右岸 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1416
感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467949

作品紹介・あらすじ

移住先のパリで妻を亡くし、自身も事故にあった九は、帰国して母のもとで暮らす。
幼馴染みの茉莉らの支えの甲斐あって快復へと向かう九だったが、その最中に発露した力が、再び世間の好奇の目に晒されることになり…。
人生の大きな流れに翻弄されながらも、いつも互いのことを思い続ける男女の半生を、壮大なスケールで描き出した大河小説。

感想・レビュー・書評

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  • 辻仁成をおもしろく読めるようにまでなったので読書道極めてきてる

  • さよなら、またね。

    失ってから出逢うもの。
    失ってからでなくては、出逢えなかったもの。

    男性と女性の違いを改めてぎゅっと感じさせられた、『右岸』と『左岸』でした。『冷静と情熱のあいだ』の時よりも、ぐっと生々しい印象を受けました。
    これはこれで人間らしくていいですね。

  • 2019年に読んだシリーズ。4冊も続いてたから登場人物への感情移入がものすごかった記憶。

  • 冷静と情熱のあいだみたいなドキドキするピュアな恋、から、成熟したからこその人生の振り返り、みたいなものまで描けるようになった上での話のように思いました。もう少し、ワクワク感が欲しかったです。

  • 現実と非現実が頭の中でごちゃ混ぜに...
    最後まで面白かった‼︎

  • 近所に住むダメダメな二人の男女…なるほどそれが右岸の九と左岸の茉莉か✨
    にしては結構な波瀾万丈人生だった九…でも冷静に観たらやっぱりダメダメか?笑 大河小説なんて書かれていましたがまさに祖父江九の人生丸々でした。
    次は対岸にある茉莉の人生ですね♫

  • 移住先のパリで最愛の妻を亡くし、自身も交通事故にあった九は、帰国して母のもとで植物を育てながら暮らすようになる。幼馴染みの茉莉らの支えの甲斐あって快復へと向かう九だったが、その最中に発露した力が、再び世間の好奇の目に晒されることになり…。人生の大きな流れに翻弄されながらも、いつも互いのことを思い続ける男女の半生を、壮大なスケールで描き出した大河小説。

  • 右岸のほうが、左岸の存在をよく意識していた気がする。
    ひとまず壮大。

  • 祖父江九は人よりも大きな悲しみを味わいつつも、周りの人を救いつつ最後は最も幸せな人生だったと思う。

  • 2016.12

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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