1ポンドの悲しみ (集英社文庫)

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著者 : 石田衣良
  • 集英社 (2007年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461565

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1ポンドの悲しみ (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • アラサー恋愛短編集。劇的ではない、ほんのりハッピーなお話が多いので爽やかに読めます。寝る前に一編ずつ読むのにも良さそう。
    『ふたりの名前』なんにでも所有権を明記する同棲カップルが猫を飼うはなし。
    『誰かのウェディング』退屈な結婚式で出逢ったプランナーの恋。
    『十一月のつぼみ』花屋で交わされる視線、乾いた日常に潤いを与える存在、捨てることのできない現実の価値。良くも悪くも転びきらない切なさがリアル。
    『声を探しに』ポップな印象だけど、琴線に触れる言葉もあった。かわいいカップル。
    『昔のボーイフレンド』元サヤに戻る話。
    『スローガール』ほんとうの嘘でも、似たのがあったな、文脈を読めない美人のはなし。今回は会話がスローな純真美女とプレイボーイとのハートフルラブ。
    『1ポンドの悲しみ』遠恋カップルの一月ぶりの逢瀬。この人の書くセックスはかなり官能的だけど不愉快にならないのは男性目線のエゴや押し付けがましさを見せないからかな。
    『デートは本屋で』本好き女子とコピー機営業の初デート
    『秋の終わりの二週間』愛情溢れる歳の差カップル。
    『スターティング・オーバー』元仕事仲間たち三人が月日を経て成長させた恋愛観を交換する。

  • 石田衣良さんの作品は初めてでしたが、とても読みやすいオムニバス形式の恋愛小説で、私は3番目の『十一月のつぼみ』が一番胸にキました。

  • まったく柄にもなく恋愛短編集を読んでしまった。
    元々恋愛ものも、短編集も好きではないので、感想も難しいが、「デートは本屋で」は良かった。
    大きな本屋って、飽きないし、カフェもあったりして、本好きがデートするにはいいところだな、と。
    だらだらと1日いれる感じ。

  • 悲しい結末が待ち受けている小説なのかと思いきや、どれも幸せを予感させる終わり方だった。

    あとがきに、「『普通』が一番おもしろいんだ。劇的な恋なんて、つまらない。普通の女性が、普通の男性に心かたむく一瞬の動きのほうが、僕の小説にはずっといいのです」とあったけれど、納得。
    劇的な恋に憧れはするけれど、結局のところ人は、さり気ない日常の出来事に幸せを感じてしまうものだから...

    「ふたりの名前」と「昔のボーイフレンド」と「十一月のつぼみ」がお気に入り。

  • 20代の僕には早かったかな、、、
    「デートは本屋で」は素敵だなと思いました。

  • ロマンチックな性欲の数々

  • どの作品もキレイにまとまっている。
    穏やかなハッピーエンド。
    私自身もアラサーであり、憧れとして読むにはあまりにも近い。
    自分が落ち着いてからでないと、うまく感情移入が出来ないな、と感じた。
    私なりのハッピーエンドを迎えたら、また読み返したい物語。

  • 私は、いつもはあまり読まない恋愛小説の 石田衣良さんの作品であり、⒑話の恋愛短編集が、掲載されている。

    題名の「1ポンドの悲しみ」と、書かれていたのだ、たった450gぐらいの悲しみなのか?と、思ってしまったが、シェークスピアの「ベニスの商人」の話の肉1ポンドをたとえながら、心臓部分に近い1ポンドの肉の重さを言っていた。
    少しこの作品は官能小説的で、今までのホンワカした話と、違って違和感を覚えてしまった。

    「誰かのウエディング」や、「11月のつぼみ」のような話が、好きである。

  • アラサーの女性が主人公の恋愛短編集。同じ気持ちを感じれる恋愛ってうらやましい。ふたりの名前が一番好き。

  • 30代の女性の恋愛短編集。
    日常の中に潜んでいる恋愛のきっかけ。
    情動が動く時の描写が、男性筆者と思えないほど繊細。
    映画のようなワンシーンは日常に潜んでるんだと思える作品。

