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みんなの感想・レビュー・書評
「ここは自分の居る場所じゃない」子どもの頃、確かにそんな違和感をもって日々過ごした気がする。自分も転校生だったから、主人公の気持ちもちょっとわかる。日常の中の小さな冒険が詰まってる小学校時代の物語、さわやかで良かった。
昭和ノスタルジーという言葉があります。昭和と言っても60年以上ありますが、この十年ぐらいは昭和30~40年代頃を懐かしむ傾向を指す場合が多いようです。 作者の川端裕人氏は昭和39年生まれ、本書の舞台である昭和40年代後半は、主人公博士と同じ小学生でした。 その本書の特徴の一つは、連作短篇であるのに、時系列に沿って作品が並んでいないことです。第一話が小学一年生の夏で最も早く、第七話が小学校... 続きを読む »
川端裕人も最近よく読んでいる作家です。
いろんなジャンルの作品書いておりますが、やはりこの人は子供を主役にした作品が一番しっくりくるような気がします。
この作品は小学生の成長を描いた作品です。
主人公は同じ子供で、小学生のある時点の話を描いた短編が7本入っております。
それぞれ心が温められるような話で、読後感もいいかんじです。
すっきり爽やか、ではないのですが…。
小林さんと山田さんが良かったですな。。。
『川の名前』もよかったですが、こちらも安心して読めました。
最近思い話ばかり読んでたので 読みやすそうな小説を読んでみました 読みやすかったし 楽しかったし なんだか、ほんわかして 一気に読めました。 起伏は無いけど 楽しい話が7本 おもしろかったすよ 【居場所】 ってのがテーマなんだけど 16歳の教科書2 で出てきた 【自分の居場所は探すものじゃなくて... 続きを読む »
いわゆる爽やかな読後感というのでしょうか、あの頃確かにそんなだったよな、と誰もが追憶に耽るようなストーリーかもしれません。ただ、あたしの場合、小学生時代はあまりにも暗く、いやな想い出ばかりなので、小説とはいえ、こんな素敵な想い出を持っている主人公が羨ましいです。
今 ぼくは思い出す。自分の居場所を探し続けていたあの日のことを。小学生のぼく 博士(ひろし通称ハカセ)は新興住宅地への転校生。言葉も習慣も違う場所で自分の居場所を見失う。心にぽっかりと開いた穴を抱えて彼は川の町で成長していく。色んな友達と出会い、色んな冒険を重ね、彼は大人になっていく。大人になるということは、自分の子午線が、自分のいる場所にあるものだと気づくことなのだ。あぁ、そうだそうだ、と自分のことを思い出す。かつて自分が抱えていた心に開いた穴を思い出す。こうやって少しずつ自分と言うものを形作っていったんだ。あの頃の自分がここにいる。この世に存在する全てのあなたに これを贈りたい。
短編集。いつもながらこの著者の書く若者は生き生きしていてよい。本作はちょっと起伏が足りないかな。






