- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087465426
作品紹介・あらすじ
シャープで、鋭敏なことが優れていると世間では思われているが、本当にそうなのか!?医師としての経験や作家としての眼差しを通じて、些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切で、源になる才能だと説き明かす。恋愛関係、夫婦生活、子育て、職場、環境適応能力…。様々な局面で求められる鈍感力とは何か。先行き不透明な現代を生きぬくヒントが満載。ミリオンセラー、待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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著者、渡辺淳一さん(1933~2014年)の作品、ブクログ登録は6冊目。
本作は2007年刊行なので、著者が74歳位の時に書かれた作品になります。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
シャープで、鋭敏なことが優れていると世間では思われているが、本当にそうなのか!?医師としての経験や作家としての眼差しを通じて、些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切で、源になる才能だと説き明かす。恋愛関係、夫婦生活、子育て、職場、環境適応能力…。様々な局面で求められる鈍感力とは何か。先行き不透明な現代を生きぬくヒントが満載。ミリオンセラー、待望の文庫化。
---引用終了
私のように、小さなことをいつまでもクヨクヨと考え続ける性格の方は、一読しても良いかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いわゆる「繊細さん」を自覚しているので、その真逆とも言える「鈍感力」を持つ人は、どんな思考をしているのか、どうすれば鈍感力を習得できるのかを知りたくて読んだ。
内容としては、「鈍感力のある人の強み」「どんな思考をしているのか」は記されていたが、「どうすれば習得できるのか」までは言及されていなかったので、少し残念。
また、時代もあるのだろうが、母性神話的な話があったので、そこは「周りの大人」と読み替えて、子どもが鈍感力を獲得するために、親はどのように接すれば良いかは勉強になった。
でも、結局親にも「鈍感力」が必要ということなんだよな…。-
2024/04/16
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2024/04/16
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タイトルに惹かれて読んだ。自分がそんなに敏感だと思わないが、気付かない人って幸せそうだな〜って思うことはあながち間違っていなかったなと思った。鈍感力を身につけてのんびり過ごしたいな〜と思う。
★健康であるために最も大切な事は、いつも全身の血がさらさらと流れることです。
★我々の血管は、自律神経によってコントロールされています。
★才能ある人の周りには、必ず褒めてくれる人がいて、次にその本人がその褒め言葉に簡単に乗る、この「図に乗る、調子の良さ」は、所謂、はしたないことではなく、その人大きくて未来に向かって羽ばたかせる原動力となるのです。
★ だいたい嫉妬や中傷する場合、する方は、される方より状況が悪い人の方が多いんです。 -
前言撤回。星5つ撤回。
うつ病患者は、読んではいけません。
自分、うつ病になりそうなタイプという健康な人は、鈍感力を手に入れるといいでしょう。著者のいう通り、鈍感力がある人の方が、生きやすいことは、絶対です。ただし、うつ病患者はこの本を読んではいけないのです。なぜなら、劇薬で悪化するから。 -
上司の小言にはハイハイって応えれば良いんだーーーー!
ちょっと最近、上司に悩んでいたので随分気持ちが楽になりました。夢中になって読んでしまった。
恋愛とか子育てに関しては時代に合ってない所もあるけど、人間関係に困っている人は必読。 -
『鈍感力』とは苦しいことや辛いこと、失敗して気持ちが落ち込むときもそのまま崩れず、また立ち上がって前へ向かって明るく進んでいくこと。
それが出来たらいいとはわかっているけれど、鈍感は才能、くよくよせずにすぐ忘れる。そう出来ないから生きにくい。どうすればいいのかをもっと具体的に教えてほしかった。
恋愛論や母性論についてはやはり男性目線でなんだかな…
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自分がどちらかというと繊細なので、鈍感な人が羨ましいと思いつつ読んだ。それぞれ、良いところ悪いところがあると思う。
女性についての強さを説明した文章は面白かった。
女性は男性よりも、痛みにも寒さにも強い。
鮮血をみて倒れる確率が多いのは、男性らしい。気持ちの面でも女性の方が強いということだろう。
人間の血液量は、おおよそ体重の12分の1。60キロの人の場合、5リットル。500mlのペットボトル10本分。医学の教科書的には、3分の1以上出血すると死にいたるらしい。しかしながら、女性の出産時に半分ほど出血したのにもかかわらず蘇生できた症例がある。人間の神秘を感じたし、それ以上に女性の強さを思い知った。
健康寿命の面でも、いくらか女性の方が長生きすると言われている。これも、女性の人体的な強さが関連しているのだろうか。女性は強し!
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落ち込んだ時、悩んだ時に読み返したい本
鈍感力とは、いい意味で寛容的、タフなこと。
身体も精神も健康で楽しく人生を過ごすには、他人に何を言われようと聞き流し、気にしない。
ナイーブで神経質な人の方が、そうでない人に比べ、病気になる確率が高い。
作家でもあり、医師でもある著者の経験に基づく話なので、説得力があった。
くよくよ考えるだけ、時間も無駄。健康も害すのみで何一ついいことがない。
大らかに、楽観的に自己中心的(許される範囲で)になり、楽しく健康に人生を進めていきたい。 -
おおらかな人と結婚しよう。おおらかな子供に育つのかな。
だいたい歳をとっても元気な人はひとのはなしをきいてない。だからストレスがかからない。やっぱ適当が大事だな。
相手の言うことをさほど真剣に聞かない。いつも血管が開いていて血液がサラサラ流れて健康。
なにごとにも神経質にならず、いい意味で鈍感であること。鈍感さがあってこそ、他の才能も輝きだす。仕事が多かろうがヘラヘラして、適当でいいじゃん。 -
鈍感力の大切さは良くわかったし病気になりにくい理屈もわかった。が、男は繊細で女は鈍感など性別役割意識が強すぎ、子供を生んだ女性は強く、生んでない女性と違うなど、多様性を重視する現状からみるとかなり古い考え方。