エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)

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著者 : 恩田陸
  • 集英社 (2009年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464320

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エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 常野物語シリーズの第3弾です。

    今流行の恩田陸さんの作品を読んでみたいと思い、常野シリーズを3冊読んでみました。
    1作目は次作に期待できそうな予感がし、2作目は意外にスケールは小さかったけどそこそこ感動し、という状況だったので最後はどうなるのかと思ったら、本作はいいとこなしで一番面白くなかったです。

    今回はファンタジーというよりはSFでした。
    まあそれはよいのだけど、裏返す、裏返される、洗う、包むなど、抽象的なコトバがたくさん出てきて、それが最後までイメージしにくく、結局なんだかよくわからないまま終わってしまった感じです。
    大体、敵が「あれ」だもの。
    読みが浅いのは重々承知していますが、こんな漠然としたものが敵で、なのに実は元から敵などいなかった、母の記憶は改ざんされてた、とかで。
    こんな展開だから言っちゃうけど、そもそも今回の能力者の能力自体が無意味に思えるんですよね。
    例えば、一族最強の父の力を受け継いだ娘、が、結局力を発揮する機会はない。洗濯やも、外的には存在意義が不明。
    常野一族ってもっと神々しい、人を見守る能力者集団じゃなかったの?と、一作目からのテーマのズレが気になってしまいました。


    話題の蜂蜜~、直木賞本屋大賞と2冠に輝いてますが本当に面白いのだろうか・・・
    図書館で現在160番待ちくらいでーす。

  • もうっ!曖昧!!わからない!!(良い意味で)あと関係ないけど、異常と異状を使い分けてて勉強になりました。

  • 「裏返す」とか、草とか、一体何なのだ?
    『光の帝国』を読んだとき、気になって仕方なかった。
    最近のサスペンス小説って、謎解きされないまま放り出されるものなのだろうか、と釈然としなかったけれど。

    常野物語シリーズ第三作の本作で、そのあたりのモヤモヤは何とか解消する。

    それにしても、これって、ポストモダンな小説だなあ、と思った。
    拝島瑛子、時子母子が「裏返す」力を持ったきっかけが恐怖体験であり、それをずっと抑圧している。
    この辺りはむしろ古典的な(フロイト的な)精神分析的解釈を物語にしたもののように感じた。
    しかし、物語終盤になって、離散した家族それぞれが異なる物語を、自分自身さえ信じていないまま生きているというあたりまで来ると、それこそ境目が曖昧になったポストモダン的様相を示している気がする。

    そして、最後に提示される聖家族のイメージ。
    ポストモダンも行きつくところまで行くと、物語に回帰するということなのだろうか。
    いや、物語にはなりえず、イメージだけということか?

    ともあれ、面白く読んだ。

  • 「裏返す」さもなければ「裏返される」
    常野物語というシリーズの常野一族の物語です。

    世界観はとても好きだけど、終わり方はモヤっとする方が多いかも。
    本当に愛があってこの終わりならまだ良かったのか…


    「洗って、叩いて、白くする」
    このフレーズが読んだあとも頭から抜けませんでした(笑

  • あぁ~・・・そうか、こういう終わり方するのか。。。
    元の親子的・夫婦的なハッピーエンドを予想してたのだが。
    火浦が家族の一員になるとは。
    常野3作の中では一番ピンと来てないかもなぁ。
    不思議過ぎた。

  • 『月の裏側』とエヴァを思い出す。。。

    前作、前前作とは全く違う切り口でこうきたか、と。
    恩田氏の頭の中はどうなっているのだろう。。

    人数も増えて、時代もたって
    色々な考え方をするようになるだろうが
    こういう結論にもっていこうという火浦氏を理解するのは
    難しいけれど。。

  • 自分がバカなのか
    物語が難解すぎて、良く解らなかった・・・

    世界がぶっ飛びすぎてて
    ついて行くのが必死
    猛スピードで突っ走るストーリーに
    置いてけぼり感満載

    小説に負けた気がした1冊

  • 常野シリーズ第一弾、第二弾が面白かったので第三弾を購入。
    内容は第一弾の「光の帝国」にある「オセロゲーム」の続編です。

    前二巻がよかった分、がっかり。
    嫌いな恩田陸の特徴が出ており、訳の分からないストーリー。
    前半はまだよかったものの、後半になるにつれ理解不能になり、読み終わりもなんだかがっかり。
    途中からは「とりあえず読み始めたし読み終えるか…」と投げやりな感じになってしまいました。

    常野シリーズ好きにこそおすすめしない一作となってます。

  • 挫折
    常野シリーズファンでしたが、これは話が抽象的すぎる

  • 久々に少しサスペンス系を読んだ。中盤の異世界に入るあたりがなんとも言えず怖い。怖さで読まされた感じがある。
    ラストはちょっとこじつけっていうか、よくわからない。

