ZOO〈2〉 (集英社文庫)

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著者 : 乙一
  • 集英社 (2006年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460384

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ZOO〈2〉 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • ZOO1に比べると少し印象が弱いかな。
    だけど不思議と物語にぐいぐい引き込まれて読むことができました。

    本書の背表紙に「ジャンル分け不能」「天才・乙一」なんて書いてありますが、まさにそんな雰囲気を感じさせる作家さんだなーと思いました。
    なんていうか、できる男!スマートに仕事をこなす営業マン!みたいな(笑)
    要するに凡人とは違う光るものがありますよね~。

    「落ちる飛行機の中で」が特に印象深かったです。
    心理的な駆け引き、恐怖の中でのずれた会話、真面目なのか笑わせたいのか…でもってラストはなんか切なくない?みたいな。

    とても魅力的な作家さんだと思います。

    血液を探せ!/冷たい森の白い家/Closet/神の言葉/落ちる飛行機の中で/むかし夕日の公園で

  • 1に続いて一気読みしちゃいました!6話とも粒ぞろいです。

    「血液を探せ!」
    資産家の男は、ある朝目覚めると血まみれになっていることに気づく。
    過去の事故の後遺症で、痛みの感覚を失っているものの、包丁で刺された傷からは血が流れ続ける…。

    コメディタッチの血液探し。
    読んだ感想は、「ええええええ、ブラック!すっごいブラックー!!!」
    これがブラックコメディというやつか。

    「冷たい森の白い家」
    あらすじ書くのも怖い、乙一さん、悪趣味だよ!!!|||(-_-;)||||||

    「Closet」
    これは一番ミステリー調。淡々としていて怖くはない。

    「神の言葉」
    自分の言った言葉がそのまま実現する。
    そんな声の能力を持つ少年は、罪の意識を抱きつつも、その能力を使ってあることをしてしまう…

    これはホラーですね。とても乙一さんテイスト(黒)に満ちていました。
    ZOO2の中では最も恐怖。
    抽斗から漏れ出る匂い。机にはつけた覚えのない傷がどんどん増えて。。
    最後に解き明かされる真実に、彼のいる世界を想像すると、その悍ましさたるや…。想像は強制終了。

    「落ちる飛行機の中で」
    飛行機がハイジャックされた。犯人はT大受験に落ち続けた地味な男。隣り合わせた乗客の二人は、安楽死の薬を巡って商談を始める。

    これまたブラックな!
    死と隣り合わせにした乗客のずれた会話がユーモラスすぎました。

    「むかし夕日の公園で」
    短いのにすごいぞくっとする!髪の毛無理!

    これだけ色んなテイストのものを書けちゃう乙一さんに心からの敬意を表しつつ、でも…私やっぱりもっとほわっとしたものが好き!と思ってしまったので、星は少な目でごめんなさい!

  • 本当にバラエティにとんだ短編集でお得。
    一人の作家の短編集でよくまぁ色んなテイストが味わえる物だと感心しきり。
    実録怪談風な「むかし夕日の公園で」が魅力的。

  • 「落ちる飛行機の中で」がおもしろかったなぁ
    登場人物のキャラがリアルじゃないんだけど、心の傷はみなありそうなことだけにたのしめたかな〜

  • ZOO1と2では印象が全く違ったというか…。結構吹き出した。

    「血液を探せ!」と「落ちる飛行機の中で」はタイトル的に黒いので、期待していたらいい意味で裏切られました。

    「冷たい森の白い家」が特に好きです。

  • 極限状況を描きながらも、乙一氏の小説にはどこかとぼけた可笑しみがあり、そこがなによりも魅力的。その意味では、さまざまなタイプの作品が並んだ中でも、演劇的なメリハリの効いた「落ちる飛行機の中で」が印象的。極限状況における乾いた笑い、そして最後にはやはり切ない気分にさせるところは安定の乙一クオリティー、なのか?!

  • 短編集。落ちる飛行機の中でが面白かったかなあ

  • 森の中で死体の白い家をつくる話が静かで好きです。

  • 一作目大好きだ、最後の短編もすごく好き。
    全体的にこの短編集はすぐ人が死ぬね、若いうちに読み過ぎるとよろしくないだろうな笑

  • ほんまにヘンテコでグロい話しばかりやな(笑)

    無名作家から、笑い飛ばされてボツにされるかも(笑)

    しかし、さすが乙一。おもろかった(^-^)/

  • 面白かった! 特に「落ちる飛行機の中で」は、ユーモラスな中にも不可解な不気味さが同居しており、個人的には乙一氏のいいとこ取りな1編でした。 ZOO 1より、好きです。

