東京・地震・たんぽぽ (集英社文庫)

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著者 : 豊島ミホ
  • 集英社 (2010年8月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087466027

東京・地震・たんぽぽ (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • いつもの毎日が一瞬で変わってしまう。実際に起こってしまいそうな、そんな身近に感じてしまうことが散りばめられてる。

  • 東京を震度6強の大地震が襲ったという設定で描かれた14編の短編。

    描かれるのは、地震に遭遇した様々な人びとのドラマ。近未来小説でも、ドキュメンタリー小説でもない。裏表紙には、『身体に心に痛手を負った14人の、悲しみと明日への希望を描く…』とあるが、少なくとも、『明日への希望』は感じられなかった。

    どういう意図で描かれた作品なのだろうか。

  • 短編集。地震が東京を直撃した時のいろいろなドラマ。中でも「だっこ」は素晴らしい作品だと思った。自らの死を悟った女の子が死を素直に受け入れながらも、弟への愛情だけは最後まで執着していて、生きたいという希望がにじみ出ている。

  • いつものような5月のある日、東京で震度6の大地震が発生。すべてが壊れたその時、人々は何を想い、どう行動したのか。フィクションとは思えない14のショートストーリー。
    ことさら大きなドラマ仕立てにするわけでなく、災害に遭ったことも人生のなかのヒトコマだというスタンスが、作者の勇気と愛情を感じ、読む側にリアルさを与える。最終章の祈りのシーンは秀逸。私も涙で目が霞んだ。

  • 東京で大地震が起きたという想定の小説集。
    短編集だから、すっと読めるかと思っていたけど、人の内面が丁寧に書かれていて、結構重かった。

  • 東京での大地震、実際にいつ起こってもおかしくない状況です。3.11を経験したことで、よりリアルに感じることができました。地震が起きた時、自分のやるべきことがしっかりできたらいいなぁと思います。

  • 日常が壊れるって幸せが壊れるだけじゃない。
    日常って憎しみも悲しみも何気なさもそして幸せもあるから。
    2007年の本にしてこのリアリティ。豊島ミホすごいな。
    想像しようとしていなかった(避けていた)ものを見せつけられ胸が苦しくなった。

  • 東日本大震災のまえに書かれた作品だとは思わなかった。なんてリアルな。東京の大震災を通じた群像劇。とても切ない。どんな風に運命を捻じ曲げられても、人はどうにか生きていかなきゃいけないんだな、と思う。

  • 3.11の半年前に買い、積読になったまま実際に震災が起こり。
    最初の話だけ読んだ後、どうにも読み進める気が起きずに2年ほど放置。
    ついに読んだ。きっかけは特にない。

    感想を書こうとしたものの、うまく表現できそうもないので、
    やっと読んだよっていうことだけ記録。

  • 今読むと、なんだかいろいろ考えさせられる。

    それぞれの短編で、人々がどう動くのか、どう考えるのか、もちろん苦しい思いはたくさんあるけど、先には必ず明かりがあって、救いもあって、豊島ミホさんならではの小説だと思った。

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東京・地震・たんぽぽ (集英社文庫)の作品紹介

うららかな5月の光景が一変した-東京で震度6強の大地震が発生。家は崩れ、あちこちから火の手があがり、多くの命が失われた。子どもと公園で遊んでいて生き埋めになった主婦。免震マンションに篭城するアイドル。いじめの「復讐」を果たすため、被災地に乗り込む中学生…。極限状態で直面する本当の気持ちとは?身体に心に痛手を負った14人の、悲しみと明日への希望を描く小説集。

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