  • 常野物語1、2のほっこり感を期待するのは間違っとった。ガラッと雰囲気変わって、コレだけ読まんくてもいいし、コレだけ読んでもいいのかも。

  • 恩田ワールド炸裂。
    常野シリーズの完結ということで、どんな戦いが繰り広げられるのか楽しみにしていたが、そこまでのシーンはなし。
    裏返したり裏返されたりという戦いを期待しながら読むと少し物足りないかもしれない。

    とはいえ、世界観の描写は相変わらず魅力的で、何より文中に平然と混ざる異文がこれでもかというくらい不気味さを醸し出している。

    常野の世界にがっつり引き込まれる心地よさをまた味わいたいなと思いつつ、一応の完結を迎えてすっきりもしている。

  • フリマで50円で買った本。笑

    恩田陸の世界観がすごいわ。本当。よくこんなにも世界が広げられるな!!と思うほど!!!!

    ちょっと違う世界というか、異世界への旅をしているような気持ちにさせられます。ほんの少し普通の人間も混じってしまっている恐怖というか、周りから少しづつおかしくなって、自分もおかしくなるようなそんな恐怖に包まれる感覚。

    ホラーではないんだけど、ゾクゾクさせられる一冊。

    ソワソワゾクゾク、そんな恩田陸の一冊で三部作になっておりますー!!

  • この物語は「光の帝国」の「オセロ・ゲーム」の続編でした。

    話はサスペンスで、「Q&A」の作者でもあったんだなと感じさせる内容です。

  • 超能力での戦いのはずだけれど、
    直接的な戦いの描写が少ないお話。

    主人公に超能力の素養があるはずなのに、
    能動的なキャラクターじゃないせいか
    活用しきれてない気がする。

    夢のような世界の中で、奈良公園とかいう
    具体的なたとえが唐突に出て来て焦った。

    「まひるの月を追いかけて」「夢違」しかり、
    この作家奈良を「幻想的な場所」として捉えているっぽい。

  • 再読。常野シリーズ第3作。同じシリーズなのに、ガラッと雰囲気を変えてくるあたりが恩田さんらしい。スリルとサスペンス感が溢れている。「存在」の意味についてもっと哲学的な方向に引っ張るのかと思ったらそうでもなく、第3作は完結なのではなく、まだまだ途中の物語なんだなあと思う。それでも謎を追いかける展開に、結末まで一気に読ませる。「新たな家族、新たなゲームのプレイヤー」の結末が、まったく新しい続編を期待させます。

  • 2014/10/14.

    久しぶりに恩田陸読んだ感があった。あのその、結末的な意味で、です…
    最後の10頁くらいの追い打ちが恩田陸でした。個人的にこの結末はなんとなく煮え切らない感じがする(というか存分に理解できていない)けれど、それも含めて彼女の文章を読んだという充足感はある。

    「裏返す」ことと「裏返される」こと、それがよくわからない。
    裏返される恐怖に怯えながら、裏返し続けているけれど、結局裏返されたらどうなってしまうのか。
    裏返し続けているのだから、そういう裏返されたたくさんのひとたちは、どうなっているのか。
    結局、主体となるその行為に対していまいちピンときていないから、くすぶり続けている。

    無意識に、私たちも裏返されているんだろうか。
    精神生命体のほころびにまとわりつくなにか、を。
    けれども、きっとこれからは、そういったモノが主体になっていく・あらゆる境界が曖昧になっていく。
    つまりそれは、色々な不可思議なあれこれが証明されて現実になって利用されていくということなのかしら。
    うーん、ちがうな。やっぱりしっくりこない。

    人は見たいものしか見ない。
    けれども人は、見たものしか信じない。
    じゃあ私たちが信じているものってなに?「信じたい」と思って創り出した虚像?
    虚像と虚像で人は繋がっているの?そんなことは可能なの?

  • 後半、なんだかさっぱりわからなくなりました。映像だったら面白かったのかも。

  •  裏返す話。あの親子ががっつりと出てくるんだけど、何だろう読み終えた後のがっかり感。恩田さんの話は結末が肩すかしの事が多くて、読み終えた後不完全燃焼の気分が続きます。途中まではワクワクするんだけどなあ。

  • 常野物語の1・2作目はほんわかした感じなのに、これは怖くて、それに「あれ」とか「裏返す」とか理解しようと頑張って読んだけど、難しかった。肇さんが可哀想な気もしたけど、最後はみんなとりあえず納得?して新たな暮らしを始めるようだったから、こんなもんかなあと。これまでのに比べて、次に続く感じを残して終わった。

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