カオスの娘 (集英社文庫)

  • 34人登録
  • 3.18評価
    • (0)
    • (4)
    • (5)
    • (2)
    • (0)
  • 4レビュー
著者 : 島田雅彦
  • 集英社 (2012年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468861

カオスの娘 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 島田雅彦は無条件で読んでしまいます。この作品も期待を裏切りませんでした。

  • 141219読了。著者は母校の文学部教諭であり、以前「無限カノン」シリーズを少し読んだので興味があった。
    作中の流転していく少女がたまたま行き着いた大学は紛れもなく法政大学市ヶ谷キャンパスであり、野宿同好会や856教室が出てきたりしてほんのりわくわくした。
    無残な少女の運命と、主人公ナルヒコがシャーマンになっていく不思議な展開が、全く現実味のないファンタジーのようで、わりと本気なミステリーという展開が面白い。
    なにより、さえない文学教諭が最後に大活躍するのが、なかなかに痛快だった。
    エンターテイメントにしては脳の奥を使わざるを得ない話の展開が読者をほどよく空腹にしてくれる。
    ”サナダセンセイ”が続編にも出てきてくれるなら、このまま続きを読んだろうに。

  •  「カオスの娘」という題にまず惹かれ、シャーマンと現代東京の話だということでさらに惹かれて購入。シャーマンという非現実的ではあるけど、どこかギリギリ現実的に思える世界観はなかなかよかった。
     それでも一番よかったのはただ純粋にどんどんカオスに落ちていく少女。「落ちていく」という表現が適切な気はしないけど、石が転がっていくように気付かず進んでいくのがグッときた。それと渋谷の少女達の、実際にあるのだろうけど、普通に生きていく人間が知らない世界の描写が衝撃だった。あれは何でも実際の少女の証言からきているというから引き込まれる。
     ただ、心に刺さるような台詞はシーンはなかった。

  • 見出しからの想像とは違って、途中でやめようと思ったけど、何とか読み終えました。
    震災前に書いた本みたいですけど、予感していたようでした。

全4件中 1 - 4件を表示

島田雅彦の作品

カオスの娘 (集英社文庫)はこんな本です

カオスの娘 (集英社文庫)の作品紹介

シャーマンの血を受け継ぎ、予知能力を持つ少年ナルヒコ。死んだ祖母の故郷・網走の原野でシャーマンの修行を受けたナルヒコは、夢の中で一人の少女と出会った。記憶を無くした少女は、自分を監禁していた男を殺し、逃亡先で次次と殺人を重ねている。ナルヒコは彼女を助けるべく、東京に戻るが…。シャーマン探偵は、破滅に憑かれた"カオスの娘"を救えるのか。スピリチュアル・ミステリー。

ツイートする