- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087461411
感想・レビュー・書評
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以下のテーマについてどの程度知っていて、どの程度話せるでしょうか。
湾岸戦争
スターリン
朝鮮戦争
キューバ危機
文化大革命
毛沢東
ベトナム戦争
ベルリンの壁崩壊
ポルポト
言葉は聞いたことがあるけれどどうことかはいまいち・・・と言う方におすすめです。
当時の社会、世界情勢と為政者の思想、行動が分かりやすく解説されています。
「そうだったのか。」「知らなかった。」と感じることがたくさんありました。
冷戦時、共産圏のことは「鉄のカーテン」「竹のカーテン」と呼ばれ、どのようなことが行われているか、西側諸国にはほとんど知られていませんでした。
それがソ連崩壊と共に明らかになり、世界は驚愕しました。
今なお多くの国に影響を与えているソ連の共産主義。
民主主義を盾にした数々のアメリカの介入。
現代につながる世界史について知っておくべきことばかりです。
また、内容が章ごとに区切られているのでそれも読みやすいです。
冷戦から現代につながる世界史を一通り知りたい方にはおすすめです。
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2023.12.15 社内読書部で紹介を受ける。1945年以降の冷戦。ポスト冷戦。
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「現代史のさまざまな出来事や事件を解説してくれる本。現代史が理解できると、毎日の世界での出来事や事件などの背景がわかる。ニュースや深部tんを読むことも楽しくなる。人間は自分の経験からしか価値判断を下すことが出来ない。個人個人の経験が狭く限定されたものであるとするなら、なおさら、ぼくたちは他人の経験から多くを学ぼうとする謙虚な姿勢を持つ必要がある。そして、他人の経験を深いところで学び取るための最良の手段の一つは読書であると思う。」
(『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より)
第二次世界大戦後の現代史を、なるべくやさしく解説。
目次
冷戦が終わって起きた「湾岸戦争」
冷戦が始まった
ドイツが東西に分割された
ソ連国内で信じられないことが―スターリン批判
中国と台湾はなぜ対立する?
同じ民族が殺し合った―朝鮮戦争
イスラエルが生まれ、戦争が始まった
世界は核戦争の縁に立った―キューバ危機
「文化大革命」という壮大な権力闘争
アジアの泥沼―「ベトナム戦争」
ポル・ポトという悪夢
「ソ連」という国がなくなった
「電波」が国境を越えた!「ベルリンの壁」崩壊
天安門広場が血に染まった
お金が「商品」になった
石油が「武器」になった
「ひとつのヨーロッパ」への夢
冷戦が終って始まった戦争 旧ユーゴ紛争 -
たった数十年前の出来事とは思えないものばかり。スターリン、ポルポト、毛沢東についてもっと詳しく知りたくなった。
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第二次世界大戦以降、各地での米ソ冷戦の代理戦争に始まり、冷静終結後はその均衡が崩れ、過去の植民地政策や宗教対立などの怨恨が再度戦争の火種になったという大まかな流れが理解できた。結局侵略は必ず憎しみの連鎖を生み出してしまうことがわかる。また池上さんだけに戦争へのメディアの影響にも触れている。例えばベトナムでの反戦運動やソ連崩壊を加速させた良い面もある一方、湾岸戦争では情報統制により、誤爆による民間人犠牲や環境破壊など都合の悪い真実を隠した。やはり反戦や自由を勝ち取るのはいつも世界中の人々の声だと思う。
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池上彰著『そうだったのか!現代史(集英社文庫)』(集英社)
2007.3発行
2020.12.30読了
2007年発行だが、今でも古びていない。私にとって、現代史を知る上で欠かせない一冊である。
「なぜ中国と台湾は仲が悪いのか」というように、「どうして◯◯なんだろう」という疑問に応える形で編集されているので、分かりやすい。ジャーナリストらしく、歴史の瞬間を捉えたテレビニュースを切り口に文を進めているので、最後まで飽くことなく読める。
URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000008490709 -
大復習。本当に平易に分かりやすい説明。池上さん、いつもながら流石。思い出した事も、そして初めて知った事も。歴史に学ぶ事の大切さ。自分が生きていた時代が既に歴史である事も認識。学ばねば。
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歴史に興味も持つきっかけになった本です。
そうだったのかシリーズは、他にもたくさんあるので、ぜひ読んでもらいたいです。 -
現代史、難しいですね。
そういや私もあまり学校で習った記憶がありません。
特に中東史!
何度説明されても、なかなか理解できません。
こうやって池上さんの解説を何度も読んで、自分なりに解釈していこうと思います。 -
世界の紛争を総覧的に知るのに適した一冊。
分かりやすいです。