楊令伝 2 辺烽の章 (集英社文庫)

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著者 : 北方謙三
  • 集英社 (2011年7月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467154

楊令伝 2 辺烽の章 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 青蓮寺の目を逃れ雌伏していた梁山泊軍が、徐々にその姿を現わし始める。
    しかし、それよりも大きく姿を変えたのが、江南一帯を手中にしつつある宗教団体の方臘たち。
    ちょっと力をつけた叛乱予備軍だと思い、彼らの中に潜伏した呉用は、己の見る目が誤っていたことを知る。

    ここで、ちょっと思ったのが、なぜ呉用自ら潜伏しなければならなかったの?ってこと。
    戴宗のほうが適任では?

    そしてこんな早い時期に、岳飛まで出てきちゃうのね。

    魯智信が、切り落とした腕を焼いて自分で食べた水滸伝に対応するかのような、武松の、切り落としたこぶしを焼いて食べる一件。
    水滸伝では、脱獄して逃げる途中に盲腸の開腹手術をして命を取りとめた白勝が、今作では医者となって、瀕死のけが人を開腹手術で救命する。
    水滸伝と楊令伝。
    今のところストーリーは並走している。
    道が分かれるのは、一体どこでだ?

  • 武松も明るくなったけど楊令も明るくなったと思います。やはり二人で焼く肉を食べると気持ちが和むのでしょうか?

    相変わらず王進先生の所は良いですね。梁山泊のオアシス!出来れば家族で移住したい!!

    方臘の宗教団体恐るべし、なんてったって数が凄い中国には国を傾かせる宗教反乱が数多くありましたからね。童貫元帥の今後の動きが楽しみです。

    呉用が可愛そうです。もう少し気遣ってやってほしい。せめて戴宗はあんな事を言うべきではなかったと思う。


    そして、英雄岳飛の登場です。これから彼はどのようにして宋軍に関わるのか楽しみです。

  • 武松のくだりは、驚きでした!まさか…と。

    楊令は、武松の背負っているものの重さを、
    そしてそれが足枷になっているという事を即座に見抜いたのか。

    やっぱり楊令は、只者じゃない。
    彼は自分の事を「汚れてしまった」というけれど、
    それは他人の弱さ、痛みも感じられる心を持っているという事。
    真の強さを持ちながらも弱さを理解するのは、簡単なようで難しい。

    楊令の頭領たる資質は充分すぎるほど。
    味方ですらも、まだ若い彼を前に圧倒されてしまう気持ちが分かります。

    そして、心のオアシス王進先生登場!(笑)
    花栄のイケメン息子・花飛麟の高慢さが、どんどんなくなっていく…
    子午山は、本当の強さとは何かを教えてくれる場所ですね。癒されます。

  • 大きな戦闘は無いが物語の方向性が見え始めた第二巻。
    「幻王」となった楊令の真意。業を籠められた右手を切り落とされた武松の変化。
    後の南宋の英雄・岳飛の登場。童貫・楊令との邂逅。
    特に気になるのが江南の宗教指導者・方臘。個性の強い人物が多い「水滸伝」の中でもかなり異彩を放っている。
    スパイとして接近している呉用もその魔性に取り込まれかけている感が。
    北では金国が勢力を伸ばし、南では「方臘の乱」が勃発寸前。そんな中、力を蓄え状況を注視する梁山泊。
    今後、どのように史実や実在の人物を物語に組み込み展開させていくのか楽しみながら読み進めたい。

  • ●1回目 2007.9.30

    小説の全貌が姿をあらわしはじめる。
    そうか岳飛が出てくるのか。

    これで北方謙三の梁山泊系は、出版されている分は全部読んだことになる。

    「小説すばる」に連載中らしい。
    これも読もうかな…


    ●2回目 2015.1.24

    方臘登場。

    杜興のじいさんさんがいい味だしてるなあ。
    1巻目だが、顧大嫂と孫二娘との掛け合いも面白かった。
    花栄の子、花飛麟の鼻持ちならなさ加減がまたいい。

    呉用が生き生きしてきた。

  • いよいよ梁山泊が集結。楊令を頭領に戴く。
    そして南ではあの方蝋の乱が始まる。
    どんな戦いが始まっていくのか。
    熱い男たちの戦いが。

  • 「そうやって思い出してくれる弟がいて、おまえの兄貴は幸せだ」
    「違うな、項充。思い出してしまう人間を持った、俺たちが幸せなんだ」

  • とにかく呉用がいじましいというかいじらしいというか愛おしい。
    郝瑾と李媛が気になるぞ。というか郝瑾はいつもかわいい。
    しかし史進がもう38になっているのか‥‥時を重ねた物語と感じます。

  • ハラハラ感が少しなかったのでこの評価。
    武松と楊令の対決シーンは見物。
    その後の武松の変化。
    こんな人だったのでというぐらい重い足枷が取れたようです(^0^)

  • 武松が笑ったよ。

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