なつのひかり (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 4086
感想 : 323
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470482

感想・レビュー・書評

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  • すてきでした。
    蜃気楼のゆれる
    日本の夏に
    これを読めばいつでもどこでも会えます。

    なぞがなぞのままで終わることなんて
    日常では当たり前なので
    あたまの悪いあたしは

    あれはどういう意味だったんだろう
    とは思わないようにしました。

    洋一くんが最初結構好きだったのに
    ちょっとーえーあらまー
    って思いました。

  • 私はこの本に選ばれなかった。

  • これは…何なんだろう?
    メルヘン?ファンタジー?
    現実と空想の境目が分からなくなるような、そんな気持ちを味わされた。
    大人だけど、夏の日に迷子になっちゃったみたいな。

    ナポレオンは栞を導くのが役目だったのかなぁ。

    最初から最後まで不思議な雰囲気の話でした。

  • 不思議。
    続き、なにがあるんやろ?気になって、どんどん先につれこまめれた。

    また、読んだら何か読み取る事ができるんやろか?

  • 世界観に馴染めないまま読了。
    でも、ストーリー展開は面白く、あっと言う間に読んでしまった。
    不思議さは、村上春樹を超えている。
    今まで読んだ本の中でも不思議な本。
    他の本も読んで見ようと思う。

  • なんだか村上春樹小説な空気感。
    に、してはもうちょっと心理的描写があるとイイ。
    どちらかといえば、江國さんの作品はエッセイが好きだなぁと改めて思う。

  • この本に出会ったのは、もう10年ほども前の話で、当時は、正直に言って、よくわからない、そういう印象しかなかった。
    いつか、読み返そう、そう決めて、今読み直してみても、やっぱりまだよくわからない。
    だけどどこか魅力を感じるのは、それが江國さんだからこそ、なのか。。
    おそらく、これはファンタジーなのだと思う。だけど、妙な現実感、それは読んでいる間の、妙な肌触り、音、光、熱、そういうものたちの、まとわりつくようなリアリティー、でも、本物じゃない。とにかくこの妙な感じは、なんとなく、蜃気楼のような、白昼夢のような、確かなのに不確かな、そういう奇妙な魅力を持っている。
    読んだあとで、全体の、ストーリーをかいつまんで考えてみると、どうも、この小説は、実は王道中の王道をいっているのではないか、と思う。
    主人公(栞)がいて、行方がわからなくなるヒロイン(兄)を探しにいく。それは、悪い魔女(順子さん)にさらわれて、とらわれている。主人公は、旅の途中で、色んな仲間たち(めぐ、陶子、なつみちゃん、陽一、薫平、双子・・・)に出会う。そして最後には、魔女の城からヒロインを助け出す。
    こんなことを考えてみると、なんとなく、江國さんは、なんでもない、ただ冒険の物語を書きたかった、そんなことを考えていそうだ、なんて思ってしまう。
    ところで。
    これは江國さんの、初期の方の作品だけれど、彼女の小説は、正直、初期の方が好きだな、と思う。
    少女のような、危うげな、だけど瑞々しい、この言葉の選び方が、どうにも好きらしい。
    思えば、「きらきらひかる」も、あの危うげな感じが、好きな理由のひとつなのかもしれない。

  • 江國香織の小説。
    少し変わった環境の日常だが、
    徐々に現実から遠のいていく。

  • ふわふわしたまま終わった…。

  •  独特のシュールな雰囲気。箱庭のような狭くて変化に乏しい世界で、主人公の周りに続々と起こる一見些細な出来事。
     人によって、凄く好みが分かれる作品だと思います。始めは何だかよくわかりませんでした(^_^;)

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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