おいしいコーヒーのいれ方 (9) 聞きたい言葉 (集英社文庫)

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著者 : 村山由佳
制作 : 志田 光郷 
  • 集英社 (2007年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461657

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おいしいコーヒーのいれ方 (9) 聞きたい言葉 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • かれんの自律のためには絶対に避けて通れない巻。それにしても、彼女の両親がかれんのことをよく認識し、理解していることか…。しかも、深い愛情を持って…。この親子関係のかけがえのなさは、かれんにもきちんと伝わり…、でも、我を押し通す必要もあり…。このもどかしくも、悩ましくもある葛藤が、本作の魅力を形作る。その意味でも「おいコー」の良さが存分に感得できる巻である。そして、次巻がラスト。未だ解決していない遠距離恋愛中のショーリとかれんの葛藤に一つの回答が与えられるのだろうか…。

  • これまで未熟すぎる主人公にイライラを募らせていたが、ようやく成長の第一歩を感じることができ、また話の展開も比較的早かったので、シリーズ中で最も気持ちよく読めた。

  • 花村のお母さんは25歳の娘に対して過保護すぎて、子離れができていないなあと感じた。
    かれんと血が繋がっていないからこそ、なのかもしれないけど。
    あの母親だったから、何もできない娘になったんじゃないのかと思わざるを得なかったですね。
    かれんも成長してますが、最初の頃が年齢の割に幼すぎて……。
    次は1stシーズン最終巻かな。
    なんだかんだ言いながら、楽しませて貰ってます。

  • 今回は、いよいよかれんが両親に打ち明けたところ。
    やっと話せたことに少し一安心しました。やっぱり全てを話して良かったと思います。隠し事して遠くに行くのは辛いことだし、これからも永遠にあの秘密を守り通すのは無理があると思います。
    丈にも、マスターがお兄さんということは秘密だったんですね…すっかり見落としていました。
    かれんが、全部話したこと少し後悔していると言った時の勝利の言葉がとてもいいです。
    「…そんなDNAレベルで調べないと違いがわからないようなものに左右されてどうすんだよ。そんなものより、お前があの人たちと過ごしてきた年月のほうを信じろって。」
    進展はゆっくりゆっくりだけど、でもだいぶ、かれんが大人になったような気がするというか、年齢的には大人だけど、今までは幼い感じだったので、すごく成長したなぁと感じました。
    次はシーズン1の最後の巻ですね。楽しみに読みます!

  • あたしの持ってるおいしいコーヒーの入れ方シリーズ、この巻から背表紙が黄色になりました……別に装丁が変わるのは良いんだけど、シリーズものは同じ色で揃えたかったなぁとショボンとしました。まぁ読者にはどうしようもないことなんだけど。
    本作を読んでてこのシリーズの中で一番成長したのってかれんじゃないかなと思いました。
    もともと割と頑固なかれんだけど、こうまで強行突破しようとするとは……そりゃ勝利も焦った気になるってもんです。
    かれんの考えはカッコイイと思います。転職するなら年齢的にもそろそろキツくなるし、前に進もうとするポジティブさは立派だと思います。
    でも花村夫妻の反対する気持ちもごもっともだと思うんです。
    カッコイイけど身勝手でもある。何が正しいのか、難しいよね。

  • みんなも、好きな人に言われたい言葉があるはず!

  • 【おいしいコーヒーのいれ方_1-9】勝利とかれんの揺るがない愛情がとても素敵で、よかった!特に最後の一文が好き。2人を見守る弟の丈が良いキャラだなと毎回思う。

  • 本文はかれんの引っ越し先で二人っきりにならないように丈もいれてしまったために、なんかぼやけた印象があります。クリスマスイブのシーンはお約束で本編とは別枠の短編みたいな印象でした。そうですね。引き留められないことが分かってると、いくら引き留めたくても「行かないで」とは逆に言えないんですよね。関係や思いが少ない人の方が安易に行かないでと言えます。じっくり考えてだした旅立ちは、やっぱりそういうものですよね。

    あとがきは文庫本のあとがきの影響をうけたのか、長文です。うーん、やっぱり「成功した人」の意見で、何かが足りなくて、夢が叶わなかった人の気持ちや事情はやっぱり分からないんだろうなぁと思いました。
    言葉はあんまり考え過ぎると、なにも言えなくなります。言葉を定義するのも言葉ですから。言葉一つ一つの正しい意味なんて、突き詰めていくときりがない。だから難しい。それも作家だから分かること。言葉をひとつひとつ吟味しながら文章を作ると、その辺の意識は自然に身についてくる。作文でやっぱり大事なんだなぁ。

  • 今回も色々起きましたね。
    かれんの出生の秘密を両親と話す。かれんの鴨川への引っ越しプラン。二人でのクリスマスイヴ等々。分かりあってる二人でもたまには言葉に出さないと分からないことってある。よね?笑
    続きが楽しみです。

  • 時には自分の気持ちを言葉で伝える大切さを感じた。
    かれんの芯の強さを見習いたい。

  • 鴨川で、介護福祉士になるために、ホームで働く。
    おじさんとおばさんは反対したが、なんとか説得し、その日が近づいてくる。

    勝利は、かれんのことを考え、置いて行かれたくないというプライドもあり、引き留めることはできなかった。
    かれんもかれんで、引き留められないことについて、何も言えないでいた。

    クリスマス、やっとお互いの本音を言いあえた。
    そこまで感情的になって伝えたいものがあるっていいな、と素直に思ってしまった。

  • 複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。

  • おっと、のっけから修羅場。しかしその後はわりと平坦。遠距離恋愛って辛いんだろうけどまぁ同じ関東なら。

  • 勝利とかれんの物語。

  • 1.「キスまでの距離」
    2.「僕らの夏」
    3.「彼女の朝」
    4.「雪の降る音」
    5.「緑の午後」
    6.「遠い背中」
    7.「坂の途中」
    8.「優しい秘密」
    9.「聞きたい言葉」

