私には満足。

    あまりに心惹かれ、
    膳夫と姫の出会いとなった、平城京をちょこっと歩いてしまったほどw

  • 天皇家のなかで、最も有名なオシドリ夫婦だと認識していました。
    まあー大変なのは、想像できるけど、スケールがね?

  • 聖武天皇の皇后、光明子の物語。
    光明子といえば、中学か高校で習った日本史であまりいい印象がなかったような……というのを思い出しながら読んでいたが、作者の敬愛の念が溢れ、賢く粘り強く、それでいてしなやかな女性が描かれていた。
    悲田院と施薬院は歴史で習った。
    藤原不比等も最強の人。でもその息子の四人は病でバタバタといってあまり大したことのない印象。
    というのが歴史の教科書で太字ゴシックで左ページ中央より下辺りにあったような映像を目の前に見ながら読み進める。
    長屋王の変は国語の教科書かなにかで、とてもかわいそうな人のイメージだったけど、この小説では、それなりに生身の心をもって描かれている。
    持統天皇に連なる女帝の系譜は、「天上の虹」のイラストと共に再現。
    玄宗皇帝と則天武后は中国ドラマで観た華やかな映像で補完。
    そして、夫の聖武天皇。
    この人ばかりは歴史で学んだ通り、何て言うか、うん、綺羅星のごとき天皇陣の中にあって、等身大の人が救いを求めてもがき苦しんでいる様が本当に哀れで、だからこそ仏にすがっていこうと傾倒していく気持ちがよくわかった。

    十一面観音はこの世のすべての人が救われるまでこの世に残り、救済を続けるというくだりを読んで、聖武天皇や光明子ならずも、ああ必ず救われるんだ、となぜか異様に感激して安堵している自分がいた。
    信仰する神は裏切りようがない。
    自分がそのときの自分の気持ちに疑念を抱かない限り。
    聖武天皇が、大仏建立のことだけ考えることで不安を忘れようとし、ついには仏弟子と名乗るようになったのも、弱さを抱えた人としてはありうべき道だったのかもしれない。
    でもその大仏建立や紫香楽宮や難波宮への遷都のための都造成でどれだけ財政を圧迫したかと思うと……公共工事として人夫が雇われることでの経済効果はあったとしても、ーーそれを光明子が勧めたって言うのがあまり印象よくない原因だったのかはもう忘れてしまったけど、この物語では必要なこととして描かれる。
    後世の評価ではなく、当時を生きる彼らにとって必要な道行きだったのだと。

    そう、天皇家といえば神道が主だったはずなのに、仏教に天皇が傾倒していく異様さを、この物語でようやく理解しました。習ったときは、先生がどんなに熱弁振るってても違いもなにもよくわかっていなかった。
    でも、仏教に傾倒していっているのに、疫病が流行ったときの祭りは神道の神様というところがいかにも日本らしい。

    長屋王の息子膳夫(最後までかしわでとうまく読めなかった)の賢く頼りがいのある描き方、光明子と見えないところで心を交わしていく様子、ロミオとジュリエット張りに盛り上がってほしい!と不埒にも思ってしまいましたが、だからこそ悲劇の際の彼の身の処し方にはかっこいいと頷かされるものがありました。
    嫉妬する聖武天皇は、己の小ささを突きつけられて嫌だったろうな。

    そして、冒頭で道鏡として登場した僧とその僧に懸想する光明子の娘、孝謙天皇。もはや暗雲しか見えない。
    その先を描いてくれるのかと思いきや、それは呪に囚われて運命を揺さぶられ続けた光明子の人生を思い起こすための呼び水にすぎなかった。
    それぞれの章題が本文の中で意味を頷かせるものであったため、小説のタイトルの「緋の天空」が最後の最後に出てきたときには、正直なんで?ってなりました。
    光明子があっさりナレ死したあと、恵美押勝の乱にて、最後仰ぎ見た空の色。女帝の治める世界の空の色。朝焼けの緋色。
    朝焼けのあとって、雨って言うのに。
    ということはやはり、冒頭の暗雲立ち込める道鏡と孝謙天皇の話へと続くのか、と。
    ここまで読み上げてきて、最後スッキリじゃなかったー!!!

    これですよ、もう。
    これだけあたたかく、強く優しく練り上げられてきた結末が……歴史って残酷。

    その他もろもろは、解説がとてもよく私の思いに応えてくれたので、感想はこれまで。

    一気読みさせるだけの大河ロマンを感じました。
    男性作者らしい重厚な語り口だったと思います。
    これ、女性が書いてたら、たぶんもっと水の渦のような感情がうねって収集が大変だったかもしれない。
    ある意味、とても淡々としてたという手応えです。歴史と生き方に焦点を当てていたからかな。

    表紙のイラスト、読み始める前は実はなんのイラストかよくわからなかったんです。
    薄桃色の美しい色が広がっているなぁって。
    誰かいるなあ、くらいにしか輪郭が見えなかったのですが、読み終わってからもう一度見ると、手を合わせて祈る穏やかな女性の表情までが見えました。

