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この作品からのみんなの引用
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「日本中の目利きをみごと騙くらかしたって、小龍てえその芸者だけは騙しちゃならねえ。やい黄不動。てめえも天下の職人なら、横着な仕事はするな。男だったら筋の通らん嘘はつくんじゃねえ。たとえ空ッ穴だろうが酔いどれのろくでなしだろうが、通さずばならねえ筋さえ通して生きれァ、男は男なんだぜ。」三巻‐大楠公の太刀‐
― 177ページ -
「私っちァ十七の春にゆえあって、不忍池の弁天様に願かけた。金輪際、男にァ頼らねぇ。たとえどんなに良い男だって私っちを女だと見下す野郎には、惚れもしねぇ抱かれもしねぇ。意地と度胸で、男どもが片っ端から腰を割って仁義を切るような、女の中の女になってやる。この弁財天のモンモンは、そんときの誓いのあかしさ。さ、遠慮はいらねぇ。この裸きっちり描いて、しのさんを極楽往生さしてやりない。」三巻‐宵待草‐
― 115ページ -
日陰からたまに日向を見るからつれえのさ。おたげえ、もう酔狂はてげえにしようぜ。体によかねえよ。
― 169ページ
みんなの感想・レビュー・書評
ちょこちょこ友達に借りて何回か読んでる天切り松シリーズ。
最近は友達に借りるのも億劫なので自分で会集めてるとこです。
3巻目がなく、飛ばして4巻目を購入。
やっぱり天切り松シリーズの中で4巻が一番微妙。
でも、その中の『惜別の譜』が恐ろしいほどの名作かと。
何回読んでも号泣します。
浅田次郎さんらしさが滲み出ている作品です。
痛快ではあるのだが、どこかやり切れない、リアリティがある。
こんな風に語って、叱ってくれる人が、いたらいいな。
江戸弁で語られる痛快な話!
かっこいい大人たちがいい!
分かっていても泣いてしまう、人情話!
天切り松シリーズの大ファンです!
全巻一気に読めます。最高!
時が流れて・・・
大正から昭和へ・・・
帝都にもモダンな空気から徐々に忍び寄る影が迫りーの・・・
そいで・・・
我らが目細の一家にも同じく時は流れて・・・
松蔵も成長し、いっぱしのオトコに入門してたけれども・・・
黄不動の兄ィがまさかあんなことになっているとは・・・
切ないね・・・
イヤでも・・・
それでも・・・
目細一家はやっぱり決めてくれるわ!
時が流れようと・・・
皆が・・・
昭和という時代が暴走を始める中・・・
相変わらずシブいぜ!
何かずっと読んでいたい世界だぜ!
チャキチャキの江戸っ子っつーのは魅力あるよなぁ・・・
なんか元気くれちまうぜー!
スカっとするぜー!
浅田次郎さんの小説では一番のお気に入りです。
大正から昭和に掛けて活躍した侠気あふれる盗人集団の生き残り、天切り松が刑務所で語るかつての先輩侠盗の物語。
気風のよい啖呵が心地よい、関西人にはない言葉の切れとテンポがある。
続編を待っていますが、無理かなー。
昭和初期の話らしく,お話の背景として戦争が描かれていることが多い.書籍名と同じ話は安吉一家総動員で取り組むビッグプロジェクト!4巻目で各自の手前は分かってはいるつもりでも,どうやるんだ?,と思いながら楽しく読めます.
ヒットマンの話を読んで,きんぴか,を少し思い出しました.
2009.08.14(Fri)読了
面白い。4作目ともなると各キャラへの馴染みも出てくる。舞台は昭和に入り、軍部が徐々に台頭してくる世の中。近代史を交えたエピソード。アニメでもいいから映像化のネタに良いと思う。
シリーズ4作目。で、最終巻?相変わらず、歴史上の有名人が次々と。松蔵、いい歳になって独り立ちしてましたね。「天切り」の名付け親、ぬゎんとあの人だったとは・・・。時代的には、軍靴の響きは日増しに大きくなりつつも、まだ華やかさが残っている感じなのでしょうか。暗い時代を目前にした、最後のひと輝きというか。ストーリーも、そんな世相を反映した内容になってます。んで、これでシリーズ終了なのかいな?なんかスッキリしないというか、シックリこないというか。ウヤムヤな感じの終わり方。心情的には★×3.5ぐらい。結論:1巻がいちばん面白かった。某「r」先輩にいただいたコメント、納得。
あぁなんだか切ない。
戦中日本。激動の時代。
学校の歴史で習ったその時代はただただ怖かったけれど、こんな一幕もあったかも、と思えるのは嬉しい。
とにかくうまい。泣かせる。
このシリーズの3巻目は確か少し文句を言ったと思うけど、これはいい。
ハードカバーもほしくなった。
大正時代から生き続ける泥棒が、戦前の泥棒一家の人情話を語るシリーズ。
警察官たちが我先に、正坐してまで聞こうとする姿はさすがに嘘っぽいけど、
一家それぞれのキャラが立っていてエピソードも面白かった(^^)
天切り松シリーズも4巻目。時代は大正から昭和に移り、軍国主義のきな臭い世情が伺える。幼かった松蔵も「天切り」の技を踏襲し、立派に一人で仕事もこなす。しかし変わらないのが安吉一家の「弱きを助ける」その姿勢。東郷平八郎の勲章を盗みに入るくだりには拍手喝采だし、清朝最後の皇帝の弟に嫁ぐお姫様の話もじ〜〜んとくる。やっぱり好きだなあ…このシリーズ。続きはいつ出てくれるのだろうか。
浅田次郎好きの知人に勧められて読む。
…これって続き物じゃん。いきなり4から読んでし
まったんですけれど。しかしそれぞれが独立した話
なので楽しめた。
ほろりとくる話が多く、よかった。歴史的背景をよ
く知っているとより深い理解ができるんだろうけど。
天切り松の4巻。短編5編。
昭和初期の物語。みんな年取った。
今は無き青山同潤会アパートに住んでててうらやましすぎる!
ずっと常が好きで、今回も変装してでてきます。よかった。
でもそれ以上に黄不動の栄治!!かっこよすぎます!
こんな登場のされ方したら惚れますがな。
粋でいなせなことには変わり無いけど、みんなが歳をとったり倒れたりしてなんとも切ない。天切り松の初の大仕事。どきどきした。
嵯峨浩と黄不動のやりとりの美しさには圧巻。
『決して罪ではありませんのよ。花がそう望んでいるのですから。』
どうやったらこんなに美しい言葉をつむぎだせるのか…

第三夜「王妃のワルツ」嵯峨浩と愛新覚羅溥傑の話が好きだった。
浩は栄治兄ィのファンで憧れていた。女子学習院の黄不動ファンクラブ秘密結社のリーダーだった。
しかし、愛新覚羅溥傑に嫁ぎ満州国へ...





