3センチヒールの靴 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 684
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467697

作品紹介・あらすじ

ひとり分の夕食を作ってドラマを見ながら食べ、12時前に寝る、規則正しいが華やぎのない29歳の毎日。ふと人恋しくなり、合コンで出会った男に電話してしまう「3センチヒールの靴」。彼が持ってきたワインと同じ瓶を親友の部屋で見つける「赤と白のワインの空き瓶」。気がねなく誘えて恋の悩みも話せる男友達との関係を描く「冬休みを前に」など、大人になっても恋上手になれない女たちを描く17篇。

感想・レビュー・書評

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  • 気分を変えてこういう本も読んでみようと思っても、好きだなと思うお話は白い犬と青い風船のお話だったりするので……それもわたしだからとことん付き合います。
    「恋愛するとメンヘラになる」が経験値からの信条としては、描かれてた恋愛は「狂気真っ只中」「狂気が過ぎ去って前に進み始めた」「諦念」かなぁと感じました。
    短すぎて何も引っかからず通り過ぎていくお話も多々、でも江國さんよりは距離が近いかもしれないです。男女の口調が似てるので同じカテゴリに入れてしまったけれど、狂気からの涅槃みたいなのは江國さんのほうかな。生成と般若の違い。
    それにしても、やっぱりお酒なんだな……なにかと。
    3センチヒールは歩くための靴。靴に楽ばかり求めているのも物足りない気持ちが薄っすらあるので、ヒールの靴を新調しようかなと思いました。歩こう。

  • 短編集。

    短編すぎて、なかなか意味を理解できず、終わってしまった。

    しかし、女心もこういったものか。

    わからぬ俺はいつまでも、だめなのだろうか。

  • 失恋ではじまる物語やバッドエンドが多いが、前向きな気持ちになる。
    言葉がおしゃれ

  • リアルな女性像に共感。みんな完璧じゃない。でもそれぞれのかたちで、時にはマイペースでもいいよね、と思う。気丈に頑張る日々に少し疲れた女性にオススメ。

  • こうやって失敗も重ねながら、
    それでも幸せを噛み締めながら
    私も生きて行くのかもしれない。

  • 妙齢女子のあまり上手く行っていない恋を綴った短編集。

    なんか、まぁ、フーンてカンジでした。イタいほど共感もせず、とは言え読んで元気になるカンジでもなく。ヒールは7センチからでしょう。と思うので、感覚が合わなかったんだろうな。

  • 09.09.2013 読了

  • ・読み終わって感じたこと
    アラサーだからこその喜びと苦しさがある。

    ・面白かったシーン
    「お互いに風呂を浴び、寝巻きに着替え、さあ眠ろうというときになって、まるでぬいぐるみでも抱き寄せるように夫はカスミに腕を伸ばしたのである」
    新婚も過ぎればこうなる。

    ・好きなセリフ


    ・オススメの人
    アラサー女子
    短編好き
    サラッと読みたい人
    想像するのが好きな人

  • 短編集。少し物足りない感。
    ファッションについての描写が多く想像するのが楽しい。

    Do you still love me?がさわやか。

    最後、ん?で終わるものもあり。

  • 途中で読むの辞めてしまった。面白くなかった、、、

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著者プロフィール

1962年北海道生まれ。北海道大学農学部卒。’90年『結婚しないかもしれない症候群』で鮮烈なデビュー後、’91年に処女小説『アクアリウムの鯨』を刊行する。自然、旅、性などの題材をモチーフに数々の長編・短編小説を執筆。紀行、エッセイ、訳書なども手掛ける。2003年『海猫』で第十回島清恋愛文学賞を受賞。

「2021年 『半逆光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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