    文庫で発売されている聞きたい言葉まで
    読み終えました。

    相手のことが好きすぎて、
    朝も昼も夜も、
    ずっとメールして、
    少しでも時間があれば会いに行って、
    友達なんてすっぽかしてしまう。
    そんな恋愛中毒のような感情を、
    すべての人が味わえるのかわからないけれど、
    主人公とヒロインは、
    相手のことが好きすぎるからこそ、
    ぶつかりあってしまって、
    その描写がたまりません。

    将来のこと考えたり、
    大切なことを話し合ったり
    しなきゃいけないのに、
    相手にハマってしまうと、
    会えば好きという感情に流されてしまって
    抱き合ってしまう。
    それじゃだめだと思って、
    勇気を出して、彼の部屋にはしばらくいかない
    と言ったヒロインの気持ちが、
    ものすごく共感できました。

    きっと村山由佳さんもそんなことあったんだろうなー。

  • おいコーシリーズの第9弾です☆

    ショーリも大学2年生になり、一人暮らしでかれんと過ごす時間も増えていくはずが…かれんが夢のために仕事をやめ、引っ越すことに。。
    応援したい気持ちと離れたくない気持ちで揺れるショーリの心。
    お互いの気持ちは手に取るようにわかるけど、それでも言葉にして、この耳で聞きたい。


    いろんな問題を乗り越えて、やっと二人の時間が増えていくかと思った矢先の遠距離・・・つらいですよね。。
    かれんだったら…とかすごい感情移入してしまいました。
    でもだってすごい共感できるんですよ!!
    びっくりするくらい自分に似てるというか…ね。

    伝えたい気持ちはちゃんとあるのに、相手のことはどうしようもないくらい好きなのに、上手く言葉にできない。。
    すごくよくわかります。

    共感ポイント満載ですよ。
    こういうシチュエーション憧れるってのが今回いっぱい出てきますし(^^*)

    ほんとに純粋でまっすぐで・・・恋したくなるシリーズです。

  • 介護福祉士になる事を認めてもらおうと両親に相談したのだが、とうとう自分が花村家の娘ではない事を知っていることをばらしてしまう。
    そして丈には風見鶏のマスターがかれんの実の兄という事を告げる。

    鴨川で一人暮らしをするかれんの手伝いをしに、丈とかれん、3人で大掃除に行く。

    クリスマスイブにかれんからは手編みのセーターをもらう。かれんを連れ大学のミサ&クリスマスツリーを見に行く。
    そこで同級生にかれんの存在をアピール。
    裏庭でかれんへクリスマスプレゼントを渡そうとするが、かれんが悩みを吐露してそんな雰囲気ではなくなってしまう。
    かれんの悩みはまさに勝利が悩んでいた事だった。
    「遠くに離れてしまえば好きな人ができてしまう」「どうして行くなといってくれないのだろう」これはそっくり勝利がかれんに言っていた言葉だった。


    なかなか進展しないかれんとショーリの物語第9弾

    ---------------------------------
    介護福祉士をめざすかれんは鴨川へ移住することをついに決意する。
    遠く離れてふたりの関係はどうなるのだろう。かれんを応援したいけれど、行って欲しくもない勝利の心は複雑だ。離れていてもお互いの思いは変わらない、彼女だって同じはず。それはふと触れ合う瞬間にだって、充分すぎるほど伝わってくる。でも確かめたい、彼女の言葉で、その胸の内を。シリーズ9弾。

  • 「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの、第九作目。久しぶりに大きな状況の変化があった。(ただし、二人の仲ではなく、かれんと両親の間に。)かれんが介護福祉士を目指して鴨川へ行くことになるも、かっこつけて引き留めることをしない勝利に、逆に不安を感じるかれん。一人で転職を決心するなど、自立した感を前面に出しているわりには、勝利に対する時だけどんどん幼児化していく気がするのは私だけ…?

  • 読み終わったあと、どこか優しい気持ちになった。
    読んでる側からすればすごくじれったくて、でも甘くて、
    こんな恋がしてみたいと思った。
    恋をしてない人も、恋に悩んでいる人も、読むべきだと思う笑

  • ファーストシーズン全9巻読み終わった!読みだすと気になって一気に読めてしまう感じがいい。
    キュンキュンした!!(笑)

  • 一体この話は何処まで続くのだろう。そろそろ飽きてきた。
    話の内容は面白いとは思う。年齢差に悩み、秘密に悩み、葛藤する二人―。

    だがしかし、勝利がかれんに対するあの一直線な想いはどうも、信じがたい。
    弱音を吐かない人はいるだろう。心の中で葛藤する人もいるだろう。
    その葛藤の様子があまりにも上手く出来過ぎているように思えてならないのだ。

    こころなんて、どろどろしたものではないのか。
    どんなに愛している相手であっても相手を瞬間的に憎いと思えてならない。
    勝利の心中は、言葉が簡単に連なっているように感じた。

    著者の本はエッセイを除けばほぼ読んだ。
    読みやすく感情移入もしやすいのだが、本当にそうなの? と疑問に思うことも多い。

    「おいコー」においては各キャラクターのイメージが固定化されすぎているのかもしれない。そのキャラクターが話しそうな言葉ではあるのだけれど実際の人間がそんな発言をするのか。それになにより、勝利というフィルターから送られてくる文章は、リアルに感じられるのか。
    疑問に思うのは、「作品」と「現実」がかけ離れてしまっているからだろうか。

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