    次は「天平の女帝 孝謙称徳」→「夢も定かに」の順で読もうっと。

  • 人は、己の欲のために争いを好むようだ。その事は誰にも押さえられないのかもしれない
    律と令の定めだけでは、人の心の憎しみや妬み、猜疑の心をなくすことはできない。仏法の慈悲の心を国の心としてこそ、人々は己の生涯を全うできるのだ
    誰しもが悪しきことをしようと思って、この世に生を受けるわけではない。良きことをなさんと思いつつ、運命に翻弄されて、互いに憎み合い、戦うことにもなるのだ

  • 奈良時代の光明皇后を主人公に、長屋王の変をメインに据えた時の政争とひとびとの生きざまを描く。

    葉室作品らしいまっすぐさを、殆どの人物が備えて描かれています。貫きたいものがそれぞれにあり、その為に手を汚すこともある……というような。
    その中で光明皇后がつねに光たらんと生きる姿は、まさに葉室作品の女性像という感じです。
    妖術使いがいたり、ややエンタメに寄っている印象を受けましたが、それは中世以降の時代物には出てくる殺陣のシーン等が描けない時代で、どう盛り上げるかのバランスだったのでしょうか。

    それぞれの人物像の解釈の違い等で、もしかしたら好みは分かれるかもと思われますが、この作品において個人的には元正天皇(氷高皇女)の描かれ方が好きです。

  • 時代小説を古代から明治までのカテゴリって無理あるなあ

    さて、光明皇后主人公です
    この人はなんぼ美しく描いても許される気がする
    葉室先生が古代小説書くと思ってなかったが、作品のテーマは少し深秘の力を持つ光明皇后(役には立たない)が、十一面観音菩薩の慈愛みちた性格で、生きて居た時の主だった事件に微妙にかかわる内容ですが、メインはやな奴に描かれた長屋王とその息子故の光明子と運命から逃れられない悲劇ですか・・・少し陳腐ですが読みやすかった!
    タイトルに関してネタバレすると、ラスト2ページに現れた仲麻呂が死ぬ寸前に観た緋色の朝焼けの空・・・納得いかない(笑)

  • 2019年1月11日購入。

  • 聖武天皇の皇后、光明子の話。長屋王の変を中心に大仏建立までの奈良時代を、藤原不比等の娘がどうやって生き抜いたか。ひとりの女性の成長譚。葉室麟のなかでは異質な話だったが面白かった。

  • 以前読んだ「天平の女帝 孝謙称徳」に登場した女帝の母、光明子が主人公。
    東大寺大仏の建立者聖武天皇の皇后として、民に慈悲の心をもって接した人という程度の知識しかなかったのが、玉岡かおるさんの上記小説で、かの時代に深く入り込んでみて、初めて知ることがたくさんあったので、本屋でこの本を見つけて即購入。
    葉室麟さんも何冊か読んでいたので迷いなく読み始めたところ、登場する人物名と続き柄が全くつかめず、混乱してなかなか読み進めなかった。
    ネットで、天皇系図を何種類か検索、プリントアウトして人物名を確認しながらの読書になった。が、ある程度分かってくると、後半は感情移入しながら無事読了。
    偉大な両親の後ろ盾を得てのびのび成長しつつも、自分のなすべきことを心に定めてからは、全くぶれずに、困難な場面もまっすぐ前を向いて突き進む強さに、心から感動した。
    この強さの何分の一かでも自分にあれば、今の生活が何か変わるのではないかと、少しの勇気ももらえた。

  • 光明子が「善人」すぎて引いてしまった。
    完全に頭は満智子先生の女帝シリーズや、杉本先生・永井先生の作品の「藤原氏」のイメージに支配されている・・・・・・

  • 女性を主人公にした歴史物って、力強くも繊細で勇気づけてくれる。大河の篤姫しかり、綾瀬はるか演じる八重しかり。
    ・・・とそんな気持ちで読み始めたら、、早速の挫折。
    あの、奈良時代の人間関係の複雑さ。血筋だけでも混乱するのに名前が難しい。登場人物の関係性がちんぷんかんぷんになり、話の展開がよくわからない。

    そんなんで、とうとう、読みながら家系図を作成。
    ・・・それが功を奏したのか、その後展開もわかりやすく、話が読める!(このやる気が学生時代にあれば・・・)
    藤原家と蘇我家の対立から、国を安定させたいと願う光明子の父、藤原不比等の政。
    光明子が生きた60年の間に天皇が4人も存在し、うち二人は夫と娘。そして、この時代の女帝の多さにびっくり。
    光明子は天皇ではなく皇后、、、その生涯が、まさに大河を見ているようでドラマチックだった。

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著者プロフィール

1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。著書は他に『実朝の首』『橘花抄』『川あかり』『散り椿』『さわらびの譜』『風花帖』『峠しぐれ』『春雷』『蒼天見ゆ』『天翔ける』『青嵐の坂』など。2017年12月、惜しまれつつ逝去。

「2023年 『神剣 人斬り彦斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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