  • 10話からなる恋愛短編集。
    30代の恋愛を描いていて、いろんなタイプの女性が登場するものの、なんだかリアルさにちょっとだけ欠ける気もした。

    10話な中では、「11月のつぼみ」が個人的には好き。その気持ち分かりますよ。

    でもね、素敵すぎてこんなエピソード、現実には起こらないよ、きっと。もっと人間ってドロドロした生き物だから。

  • 最近の言葉を使うと、肉食系社会人の恋愛事情。特に結婚を諦めていた、する気がなかった人々のレンアイtoケッコンのお話が多い。たんぺんしゅう。石平さんのお話。

    話は変わるんですけどね、僕は自分に自信がないんですよ。もう少し自信持ちなよそんなにおどおどはなされてもこまるよしねよばか。ってくらい自信がなくてね。パークハイアットホテルとか京王プラザホテルとか行くとなんでだか申し訳なくなっちゃう。自分がこの空間の品位をさげてる気がして。縮こまって体育座りしたくなっちゃう。
    恋愛においてももちろんそんな感じ。常に体育座り。どころかもはや太ももと胸の間に顔がめり込んでる。


    でね、この人の話にでてくる男、女は根本的な部分で自信があるんですよ。たっぷりと。自分に。特にレンアイ方面の。それがどうにも感情移入できない要因なんだろーなと思います。

    世の中こんな男女ばっかなんでしょーか。みんなこんなに経験豊富なんでしょうか。でも僕だって負けていませんよ!この前だってね!この前だって。この前だって・・・。




    ・・・

  • 衣良さんお得意の恋愛短編集。


    衣良さんの恋愛モノというと、
    「石田衣良はセックスなしには恋愛語れないのか!」というネガティブな意見がしばしば見られます。

    いい意味でも悪い意味でも“石田衣良らしい”のですが、本作もまさにそのひとつ。

    共感できる人には素敵に思えるだろうし
    そうでない人にはそう思えないだろうし

    って作品です。

  • 久しぶりに図書館で借りました。
    そして久しぶりの石田衣良さん。

    サクサク読めました。

  • 三十代前半の女性が主人公の短編恋愛小説

  • さらっと読める恋愛短編集。リアリティはなかったかな。全体的にきれいにまとまりすぎて印象に残りませんでした。スローガールは続きが気になる。

  • 2015年6月1日読了。石田衣良の恋愛短編集の2作目、今作では30代の女性の恋愛とその心理がテーマなのだという。一部男性視点での話もあるが、それでも読み終わっての感想は「女性が描かれている」という印象。燃えるような恋愛やがむしゃらに仕事に取り組む20代が過ぎ、職場での処遇は先が見え、過去の恋愛は惰性となったり単なる思い出としてくすぶる30代の女性たちの、それでもほのかに暖かい恋愛やそれでも続く未来への希望などがとてもやさしい。他のオムニバスでも読んだ「ふたりの名前」と、「スローガール」の2編が個人的にはうるっと来るものがあったが、他の話もありふれていてやさしくて、心に残るものがあった。

  • 30代の恋愛を描いた10篇の短編集。
    ずーっと年上の私が読むと、
    「まだまだ若い」と思うけれど
    30代を果てしなく大人だと思ってた頃もあり、
    重ねた年月で味わいの変わる作品だと思う。
    「十一月のつぼみ」が好き。

  • 石田衣良短編集。短編では作品に幅を利かせられないし端的にかつ話を面白くしないといけない制約がありそうで個人的には書くのが難しいイメージを持っている。この作品の中で石田衣良氏の良さが出た作品が多数あって良い本だと思った

  • すいすい読める短編集
    少しハードな描写の話もあるけれど
    「スローガール」「声を探しに」「デートは本屋で」など、優しいラブ・ストーリーに癒されました。
    私は「11月のつぼみ」が好み。

  • 私には早かっただけなのか。
    スローグッドバイに比べて
    「普通」故に生じる切なさが感じられんかった。

    「デートは本屋で」が好き。
    こういう付き合い方がしてみたい

  • 三十代の恋愛を題材にした短編集。未熟な自分には共感できない部分も多々ありましたが、このような恋愛もしてみたいと思いました。

  • それなりにモテたことがあり、それなりに恋愛経験を積んだ、おしゃれでかっこいいおじさんが書いた恋愛小説、といった雰囲気を、よくも悪くもビシバシ感じる。
    女心の理解はさすが。

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