笑酔亭梅寿謎解噺 2 ハナシにならん! (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 360
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462982

作品紹介・あらすじ

金髪トサカ頭の竜二が飲んだくれの落語家・笑酔亭梅寿の内弟子となって、はや一年。梅駆の名前はもらったものの、相も変わらずどつかれけなされの修業の日々を送っている。そんな中、師匠の梅寿が所属事務所の松茸芸能と大ゲンカ、独立する羽目に-!東西落語対決、テレビ出演、果ては破門騒動と、ますますヒートアップする笑いと涙の落語ミステリ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。
    1作目と変わらない面白さ。漫画感覚で軽く読める。落語家になりたくなってしまう物語。
    梅寿師匠がクソジジイなんだけどかっこいいのだ。

    (アマゾンマケプレ)

  • サクッと読めて落語の雰囲気を楽しめる。二作目も面白かったです。

  • 7つの短編から。タイトルの落語を知ってると展開が読めたりするのだろうか。

    読み進めるのが辛い。。主人公は笑ってもらえず、芽が出ないし、苦難だらけなのに何故この道に止まっているのかがよく分からない。。

    ラストの謎解きでスッキリ、というより
    とりあえず今回首が繋がったなぁ、という感じ。。。




    蛇含草
    天神山
    ちりとてちん
    道具屋
    猿後家
    抜け雀
    親子茶屋

  • 目次
    ・蛇含草
    ・天神山
    ・ちりとてちん
    ・道具屋
    ・猿後家
    ・抜け雀
    ・親子茶屋

    今回の竜二は今ひとつだったかな。
    前巻よりは真面目に落語と向き合っているけれど、ちょっと何かあると古くさい師弟制度が、落語を古典芸能にしてしまい、若い才能は漫才やコントに流れていくと思ってしまう。
    落語の力を信じきれない。

    謎解きという面では頭が回るのに、先輩たちの助言をちっとも理解できないのはなんでなのだろう?

    梅寿師匠は、飲んだくれで、金に汚くて、暴力的で、とんでもないオヤジだけれど憎めない。
    そばにいたら簡単に憎めそうだけど、とりあえず憎めない。
    なぜなら、人情に篤いから。
    竜二にはとことんきつく当たるけど、多分それは竜二が打たれ強いのをわかっているからなんではないかな。

    さて、松茸芸能を解雇された師匠と竜二たちは、次に何をやらかしてくれるのだろう。
    わくわくわく。

  • シリーズ第二弾。
    破門にされてしまう竜二。
    今回は落語のシーンの印象が薄く感じ少し残念。

    噺家としての自分を掴みきれず足掻く竜二を応援しつつも、つい喝を入れたくなりました。

    師匠の破天荒っぷりはやはり好み。

  • ちりとてちんだ~。と落語の話を見ながらちょっと笑ってました。そして、落語って確かに、笑わせてもらおうってわけではなく、くすっと笑ってしまうというのが正しい気もしてきますね~。

  • シリーズ第二弾
    竜二の成長と噺と謎解きと・・・

    モチーフは立川流かなw

  • メインの噺家達以外の名前にまったくセンスを感じない。

  • 今回は前作O-1グランプリが終わったところから話が始まります。謎解きはあるのですが、梅寿師匠とトサカ頭の梅駆こと竜二の暴走が派手になってきたのでちょっと霞んでしまって残念かな。
    月亭八天の枕書は相変わらず面白いですが、天神山の所はこれに関する噺を見て聞いていればもっと楽しめると思います。ますます落語が面白くなる本です。

  • 読了日20130511

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著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落花する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第62回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。ミステリー、ホラー、伝奇と様々なジャンルで活躍し、時代小説では「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズなどがある。

「2023年 『貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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