おいしいコーヒーのいれ方 (8) 優しい秘密 (集英社文庫)

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著者 : 村山由佳
制作 : 志田 光郷 
  • 集英社 (2006年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460476

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おいしいコーヒーのいれ方 (8) 優しい秘密 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 文体はやわらかく、暖かいが、心がギシギシと不協和音を立てるようなストーリーが続く。誰も責めようがなく、また、他人がどうこうしようもないことだが、星野ちゃんの壊れ方が痛々しすぎる。そして、本巻の骨格たる嘘・秘密。一つの嘘が次の嘘を産み、それは雪だるま式に増殖していって、最後には身動きが取れなくなる。それは人を思うための嘘・秘密なのだが、それでも、やはり嘘は人を傷つけてしまうのだろうか。

  • 当初、勝利は年齢の割に冷めていて落ち着きもあり大人びた青年として描かれ始めたはずだったが、物語で浮かび上がるのは嫉妬深くて短気、言い訳がましく自己中心的、虚栄心が強く実際以上の自分を装う姿が大部分、そんな主人公にどうしても魅力を感じることができない。8巻まできた割に、成長がほとんどないままのストーリー展開にストレスが溜まる。早く大人になりたいと口癖のように言うなら、少しずつでも成長させてほしい。

  • この前の巻のショーリがあまりにも情けなくて、今後このシリーズどうしようかと思った程でしたが、成長の後が見えて何より。
    星野りつ子さんは、相変わらず拗れてます。
    この件、5分、ショーリが彼女の願いを聞き入れたんだからもう終るよね?
    これ以上は引っ張ると、収集つかなくなりそう。
    でも、星野さんの、かれんに対する評価は、女性なら同じように感じるところがある人、多いんじゃないかな?
    私も、社会人であの天然っぷりは、ちょっと……と時々思うことはある。

  • 優しい秘密って言葉がとても柔らかい.
    秘密の罪悪感を救ってくれているんだろうなと思う.

  • 今回は、あまり長々しく感じませんでした。
    マスターのところを去ったり、星野りつこが出てきて、かれんとのことバレそうになったり、丈の悩みあり…。
    とても内容が充実していたような気がします。
    今回も、星野の存在が大きく、彼女がやったことに対して驚きました。いくら好きな人が自分に秘密で、一人暮らししてると聞かされても、かれんのことバラそうとしたり、ストーカーしたり、無言電話かけたり…。いくら何でもやりすぎだと思います。
    でもこういう激しい感情が、恋愛なのかなぁと思ってみたり…。ここまでされると少し引きますが…
    勝利が優しくて、りつこは良かっただろうなと思います。普通、こんなことされたら、一緒になんていられないです。
    これからは、いよいよ勝利が今まで沢山ついてきた嘘をどう告白していくか、ですね!かれんも言っていましたが、優しい秘密と後ろ暗い秘密…。ある人、またある人を守るためにつくいい嘘。ある人、またある人を守るためについたはずの悪い嘘。それがこれからどう暴かれていくのか気になります!
    今回は色々と考えさせられた巻でした。

  • 星野りつ子怖い……これからも同じこと繰り返しそうな気がしてきました。いい加減にした方がいいと思います。彼女が出てくると不愉快以外のなんでもない。今まで欲しいと思ったものは全部手に入ってきたんでしょうか。だからずっとくずってるのかも。ワガママも大概にしろよと言いたい気分です。
    悪い子じゃないのかもしれないけど、生理的に受け入れられないキャラです。

  • 嘘は嘘でもよい嘘もある。

    心がつながっているならば、相手を思うためなら嘘をついてもいいのかも!

  • 【おいしいコーヒーのいれ方_1-8】「寂しい気持ちって、痛いんだよ。とくに、心臓の背中の側が。ほんとに、ちぎれるみたいに痛くてたまんないの。」何でなの?何でダメなの?どうして?!・・・と思っていても、相手を困らせるだけだと分かっているから言えない人が多い。りつ子の感情は激しいけど、言わなきゃ自分の中で消化できないこともたくさんあると思うので、今までは面倒くさいなと思っていたけど、見守りたいという気持ちになった。ただ、勝利が優しい人でよかったね、と思う。

  • 正直りつ子がうざくて読みながらイライラしたんだけど、あの言葉を読んだあとはすごく好きに?というか共感してしまった。
    やることはオーバーかもしれないけど、思うことは同じで自分ではどうしようもないんだよね。
    不覚にも涙しました。

  •  ついにシリーズ8冊目まで読み進めました。一つの物語に、こんなに寄り添ったのは初めてだと思います。

     結ばれそうで結ばれない(?)勝利とかれんの関係だけでは少々煮詰まってきたのか、周囲の描写が妙に多いと感じるのは私だけでしょうか。男性読者の中には、かれんよりも星野さんに心動かされている人が多いかも。

     風見鶏のバイトを辞めてしまった(くびになった?)のはびっくりしましたが、これをきっかけに、勝利にはますます成長して欲しいと思うマスターならぬじょんたまでありました。

  • こういうおんなだいっきらい

  • おいコーシリーズ、第8段

    かれんの転機はもうすぐ近く

    ショーリは少しでも近づこうとがんばる

    その反面、小さな嘘を重ねて、気づけば大きな嘘へ

    よくあることそれが相手を守ることでも嘘はうそ

    嘘が悪いとか判断するんじゃなくて、素直に難しいものだと思う

    また、あとがきでエンデュランスのことに触れている部分があって、このときから構想していたんだなぁってしみじみ

    物書きの凄さを実感

  • ここまで星野をボロボロにしてそれでも勝利を追いかけさせるとは…作者、先の展開はあんまり考えてませんね(^_^;)
    それにしてもここまで嘘で塗り固めた勝利クン、このあとどうやって収拾つけるんでしょ?想像もつきません。
    そしてカレン、誰かのために収入を減らすことはやってはいけない。しかも祖母は結局亡くなる。その後で、まだカレンには長い人生が残っている。そりゃ後悔はしないだろうが、逆に失った物の大きさを知らないだけだ。作者が、安定した生活を捨てて、夢を追いかけて成功したからこんなストーリーが描けるのかもしれませんね。あとがきは普通のエッセイになってました。

