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みんなの感想・レビュー・書評
そこに植わっている楠木は、昔々から人間の歴史を見てきた。
争いの果てに死ぬ人間と争うことを決心して生き続けようとする人間。
戦争中にビンに大切な物をいれ保存していたものが
時が流れて小学校のタイムカプセルを埋める時に発見される。
男が来ないと分かっていても、自分のいいように考え待ち続ける女たち。
ヤクザな世界で生きる幼い男たち。
カッコウのような女たち。
昔と今と同じような人物たちを書き、
時代が変われど、人間のやることはさほど変わらないということ。
それをホラーっぽい感じ、ミステリーっぽい感じ
青春小説っぽい感じ、いろいろなテイストで書いてある。
荻原さんって、色がきまっていない。
読む本ごとに違う感じだ。
それっていいのか悪いのか分からないけど。
( ・_ゝ・)<余韻を残す一つ一つの短編が集まり長編になる
4月-10。3.5点。
神社内にあった、樹齢千年のくすの木。
この木にまつわる、連作短編。
過去と現在が交錯しながら、どっちかというと悲劇が中心。
読後感が良くないとのレビューもあったが、
読ませる力があると思った。
のっぺりと田んぼが広がる風景の中
一か所だけこんもりと緑が盛り上がったところがある。
そこには小さな神社と、一本の大きな木がある。
そんな風景を見ると、和んでしまう。
日本人だなあ。
そんな、鎮守の森は、人の営みをやさしく見守っている
というイメージが染みついている。
トトロもそのイメージの延長ですね。
でも、そんなイメージで読み始めると
しっぺ返しを食らいますよ。
そんなものは人間側の勝手な解釈だって。
荻原浩さんにしては、読後感がダークだと思った。
正直に言うと読後感があんまりよろしくない。それはまぁ、本に引っ張られての事だから、力のある本なのは間違い無し。ただ、好き嫌い分かれるかも。
著者は非常に多才な人だ。
オロロ畑というほんわかしたのを書いたかと思えば、さよならバースデーでミステリーチックな哀しい話も書く。
さらに、後味が悪く気持ち悪い作品も書く。
この作品は、なんだか読んだあとにじんわり嫌な気分になる作品だ。
例えて言うなら、後ろから誰かに悪意を持って見つめられているような作品である。
個人的にはあまり好きではないが、なんだか嫌な方面に人の感情を動かすとことは、簡単にできることではない。
力のある作家さんだと思う。
こわい話は本当に苦手なので読み始めは後悔した。
でも読み終えてしまった。
泣いてしまった。
千年生きていると言う楠にかかわる、時空を超えた人間の関わりのお話。多くの登場人物が微妙に交錯して登場するので関連図がほしいくらいです・・・
なんて言うのかな、重い作品!
内用が重いわけじゃなく、作りが重いというか
文脈が重いと言うか、そう感じた本でした
<poka>
ひとつの話に二つの時代が盛り込まれ、どこかでつながる…。実に巧妙なつくりに感動。でも、あまりに悲しすぎる。
だいこんまるにはちょっと無理かも。
<だいこんまる>
じゃ、やめときますぅ。
【give up】
過去と現在がリンクするというのは面白いが、ありきたりで魅力を感じられなかった。
救いがないというか、鬱々としていて楽しくない。
同じパターンの繰り返しで飽きてしまった。
なんだかスッキリしない読後感。
ひとつひとついい話だとは思うんだけど・・・。
くすの木の存在感がすごかったです。
「瓶詰の約束」が一番好き。というか感動。
時代を超えて交錯するドラマとか、
儚い感じとか、悪くはないんだが…
どうも残糞感があるというか、スッキリしないというか、
救われない感じが残るというか…
短篇集としてはこんな感じとも思うんだけど、
うーん…
連作の短編集です。 昨日は有川浩のコトを書きまして、今日は荻原浩。書き始めて気付きました。 別に狙ったわけではないんですけどね。ただの偶然です。 萩原浩はも、結構揃えている作家です。 軽い文体と辛口のなかでもなかなか幸福な読後感が好きで読んでおります。 でも、この作品。 結構ハードでした。 ハッピーエンドじゃなくても、なんか良い読後感っていう作品もあります。 でもこの作品は、多... 続きを読む »
1本の楠を中心に時代を超えて巡る人間達の短編集。
中心って言っても楠は、ただただソコに立っていて、勝手に話が進んで行くんやけど、、、。
それでも、楠に意志があるように感じる。
切ない話。
ホッコリする話。
少しホラーな話。
短編集やけど、チラホラと他の話ともリンクしてて面白かった。
☆萌芽
☆瓶詰の約束
☆梢の呼ぶ声
☆蟬鳴くや
☆夜泣き鳥
☆郭公の巣
☆バァバの石段
☆落枝
短編集ながら登場人物が色んなところでつながって、さらにその短編の中で遠い昔と現在が交錯する。すごい構成だけど、誤読感はよくない…怖くなった。バァバの話はよかったです。
1本のくすの木の周りで起こるドラマが連作短編で綴られているのだけど、一編の中でも2つの時代に渡って物語が繰り広げられるので、どうも一つ一つのエピソードが短く感じられてしまった。
こんなにたくさんのストーリーがなくてもいいから、もうちょっと一つ一つのエピソードが長くしっかりとあるといいなと思う。
「バァバの石段」が一番読後感が良くて好きです。
東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて─。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で…「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中に受け取った手紙に孫娘は…「バァバの石段」。など、人間たちの木をめぐるドラマが、時代を超えて交錯し、切なさが胸に迫る連作短編集。

子盗りの木の下で繰り広げられてきた人間模様が時代を超えて交錯し、悲しみをまとってずっしりと重く描かれている連作集。仄暗いという言葉がぴったり。なんともやるせない読後感。好き嫌い分かれそうだけど、私はそ...





