牛込御門余時 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463392

感想・レビュー・書評

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  • 神楽坂にお住まいの作者による牛込界隈の短編集8話

    時代小説はどうもなぁ~と思いながら開いた一話目の「千姫と乳酪」にすっかり心をつかまれてしまった。
    そうなの~という驚きと、そんなこともあるかも~という妄想+期待。
    いろいろと書かれている千姫のほんとのところなど、誰にもわからないのだから、こういう想像は面白い。
    ただの奇人ではないところがうれしい。
    吉田御殿は、牛込御門とは少々離れ、現在の四番町6あたりらしい。

    この時代にこの界隈に住むということ、どこに所属していたかということなどもっと知っていたら、もっと面白く読めるのではないかと嫉妬もしつつ、あっという間に読了。

    最後に児玉さんのお名前を見たところでまた感無量。
    児玉さんと一緒で一番のお気に入りは「奥方行状記」
    荻野沢之丞のことについてももっと読みたい。

    「本多様の大銀杏」の銀杏はどこだったのだろう~
    この古地図を見ると本多という名前がいくつか見られる。
    http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1286670

    http://www.geocities.jp/pccwm336/sub12.html

  • 何だか面白い作風。現代と江戸時代が同じ短編の中にでできたり、どの話も小話な感じでさらりと読めるのに味がある。この方の長編を読んでみたい。

  • 2015/07/22ブックオフオンラインにて購入
    2015/09/08読み始め
    2015/10/17読了

  • 児玉清の「ひたすら面白い小説がよみたくて」に触発されて、さっそく読んでみた。
    牛込御門近くでの人間模様を描く8編の連作短編。
    大阪城落城後の千姫の行状についてはいろいろ諸説があるが、この「千姫と乳酪」には意表を突かれた。

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