  • 優しい秘密。
    勝利とかれんの秘密が叔母さんに明らかになります。それだけでなく、京子ちゃんや星野の秘密が…
    それにしても、星野は面白いね。本当怖い(・・;)
    気がついたけど、小説自体は面白いけど、村山由佳の頭の中お花畑な感じがどうも気に食わないんで、あとがき読むのやめます。

  • 安定のおいしいコーヒー。
    高校の頃は嬉々として読んでいたけれど。
    今読むとホントもどかしいよ、勝利!
    こんな男の子いるの?
    大学生でしょ?
    ピュアすぎる。

    誰かのことを思いやって。
    でもそしたら誰かのことが思いやれなくて。
    みんな大切にしたいのに。
    自分だけが犠牲になればいいわけじゃない。

    むつかしい。
    むつかしいよ恋愛!
    結婚なんてできやしないっ!!

  • 花村のおばさんに、「かれんと付き合ってるって本当?」と聞かれて、息も止まりそうになった。
    りつ子のあきらめられない苦しい思いが、花村のおばさんにそう思わせるような言葉を言ったのだ。
    話さないでおいてくれると思っていたのに。

    丈は、京子から、憧れの先輩とキスなどをしてしまったことを聞き、「それでも自分を好きか」と試されているようで嫌だと言う。
    勝利は、りつ子が家まで来て、胸を貸してあげたことをかれんに言えずにいる。

    秘密を、話すことが優しさなのか。話さないことが優しさなのか。
    話すことには、どこかで「許してもらえるだろう」という期待もあるのだろう。
    聞いた側の度量で対応が決まるというのも、たしかにずるい気がする。

    同じ作者の「海を抱く」で、同じことをした者でないと赦すことはできないといった内容があったように思うけど、
    同じ高さにいないと、本当の意味でわかりあうことはできないのだと思う。
    そうでない限り、片方が我慢して受け入れることになる。

    そうであるならば、話さずに、苦しさを抱え続けるというのが正当な罰なのかもしれない、とも考えた。
    話さないでいられることの苦しさを思うと、また悩ましいところで、正解などないのだろうけど。

  • 村山由佳さん18作品目。

    会社の後輩に天使の卵を薦められたのは、
    もう10年以上前。
    いまだに村山由佳を読んでいて、
    しかも『おいしいコーヒーの入れ方』を
    読み続けていると聞いたら、
    きっと彼女は驚愕するだろう。

  • 複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。

  • 勝利とかれんの物語。

  • 花村の叔母さんに呼び出され、ご飯をご馳走になる事になった。
    その日を狙って丈は京子ちゃんと勝利の部屋へお泊まり。
    かれんに買い物に行かせたそのすきに、叔母さんは『かれんと付き合っているのか?』と聞かれる。
    勝利は、星野りつ子に付きまとわれて困っていて、仕方なくかれんと付き合っていると言ってしまった。

    秘密がばれたのは星野りつ子からだった。怒る勝利。
    それを後悔してか、星野りつ子が独り暮らしのアパートの前でうずくまっていた。
    勝利をスト―キングして一人暮らしがばれたのだった。
    とことん勝利に嫌われないと、勝利を諦めきれないりつ子は、これでもかこれでもかと勝利に嫌われる事を言う。最後には、やけになってバイトの人と一夜を共にしてしまった事も。
    それを我慢して聞いている勝利もどうかと思うけれど、やっぱり優しくしてして、まだ勝利はかれんと最後まで行っていない事を告げる。
    これからはこのアパートには一人で来るなと釘を差し、返す。

    かれんからの電話が何回かあり、鴨川の介護福祉士に合格する。

    丈も丈で京子ちゃんとの仲に悩む。
    お泊まりは初めてでも、彼女の好きな先輩と最後までは行かなかったがそういう仲になったと告白されてしまっていたのだった。


    この回、なんだか星野りつ子の狂おしい勝利への思いをつづっただけのような感じがした。
    それにしてもりつ子の子供っぽい堂々巡りの、揚げ足取りの言い合いしつこかった~~~~~~~。
    私もこうならないように気を付けよう。




    -------------------------
    「かれんと付き合っているって本当?」花村のおばさんからきかれ、とっさに否定してしまった勝利。誰も傷つけたくなくて、ふたりの関係を守りたくて、ずっと秘密にしてきた。それが間違いだったのか。
    勝利へ想いを寄せる星野りつ子の存在も、かれんには言えなくて。後ろめたいから言えない。言えないからますます後ろめたい。秘密は増殖する。悩み多きシリーズ8弾。

  • おいコーの8冊目。

    人の為に嘘をつく。でも、それは結局自分の為についてる嘘。

    嘘はつきたくない。でも誰も傷つけたくない。それが真実。

    嘘はつきたくないと思いながら、ついてしまう。それが嘘。

    そんなこんなを考える本でした。

  • 構成がどうとか、表現がどうとか、そういうことを気にせず、漫画を読むようにさらりと読める一冊。あっという間に読了です。
    ただ、シリーズ物だと知らずにいきなり8巻から読んだことになるので、前後が気になる。

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