- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087464252
作品紹介・あらすじ
映画好きが高じてフリーの宣伝マンをする藍子36歳。仕事は順調だが、W不倫の果てにフッた男が仕事場に現れ復縁をせまり…(『敵の女』)。22歳の真紀はデザイン会社で働く。今は仕事よりも来月入籍するバツイチのカレが大事。だが、その元妻と仕事をすることになり!?(『Aクラスの女』)。など、恋と仕事にまっすぐ生きる女たちをリアルに描いた連作短編集。文庫のため新作書き下ろしを特別収録。
感想・レビュー・書評
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連作短編で藍子さんに纏わる強者たちの日常が描かれるというか、暴かれる(笑)
男女の想いが錯綜して、ぐちゃぐちゃになっているさまがなんとも滑稽。冷静な傍観者をきめこむもいつしか巻き込まれ、運命共同体みたきになっているのが面白かった。
ラストは完全におまけだけど特別感満載。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藍子ほど男からも女からもウケの良さそうな女性いる?ほんとにこんな人いたら友達になりたい。ていうか友達として仲良くしてもらわなきゃ、ただ嫉妬の対象でしかなさそう。笑 それくらい羨ましい憧れの女性でした。
こんな私だけじゃなく誰しも憧れられるような人が人生苦労(?)してたりするんだから元気もらいますよね。
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山本さんの描く女の人はなぜ、こんなにもリアルなんだろうと思う。実は山本さん女??と思ってしまうくらい。
ただ、今回のお話は私的には共感できる登場人物がいなかったし、心が晴れ晴れするような、また癒されるような感じはなかったので、ちょっと残念・・・ -
宮下奈都さんのエッセイ本を読んで。山本幸久さんも初読です。テンポよく読めた。タイトルはいまいちしっくり来ないのだが、登場人物がコミカルで面白かった。藍子はクールと見せかけて、そうではないよね。西村みたいな情けない男にひっかかったり、親に借金したり、情にもろくて可愛いところがあったり。そこが人間味があっていいのだけど。むしろかっこいいのは八重さんかと。西村メインの章は、ひたすら40男の悲哀が漂ってていたたまれない気持ちに…
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W不倫とか色々だけれどドロっとした雰囲気はなく軽く読める。
縛られてないけど自由ってわけでもない、わかるわぁ〜。-
レビューを拝見させていただいただけでもわくわくしちゃいました(^O^☆♪。
素敵なレビューをありがとうございました(^_−)−☆。レビューを拝見させていただいただけでもわくわくしちゃいました(^O^☆♪。
素敵なレビューをありがとうございました(^_−)−☆。2012/12/17
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無感想
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女性が中心の短編集。
それぞれに主人公がいるが、少しずつ繋がっていて面白い。
広告業界で働く主人公が多く、こんな仕事もあるのかと面白い。
楽しく読める短編集でした。 -
連作短編集。高坂藍子本人は内心悩みも不安も抱えているのに、周囲の人間から見ると美しく強い女性。吾妻くんは何故会社辞めちゃったのか、最後に明かされたあの子は誰の子?全然それらしい人いなかったのに。それとも描かれていない期間に関係のあった人?気になる!