ジゴロ (集英社文庫)

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著者 : 中山可穂
  • 集英社 (2006年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460414

ジゴロ (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 新宿二丁目でギターをつま弾き歌う、ジゴロのレズビアン・カイを中心とする物語。年上好きな彼女が惚れられてせがまれて一度だけ女子高生を抱く話が好き。こんな一夜は忘れられないだろう。

  • P272
    うーむ?

  • 【本の内容】
    新宿二丁目でギターを奏でるストリート・ミュージシャンのカイ。

    彼女の美しく切ない歌声に魅せられて、多くの女たちが立ち止まる。

    そうした女たちの中から、カイは夜な夜な新しい恋人を求め続ける。

    まるでジゴロのように―。

    人妻との禁断の逢瀬、年若い少女への恋の手ほどき、命をかけた悦び…。

    カイをめぐる、女を愛する女たちの激しく狂おしい官能と恋を鮮烈に描く連作短編集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    女性同士の恋と官能の物語。

    主人公はそれこそ「ジゴロ」のように様々な女性と関係を持つが、彼女の行動は一見男性のようでありながら、それでいてひどく女性的だ。

    特に、恋を知り始めたばかりの高校生の少女との関係。

    主人公は年上のお姉さんらしく恋を教えてあげながらも、少女が求めるセックスを与える。

    全篇が女同士でしかありえない愛のかたちを描いていて、男女の恋にはない独特の味わいを持っている。

    主人公は特定の恋人を持ちながらも、他の女と寝ずにはいられない。

    そこに漂うセンチメンタルな雰囲気がとてもいい。

    恋愛のかたちが捩れていても、そこに悪意も独占欲もなく、どうしようもない寂寥感がある。

    この感覚はこの小説でしか味わえないのではないだろうか。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 女たらしのはなしですが、ちょっと変わっていまして、レズビアンの話です。レズの恋愛モノって初めて読んだよ。

    場所は新宿2丁目。ストリートミュージシャンのジゴロとそれを取り巻く女たちのお話です。

    全体的にキレイな感じで描かれていますね。あまり汚いものや言葉は出てこない感じです。

    女性同士の恋愛がどのようなものかわからないのですが、少なくともここに書いてあるようにスッキリはしていないんじゃないのかなと思いました。

    これと同じでホモの恋愛小説っていうのもあるはずですよね。好んで借りようとは思いませんが、少し興味あるな。

  • 「猫背の王子」「天使の骨」「サクラダ・ファミリア」と読んできたので、この本の溌剌とした雰囲気にちょっとびっくりしました。哀愁、さびしさのただよう中に確かに明るさがあって、出てくる人がかわいくて、あとがきにあるみたいに肩の力を抜いて読めそうな気がします。
    「ダブツ」がすごく好きです。こんなにかわいい話を書くんだ!ってにまにましながら読みました。高校生かわいいです……
    恋路すすむも好き。

  • これも「さらっと読める中山可穂」。カイという名の「ジゴロ」のレズビアンを中心にした短編集。ラタトゥイユが食べたくなる。

  • 「肩の力を抜いて楽しみながら書いた」という作者の言葉どおり、いつもの中山作品の重苦しさはあまりなく、さらっと読めた。カイの彼女、メグの明るさに救われている。

  • 5年ぶりくらいの再読。
    以前これを読んだときはまだ大学生で、私の中に高校生のときに読んだ「猫背の王子」の衝撃が残っていた。「猫背の王子」といえば、何かどうしようもない忘れたくても忘れられない傷を、残されたように感じていた。
    その状態を引きずったままこの小説を読んだので、よく言えば叙情的、悪く言えば感情的な作品としての捉え方しかしていなかったように思う。

    さて、マラケシュ心中や花伽藍、ケッヘル等を読んでいる内に、気付けばもう数年で30歳。
    サイゴンタンゴカフェを読みながら、中山可穂さんの作品は本当に深みを増したと思っていたけれども、今回「ジゴロ」を再読して、もしかしたら私自身の読解能力の方も多少は進化したのかもしれないと思った。
    さらさらとテンポよく読めて、後味もおおむね気持ちが良い。
    個人的に好きだったのは、表題作でもある「ジゴロ」のラスト。
    こういう終わり方ばかりだと疲れるけれど、短編集の中ではいいスパイスになっていると思う。

  • 再読了。

  • 女たらしの女のはなし 中山可穂にプラトニックラブという言葉はありえないまったく
    愛してる人がいるのに セックスできないから かわりの人を求めることは だめかな?みんなどうおもう?
    ぼくは悪くないとおもう 悲しいけど へんに抑えこむより よっぽど人間らしいよ

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