銀河のワールドカップ (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463002

感想・レビュー・書評

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  • 銀河系軍団
    プレデター
    8人制サッカー
    ブラインドサッカー
    サッカーの本質とは
    女の子のサッカー
    ボールは丸い

    などなどテーマやキーワードがたくさんでてくる話でした。
    最近撫子Japanなど日本のサッカーで多くの感動をもらえたのでサッカーものを読みました。
    お話は王道だったのにただの王道サッカー話より深かったです。
    小学生らしくない子もいたけど、それでもみんなそれぞれの理由や、立場でサッカーが好きってのがよかったです。
    熱血だけど熱血じゃなかった。
    バラバラだった子供たちがどんどんチームになっていくのはワクワクしました。
    サッカーの知識が【キャプテン翼】しか知らなくても楽しめました←。
    チームの人数集めから始まって、最後はワールドクラスで締めくくる夢のあるお話でした。
    NHKでアニメやってるならぜひ見たいです!

  • 爽やか青春群像劇という以上に面白かった。
    おそらく、青春するサッカー少年を描くとしたら翼くんが主人公になるんだろうけど、この本でスポットが当たっているのはコーチと三つ子。


    三つ子のそれぞれの内心。
    子供らしくないサッカーが得意で頭脳派な竜持は計画と丹念に練って物事にのぞむ割には「諦めが早い」。
    何かあるとすぐあきらめてしまう所は、少し共感があったもので、逆に傍から見た竜持像になるほどなと。
    凰壮くんは「熱くなれないタイプ」いわゆる頑張るのがダサいとかいうのではなくて、熱くなれない。どうしても、すべてを器用にこなしてしまうその天才ゆえに。
    虎太くんはサッカーひとすじ。だからこそ他の2人の影で燃えるようにボールに取り組む情熱が一際眩しく見えた。



    小学生のエネルギッシュな動きに、圧倒された。
    私もがんばろうと思える作品。

  • 小学生がプロに勝つ・・・? ありえない設定だけど、そんなことはどうでもいい。スポーツの醍醐味は、何と言っても土壇場での大逆転・・・。 欧米人に比べ体格の小さな日本人には、弱者が強者を倒す「柔よく剛を制す」というのが心に染み込むな〜。

  • 川端裕人さん書くジャンル広すぎ。同姓同名の別人がいると思ってた。

  • サッカーは1番実力が集約されるスポーツ。だからドラマがある。

    おもしろかったです。

  • 面白かったです。
    アニメの原作なんですね。
    アニメの方も見たくなりました。
    銀河のワールドカップガールズも読みたいですね。

  • 読みやすい本だった。ゼットン。

  • 昨日、川端裕人「銀河のワールドカップ」をやっと読み終わりました。好きな作家でしたがなかなか手が出ずにいましたが、4月からアニメ化と言うことでようやく買いました。
    内容としては元Jリーガーの主人公が小学生のサッカーチームを率いて8人制のサッカーの全国大会を勝ち上がって行くスポーツ青春ものです。この小学生たちがすごい選手ばかりならまあ、わかるのですが、このお話ではその他のあまり上手くない人にフォーカスが当てられています。
    しかもそれらの人もちゃんと試合で活躍できるという。面白い小説です。
    この人の作品は普通の人たちが有人ロケットを飛ばすリアリティある「夏のロケット」で好きになりましたが、この作品も同じくリアリティ溢れる作品で、私は大好きですね。
    また、この作品には視覚障害者のサッカー、ブラインドサッカーも紹介されてますが、これはきちんと取材されてるようで、すごく丁寧に描かれていて、良かったです。
    お話としては、全国大会から世界大会、そして意外な相手との試合まで、手に汗握る展開でサッカーシーンがこんなに面白いなんて!
    と言う感想です。
    一つ難点をいえばエピローグがあっさりしてる上に登場人物のその後がわからない人もいるぐらいです。
    なお、アニメ化に際して、姉妹編?の新作が出るようなのでいまから楽しみです。

  • 偶然出会った天才少年たちを指導することになった元Jリーガー。三つ子の天才たちをどのように指導するのかが描かれる。
    とにかくサッカーの描写が面白い。天才に魅せられる下手くそたち、天才の阿吽の呼吸、自分もプレイしたくなる大人のもどかしさ、そんなものがギュッとつまった物語。とにかく気持ちが熱くなって一気読みしてしまった。
    どんどん成長していく少年少女が羨ましくなる。戻れないこその羨望だ。

  • この著者二冊目。文体は読みやすく、
    さくさく進んだ。雑草少年サッカー団が7人制サッカー大会で優勝、ご褒美でスペインの強豪チームと会える特典をゲット。その本当の目的は、そのチームと戦うことだった。
    てな話。
    出来過ぎですが楽しく読んだ。

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著者プロフィール

1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。日本テレビ勤務中、1995年『クジラを捕って、考えた』でノンフィクション作家としてデビュー。退社後、1998年『夏のロケット』で小説家デビュー。小説に『せちやん 星を聴く人』『銀河のワールドカップ』『算数宇宙の冒険』『ギャングエイジ』『雲の王』『12月の夏休み』など。ノンフィクションに『PTA再活用論』『動物園にできること』『ペンギン、日本人と出会う』『イルカと泳ぎ、イルカを食べる』など、著書多数。現在、ナショナル ジオグラフィック日本版および日経ビジネスオンラインのウェブサイトで「・研究室・に行ってみた。」を連載中。

「2020年 『「色のふしぎ」と不思議な社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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