桑田真澄 ピッチャーズ バイブル (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462180

感想・レビュー・書評

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  • あのドラフト会議からダーティーなイメージをマスコミに貼られた桑田真澄。
    本書を読んでいかに桑田が真面目に野球に取り組んだかがわかった気がする。

  • 小学校のときに、運動といえば、野球部しかなく、しかも人数が限られて、入れなかった人と入れた人に分けられ、運動場を独占できる人とそうでない人に区分された。
    中学でも、高校でも、成績が悪いのに、野球部だけ予算が多いのには納得できなかった。
    全国大会にでている文化部と、地方の初戦で負けてくる野球部で、なぜ予算が同じなのだろう。そんな思いから、野球は大嫌いだ。
    しかし、桑田真澄のように、自分の考えで何かを努力しようとしている人の足跡は参考になる。

  • 「ピッチャーズバイブル」とは大きく出たもんだと思って読んだが納得させられるのは、さすが桑田、である。この本は1998年に出てた本の文庫化。だからメジャーの話は前書きにしか出てこない。桑田の右肘靭帯断裂からの復帰を中心に構成されている。「技術の章」では横浜戦の具体例を挙げて桑田が何を考えて投げているのかが細かく告白されている。何が凄いってこの時(今でも)彼は現役なのだ。こんなに手の内を明かしてもいいのかと思うほどの内容だ。
    このあいだ読んだ北別府の本が1300円、この本が552円。ソフトカバーと文庫の違いはあるが、内容は全く逆、いや、それ以上。今度はちゃんとしたスポーツライターに書いてもらいましょうね、北別府さん。

  • 努力する才能を持つ、桑田。
    かっこいいです。

  • 桑田投手の生き様を描いた一冊。彼にとっての野球・彼が克服してきた逆境など全てが人生の勉強にもなります。そしてメディアの実態というのも選手側から見る事の出来る部分も多いです。この本は野球に興味ある人もない人でも非常にためになる一冊かもしれません。

  • 私自身は広島カープのファンなので、本来はジャイアンツのエースであった桑田は敵なのであるが、それでも何故か、桑田は好きなピッチャーの1人だった。野茂のように、あるいは、松坂のように、剛速球や抜群のフォーク・スライダーのように、これといった決め球を持っていない桑田は、それでも確かに、ある時期、日本を代表するピッチャーの1人だった。桑田のように身体に恵まれないピッチャーがそうであるためには、人並みはずれたトレーニングと、とことん考え抜いた配球が必要だったはずであり、私はそういう努力する人・工夫する人、が好きなのだろう。

  • やはりPLの話が一番おもしろい

  • (文庫 - 2007/9/20)

  • 1995年に右ヒジの靭帯を断裂し手術。ひたすら我慢の1年半のリハビリで、毎日走り続けたジャイアンツ球場外野のフェンス沿い、芝生のはげた跡は「桑田ロード」と呼ばれるようになった。そして、97年に奇跡の復活。
    1998年に刊行された単行本をベースに加筆して文庫本になったもので、桑田のストイックな野球人生に対するエール本。
    それまで、同級生の清原と対比して、ダーティーなイメージしかなかった桑田でしたが、報道の責任をハッキリと明言しているあたりは好感がありました。

    (2007/12/18)

  • 40歳になっても挑戦を続ける桑田の生き方が見える本。

    桑田が桑田である理由がなんとなくわかった。

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