  • zoo1から続けて読了。
    こちらは少しコミカルな話が多かったかな?
    個人的には1の方が好みです。

  • 自分の感想より先に、なんでこんな強い言葉で薦められているのだろう。という思いが先立つ。驚天動地!とか、いまいちなものがない!とか、なんかそれ以外の感想が言いづらいんだけど。closetとかは正直イマイチだったと思う。
    コンパクトにすっきり、キレイに驚かす。というのが徹底されているのはすごいなぁと思う。さらっと読書してふふっと笑ったりぞぞっと慄きたい人にすごくおすすめ。
    たぶんあれだな。もっと壮大な物語を読みたい気分なのに読んでしまったのが良くないのだな。

  • 血液を探せ!
    冷たい森の白い家
    closet
    神の言葉
    落ちる飛行機の中で
    むかし夕日の公園で

  • みんなズレてて少々笑えてしまった第一話。

  • 文庫版ZOOの2冊目。
    これもホラーやミステリーの短編集だけど、ZOO1よりはコミカルな印象。

    上下巻すべて読み終わったあとには本当に「なんなんだこれは」と思わされる。

  • 1に引き続き、夢中で読み進めさせる。
    1よりはコメディ要素が多くてくすって笑らわされたり、なるほど...!とオチに感心したり、バラエティに富んだ感じ。

  • 「ZOO(2)」
    6つの短編集。どれも洒落にならない状況だったりグロかったりするのに、極めて乾いた文体によってさも日常かのように麻痺してくる。相変わらず登場人物の誰も「生きて」いない。その、人形劇を見ているような、生命の感じられないところこそが乙一の魅力だと思う。(カズハ)

    ・血液を探せ!
    ブラックコメディ?会話がコントのようで、ノリが軽いので面白く読んだ。

    ・冷たい森の白い家
    血液を探せとの温度差が激しい、黒い童話風。家の材料は人間の……。映像化したらかなりグロいはずなのだけれど、とても冷たく美しい真冬のよう。

    ・神の言葉
    「謎の机の傷」が効いている。山場でちらっと登場するだけながら、主人公の悔恨のトリガーとなる女性の存在も効いている。後半の地獄絵図のような展開に「うおぅ」となった。求め焦がれた場所。そこには絶望しかなかった。予備の電池がなくなったそのときが主人公にとって世界が本当に終るときなんだなあ。

    ・落ちる飛行機の中で
    内容は結構重い(というか切ない?)のだけど主要な三人それぞれがあさっての方向の発言をしていて可笑しい。

    ・むかし夕陽の公園で
    髪の毛イヤアアアア
    悲鳴などの描写がないところや、ラストでまだ幼い主人公が取る行動がうすら寒い。
    「いや」でなく「だめ」。

  • かるーく短時間で楽しめる1冊。『落ちる飛行機の中で』が好み。クスッと笑ってしまうような滑稽さの中に哀愁が漂う。憎しみや絶望を乗り越えるのは容易ではない。ただ自分を照らしてくれる光が全くないかといえば、そういうわけでもない。

  • 血液を探せ!
    展開は何となく読める。目の前で死ぬのを切望する所とかはちょっと滑稽。

    冷たい森の白い家
    設定がやばい。狂いすぎ。狂気の沙汰や。

    Closet
    なんかよく分からん

    神の言葉
    言葉に力が宿る、闇を持った男の子の話。
    面白かったけど、最後がなんだかなぁ。

    落ちる飛行機の中で
    深刻な状況で間の抜けたトークが面白い。

  • ■書名

    書名:ZOO〈2〉
    著者:乙一

    ■概要

    天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、
    何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、
    ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる
    飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だ
    けのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻の
    ショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。
    (From amazon)

    ■感想

    この作者の作品、初めて読んだけど、文体がスッキリしていて好き
    です。

    読んでいくうちに犯人は分かるのだけれど、どういうシュチュエーション
    で犯人が暴かれるのか?という点の見せ方が上手いと感じます。


    日常の中の非日常が淡々と描かれていきます。
    短編なので、人間ドラマというよりはストーリーに重きが置かれて
    います。

    森の話の最後は秀逸でした。
    思わず読み返しました。
    なんか、残酷と快感が入り混じってすごいな~という複雑な感情
    になりました。
    起承転結が見事な短編だと思います。

    「落ちる飛行機の中で」も面白いですね。
    説明不能な力を「運」として押し切って、不条理な部分はあまり
    触れずに、核心部分を3人の会話で綴っていきます。
    会話が秀逸です。
    数が少なく選び抜かれた言葉だな~と感じます。

    この方の作品は会話劇というよりは、シュチュエーションを説明
    する文体に特徴がありますね。
    さっぱりしているので、純文学ではなく、エンターテイメント小説
    という感じです。

    こういう短編集好きです。
    この人の作品、もっと読んでみたいです。

  • グラフィックデザイン演習Ⅱ(HAL_先生クラス)課題
    ブックカバーを学生がデザインしています!

    【分類】913.6/O87
    文学のコーナーに並んでいます。

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天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。

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