ほろにがいカラダ 桜ハウス (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468113

感想・レビュー・書評

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  • 桜ハウスに始まって、夫の火遊び、ほろにがいカラダ。

    全部読みました。

    3作全般に渡って共通しているのはほろ苦さ。
    めちゃくちゃハッピーエンドになんてならない。
    恋人ができてもワケありだったり、破局したり、
    「結局私たちにはこのレベルがしっくり来る」という諦めの気配が漂う。

    でも、不幸なわけでもなく、みんな投げやりになることも無く、丁寧に実直に生活を重ねていく。
    その感じがよかった。

    3編通して思うのが、やっぱり遠望子がなんだかんだ1番幸せというか安定している、消耗していないな。ということ。それも含めてほろ苦い。

  • 続編となるとダレてつまらなくなるパターンが多い中、このシリーズは、登場人物の加齢と共にそれぞれの年齢で起こりそうなエピソードがうまく描かれていて、ますます面白かった。

  • 今回はオトナな恋愛。
    現実的で生々しい、それでいて少し切ない。
    蝶子さんも、50歳になり、オトナで素敵な男性といい恋愛になるのかと思ったら…
    真咲の話は付き合ってる男性の妻との面談や、がんやら後味の悪い重い話だった。
    遠望子は、現実的であきらめていて、でも、少しだけ期待して…ザ・オトナの恋愛。でも、最後のオチは共感できず

  • 桜ハウス第3弾。
    前作よりもさらに少し年齢を重ねた四人の恋愛模様。
    どの恋もがハッピーエンドとは言えない結末を迎えるなか、野利子さんとアムちゃんの恋の仕掛け合いはちょっと良かった。
    さらに続編もあるのだろうか?ぜひ幸せになった四人の姿が見たい。
    2015/10

  • 『桜ハウス』シリーズの第3弾!
    ちょうど良い関係を保っている4人の女性。
    それぞれに歳を重ね、男性との関係も個性的。
    そして、そんな恋愛に疲れたら、みんな桜ハウスに集ってくる。
    年齢も違う女性同士の理想的な関係。

    2015.1.31

  • 桜ハウス第三弾文庫オリジナル

  • なるほどー。
    シリーズものだったのか。
    50才の女性が営むシェアハウス繋がりの女性ばかりの話。
    なーんだか説明というか背景の説明が少し目だなー。と思ってたら…
    解説にて判明。
    3冊目…?
    ははは。

  • 『桜ハウス』3作目
    色々な生き方の、歳を重ねることで見えてくる世界。
    そろそろドラマ化して欲しいなぁ‥

  • シリーズ物とは知らず、タイトルに何となく惹かれて手にした1冊。
    登場人物が自分よりちょっぴり年上の独身女性達。不倫の恋が相手の家族からどんなに恨まれるかがこれでもかって程に描かれている。誰かの為に作る料理ってすごく嬉しいものだと蝶子から気付かせてもらえた。

  • 「桜ハウス」シリーズ第3弾。
    第2弾を読まずに第3弾を読んだのですが、第2弾では大きな事件が発生していたのですね…
    「ほろにがい…」では蝶子さんは50歳に。

    解説の吉田伸子さんはもしこのシリーズをドラマ化するならとキャステイングされています。
    蝶子を高畑淳子さん、遠望子を西田尚美さん、綾音を緒川たまきさん、真咲を深津絵里さん、そして野利子を加賀まりこさん。
    西田尚美さん、緒川たまきさん、加賀まりこさんのキャスティングは私も賛成~!
    でも、蝶子は高畑さんはちょっと違うなぁ・・・、私なら黒木瞳さんかな。
    深津絵里さんは大好きだけど、真咲には菅野美穂さんかな~。
    と、勝手なことを・・・

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