アカシア香る (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 87
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463583

感想・レビュー・書評

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  • 40代の頃に読んだら感想はまた違っているだろうな。同級生との関係も歳を重ねると生臭さが無くなり良いもの。不倫に関しては、常識から抜け出せない自分には、未経験の領域だが…。色々な事が消化されて、老いも悪くないかも。

  • 45歳になる主人公の過去に何があったかを探りながら現在の日々が語られる、内容としてはドラマチックでもない。同級生のそれぞれの人生や45歳という中途半端な歳にありがちな状況に共感できるのも同年代だからかも。

  • 主人公たちと同い年になっているが….地元の友達とはこんな風な付き合いはしていないけど、人生折り返したからか、昔の友達に会う機会は増えた気がする。時間的にも気持ち的にも余裕が出てきたからなのか、現実から離れたくて美化された青春時代に戻りたいからか…。

    どうであれ、美波は波瀾万丈そうに見えて、実は結構幸せな人生なんじゃないかなぁ。こんなに四方八方から手が差し伸ばされて来るものなのかしら…。

  • 年甲斐もなく、青春している45歳の話。 母の看病のために東京から札幌に帰って来た美波は、同級生の桐山の紹介で同窓会館の管理人になる。そこは高校の同窓生が訪ねてくる場所。同級生達の近況を聞いたり、悩みを助けあったりしていた。そんな同級生達に母親の死を癒され心身とも健康になった時、同級生の音村と恋愛関係になる。 でも美波は自分の過去を話せずに居る。 とまぁ、偏った説明ではあるのだけれど、こんな感じの物語。 45歳でこんなに仲の良い同級生たち。青春っていつ終わるんだろう?って思ってしまうし、こんなんありえねーっ!!!とも思うのだけれど、これは羨望の裏返しだったりもする。再読了。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    母の看病のため、故郷の札幌に戻った美波。そこで高校時代の同級生と再び交流を持ち始める。離婚、リストラ、失踪、発病……。45歳になったいま、それぞれの人生がすべてバラ色というわけにはいかない。でも優しく見守り合い、懸命に生きる友人たち。美波には東京に仕事があった。そして、不倫関係の恋人がいた。すべてを清算したつもりだが、元恋人が病に倒れたのを聞き、心が揺れ動く(裏表紙より)

  • 倉庫行き

  • 札幌などを舞台とした作品です。

  • 私が45歳になった時

    周りにこんな仲間がいるのだろうか?

    穏やかだけど、とても芯の通った強い女性。

  • 12月16日 読了

  • 121-6880040

  • 2009.01.04


    自分自身をよく知っているという女性には憧れる。こういうふうになりたい。

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