- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087461350
作品紹介・あらすじ
21世紀を前にして、人生最大の危機に陥ったももこさん。「ママは本当はさくらももこなんじゃないの?」と息子が疑いを抱き始めたのだ…。「深まる息子の疑惑」はじめ、父ヒロシを連れての社員旅行など、抱腹エピソードが満載。「おめでとう新福さん」で前代未聞のパーティーの主役となった、元担当編集者からの渾身の質問をお楽しみ巻末付録に。人気爆笑エッセイがますますパワーアップして登場。
感想・レビュー・書評
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大人になっても日常特に仕事をここまで細かに面白く描けるのはすごいなぁと感じる。
日常に対する感受性が高いのだろうか。色々と初めてが多く印象に残りやすい子ども時代とは違い、大人になると何とは無しに日々が過ぎていってしまう。
そんな中自分の日常を新鮮に生きているさくらももこはすごいなと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思わず笑ってしまう箇所が沢山。
「おめでとう新福さん」パーティーの話が一番面白かった。こんな愉快なことを全身全霊で取り組むさくらさん、さすが。さくらプロダクションに勤めてたらとても楽しいだろうなと思った。 -
さくらももこさんのエッセイを最近再び読んでいる。まだ読んでいなかったエッセイがたくさんあり嬉しい。漫画も描けて、エッセイも面白いなんて才能豊かな人だなと改めて思う。1日の終わりにリラックスした気持ちで読むのにとても適した本。家族との日常のやりとり、仕事仲間との旅行にパーティー、色々なちょっとしたエピソードを読んでいて、温かい気持ちになる。まだ保育園に通う小さい息子さんにさくらももこさんとバレないよう色々な嘘をついているのがまた微笑ましかった。
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この作品だけでなく、さくらさんはしばしば健康に関する話題を載せる。
本作品でも自分が自他共に認める健康法オタクだと公言している。
そしてやはりこの作品だけでなくそういったテーマのエッセイを読むたびに若くして亡くなってしまった著者の命の儚さを思う。 -
のほほんとした日常が詰まった一冊。巻末付録として「新福さんからの質問集」がついている。
いままで、さくらももこのエッセイを読んだことがあって、好感を持った人にはお勧めしたい本。
離婚後の初のエッセイだからか、なんとなく、小さな幸せをいちいち噛み締めているようにも感じる。文面からも内容からも、これからますます元気に幸せになっていくんだろうなぁと感じ取れるもので、読んでいてほっこりした。
それはさておき、なんということもない話でも、さくらももこの筆にかかれば、そこはかとなく面白い話に仕上がるから不思議だ。相変わらずの独特な言い回しとするどい表現力には感服するばかり。本作では、特に食べ物に関する表現が光っていたように思う。 -
ほっこり、ゆったり。でも笑には貪欲で全力でくだらないことを楽しむ。いいな、憧れるな、まるちゃんの生き方。まるちゃんはこんなに周囲の人も幸せにして、そして多くの読者も笑顔にして素敵だな。
漫画の中で、納豆なんて足の裏の匂いするからムリーとか言ってたのに、健康に貪欲になると食べれちゃう。工夫一つで人生なんだって変わる。
またさくらももこのエッセイ読みたい。
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社員旅行(ハワイ)の機内用に購入した、さくらももこエッセイ。
気楽に読めて、ワクワク・ぷっと笑えるゆるさが大好き。
母親が昔さくらももこのエッセイを読んでた影響で、私も何冊かは制覇済み。今回購入したものも、遠い昔に読んだことあるものもあった気がするけど、何回読んでも笑えるのがさくらももこのいいところだと思う。
タイトル候補だった、「新福さん、おめでとう」が好き。
息子さんの成長が、楽しみだ。 -
のほほん絵日記と通じていて楽しく読めた。
【こんな所でボンヤリしている場合じゃない。早くしないとモチが全部売り切れてしまう。私は焦った。モチ売り場の人はあんなにモチが売れているのにまだ「おいしいモチだよー」と叫んで客を呼び込んでいる。頼むからもうそれ以上モチがうまいと叫ばないでほしい。黙っててもそのモチは売れるから、私が行くまで叫ばずに待っててくれ。】
エッセイ本のこういう感じのセンスに溢れた表現が大好きで、最近は専らエッセイばかり読んでいる。
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さすがに面白い。
三部作ほどのインパクトはないけれど安定感がある。
離婚したこともしっかり自虐ネタとして入れてくるのが良い(´º∀º`)
さくら先生の最大の良さは親しみやすさやな、いくらお金も持ってても何故か庶民ぽい。笑 -
初めてさくらももこのエッセイを読んだ。
こちらも朝井リョウさんのエッセイがきっかけで購入した。
シンプルに面白い。
こんなふうに世界を冷静に文章にできたら
毎日がおもしろいだろうなぁ。
あと、周りの人たちのノリが良すぎてすごいうらやましかった…!
仕事を通じて出会った人と長く続かないわたしからしたら、すごく羨ましい。
ちびまるこちゃんは好きじゃないんだけど、作者はすごい好きだなァ…と思えた本でした。
まさかの、2018年に亡くなっているのですね…
ご冥福をお祈りします。