おいしいコーヒーのいれ方 (9) 聞きたい言葉 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461657

感想・レビュー・書評

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  • 前作同様。

  • 重々しい

  • 複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。

  • かれんが生きる道を決め、その準備段階。丈はいつも2人に良い刺激を与えてくれて、愛着が持てますが、今回もまた、丈の事が好きになりました。そしてかれんの焦らしっぷりは、半端ありません。同性から見ても襲いたくなっちゃいます笑。

  • おっと、のっけから修羅場。しかしその後はわりと平坦。遠距離恋愛って辛いんだろうけどまぁ同じ関東なら。

  • 勝利とかれんの物語。

  • 1.「キスまでの距離」
    2.「僕らの夏」
    3.「彼女の朝」
    4.「雪の降る音」
    5.「緑の午後」
    6.「遠い背中」
    7.「坂の途中」
    8.「優しい秘密」
    9.「聞きたい言葉」

    文庫で発売されている聞きたい言葉まで
    読み終えました。

    相手のことが好きすぎて、
    朝も昼も夜も、
    ずっとメールして、
    少しでも時間があれば会いに行って、
    友達なんてすっぽかしてしまう。
    そんな恋愛中毒のような感情を、
    すべての人が味わえるのかわからないけれど、
    主人公とヒロインは、
    相手のことが好きすぎるからこそ、
    ぶつかりあってしまって、
    その描写がたまりません。

    将来のこと考えたり、
    大切なことを話し合ったり
    しなきゃいけないのに、
    相手にハマってしまうと、
    会えば好きという感情に流されてしまって
    抱き合ってしまう。
    それじゃだめだと思って、
    勇気を出して、彼の部屋にはしばらくいかない
    と言ったヒロインの気持ちが、
    ものすごく共感できました。

    きっと村山由佳さんもそんなことあったんだろうなー。

  • おいコーシリーズの第9弾です☆

    ショーリも大学2年生になり、一人暮らしでかれんと過ごす時間も増えていくはずが…かれんが夢のために仕事をやめ、引っ越すことに。。
    応援したい気持ちと離れたくない気持ちで揺れるショーリの心。
    お互いの気持ちは手に取るようにわかるけど、それでも言葉にして、この耳で聞きたい。


    いろんな問題を乗り越えて、やっと二人の時間が増えていくかと思った矢先の遠距離・・・つらいですよね。。
    かれんだったら…とかすごい感情移入してしまいました。
    でもだってすごい共感できるんですよ!!
    びっくりするくらい自分に似てるというか…ね。

    伝えたい気持ちはちゃんとあるのに、相手のことはどうしようもないくらい好きなのに、上手く言葉にできない。。
    すごくよくわかります。

    共感ポイント満載ですよ。
    こういうシチュエーション憧れるってのが今回いっぱい出てきますし(^^*)

    ほんとに純粋でまっすぐで・・・恋したくなるシリーズです。

  • 介護福祉士になる事を認めてもらおうと両親に相談したのだが、とうとう自分が花村家の娘ではない事を知っていることをばらしてしまう。
    そして丈には風見鶏のマスターがかれんの実の兄という事を告げる。

    鴨川で一人暮らしをするかれんの手伝いをしに、丈とかれん、3人で大掃除に行く。

    クリスマスイブにかれんからは手編みのセーターをもらう。かれんを連れ大学のミサ&クリスマスツリーを見に行く。
    そこで同級生にかれんの存在をアピール。
    裏庭でかれんへクリスマスプレゼントを渡そうとするが、かれんが悩みを吐露してそんな雰囲気ではなくなってしまう。
    かれんの悩みはまさに勝利が悩んでいた事だった。
    「遠くに離れてしまえば好きな人ができてしまう」「どうして行くなといってくれないのだろう」これはそっくり勝利がかれんに言っていた言葉だった。


    なかなか進展しないかれんとショーリの物語第9弾

    ---------------------------------
    介護福祉士をめざすかれんは鴨川へ移住することをついに決意する。
    遠く離れてふたりの関係はどうなるのだろう。かれんを応援したいけれど、行って欲しくもない勝利の心は複雑だ。離れていてもお互いの思いは変わらない、彼女だって同じはず。それはふと触れ合う瞬間にだって、充分すぎるほど伝わってくる。でも確かめたい、彼女の言葉で、その胸の内を。シリーズ9弾。

  • 「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの、第九作目。久しぶりに大きな状況の変化があった。(ただし、二人の仲ではなく、かれんと両親の間に。)かれんが介護福祉士を目指して鴨川へ行くことになるも、かっこつけて引き留めることをしない勝利に、逆に不安を感じるかれん。一人で転職を決心するなど、自立した感を前面に出しているわりには、勝利に対する時だけどんどん幼児化していく気がするのは私だけ…?

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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