62のソネット+36 (集英社文庫)

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著者 : 谷川俊太郎
制作 : William I. Elliott  W.I. エリオット  川村 和夫 
  • 集英社 (2009年7月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464597

62のソネット+36 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • わからないような、わかったような、でもやっぱりわからない。
    作者自身、あとがきで、読者にとっては難解かもしれないが「詩は左脳で理解すればいいものではなく、脳の言語化の難しい働きが詩を味わうには不可欠だ」と述べているので、その点をふまえて、もう一度読み直してみたい。

  • 見開き2ページごとに一編のソネット、という体裁が美しい。詩集は読むときの見た目も重要だと思う。言葉が個々の意味や文脈を超えて自由に羽ばたいているような詩集。英訳もまた美しい。

  • [ 内容 ]
    世界への愛がひとりの女性への愛と化合する。
    その私的で詩的な記録―。
    22歳で発表された生と愛への讃歌が、半世紀の時を超えて日英の二カ国語版で文庫に。
    36篇の未発表詩を新たに収録した、新版にして決定版。

    [ 目次 ]
    1(木蔭;憧れ ほか)
    2(世界の中で私が身動きする;ひとが私に向かって歩いてくる ほか)
    3(誰が知ろう;存在のもつ静寂は時に ほか)
    未発表36篇(朝;留守 ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 53年版のぼろぼろの本で読みましたがそれはそれで乙なものでした

  • なんとなく暇で、寝る前に本でも読もうと近くの本屋さんに行きこれを買う。

    「生きることそれが烈しく今日である」

    読んだ瞬間にはっとする。息が喉にひっかかってしまう。

    谷川俊太郎の処女作『二十億光年の孤独』と並んで、これほどむき出しの言葉が胸に響く詩集は久しくない。

    『62のソネット+36』と名付けられたこの詩集も谷川俊太郎の詩人としての道のりを段階的にしめす里程標であろうが、しかし未発表の詩36編とすべての詩の英語対訳が付され、かつ文庫本サイズなのがとても良い。

    僕は出掛ける時もこれをポケットにいれておくことにする。

  • 前作の『二十億光年の孤独』の特色が、触れあう頬のような日常と隣り合わせの宇宙的感覚やその孤独感を歌ったものとすれば、この作品は詩情あふれる香気と力強さでもって、存在の倫理を地上的に歌いあげている。各連、4・4・3・3の全14行で構成する厳格な形式(ソネット)を借りて、豊かな詩情を閉じ込めることに成功しているし、終盤のソネットはどれも素晴らしい!

  • 詩の美しさに気がついた

  • この人の詩を読んで、本格的に詩が好きになった。ような気がする。
    ので、私の中で谷川俊太郎という詩人は、別格。
    バイブル、と呼ぶには少し気恥ずかしい。
    が、娯楽として楽しむために読み、おもしろかったな、と満足する、いわばエンターテイメントを提供してくれるツールとしての本、消耗品としての本、とは違う。
    谷川俊太郎の詩集は(特に好きな詩集は)、どこに引っ越しても、どう生きていても、部屋の片隅に休んでいてほしい、と思うような、特別な言葉の集まりであり、特別な冊子だ。
    人によって、それは自己啓発本かもしれないし、宗教をもっている人はその宗教の教えのかかれた冊子かもしれない。
    そこらへんは人それぞれで、私の場合は、詩という形態をとっているだけな気もする。
    詩もそうだけれど、彼のエッセー的な文章をよむと、つくづく、詩人として、表現者として、人間として、豊かな才能をもった人なのだと感じる。
    彼ほど、守備範囲のひろい詩人を、私は他に知らない。


    62のソネット。
    谷川氏は自身のエッセーで
    「62のソネットは、私の青春の書である。私が典型的な若者であり、かつ自らの若さに忠実であったという自負が私にはある。(中略)それはおおざっぱにいえば、ひとつの生命的なほめうたである。」

    と書いている。
    彼にとっては、若かりし頃の詩だ。
    若かりし頃の己の言葉というのは、
    大体において、”若気の至り”とも”青臭い”ともいえそうな恥ずかしさを後年に感じさせるものであるけれど、
    若かったからこそ、感じ得た、書き得た、”青々とした若葉のような言葉”に、もう取り戻すことのできないまぶしさをも感じさせる。


    好きな詩は、年代ごとに散らばって、ある。
    けれど、私は特に62のソネットが好きだ。
    全体を通して感じられる、明るさ、さわやかさ、涼やかさ、若々しい喜びに満ちたような、健やかな気配のためだと思う。


    そして、この集英社文庫の62のソネットの装丁が素敵。
    とてもきれいな、水彩のように、にじむ青。
    売らずに持っておく。

  • 「4今日」、「8笑い」、「20心について」、「36」、「42」、「62」、「10」、「24」、「25」、「26」が好きです。

  • 言葉を切り取る、言葉で切り取る。

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