なつのひかり (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.12
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本棚登録 : 4084
感想 : 323
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470482

感想・レビュー・書評

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  • 2011/9

  • 【印象】
    夏の佇まいと後見と仕舞われたものと探す人たち。
    季節に関する描写が好みです。

    【類別】
    小説。
    不条理、ロマンス、伝奇ファンタジー、サイコホラー、そういった印象を受けます。

    【構成等】
    本筋を進める中で、定期的に本筋に関するなにかの話を添えます。

    【表現】
    地の文は一人称視点。
    文体に端整なものを感じます。

  • 分かるような分からないような不思議な話。
    順子さんの心の中の旅なのか。
    ナポレオンが可愛かった。

  • よくわからなかったけど。
    江國さんの言葉たちが好き。

  • 全然分からなかった、、
    もう一度読んだらなにか掴めるかな

  • 最初の辺りはごく普通の夏の日常を描いているのだが、物語は通常ありえないような展開をしていく。そんな流れが本当面白くて夢中になって読み進めた。

    物語の途中に入ってくる、一見関係無さそうな話。これらが『なつのひかり』の独特な世界観を形成しており、なんとも滑稽な話ばかりであった。

    この夏に読む事ができて満足である。是非とも色々な人にこの作品を勧めていきたい。

  • 1995年に文庫発刊。江國香織の小説。
    現実と幻想が入り混じるファンタジックな透明感のある作品です。

    江國作品らしく恋愛が病的なんですよねー。主人公のお兄さんに年上の愛人がおり、さらに別の女性と不倫してます。
    と、文章で書くと、ものすごくドロドロなんですが、ここが江國作品のすごいところで透明感があると言うのか、サラリとしていて違和感がないんですよね。
    登場人物たちが普通に受け入れているからなんですかね。

    途中までは、現実的な日常を描いているように思えるのですが、ヤドカリくんがキーポイント。
    ヤドカリくんを追っていると、いつの間にか幻想の世界に入り込みます。
    フワフワしたファンタジックな作品は嫌いではないので、どんどん読み進めちゃいました。

  • ファンタジーで不思議なお話だった。
    キャラメルの箱が電話になったり、時間が夕方の5時で止まったり。でも解説の人が書いていたように、ヘンテコなことがゾクゾク起こるけど、そのルールを認めてどんどん話の展開を楽しめればそれでOK、その通りだった。

    "現実というのはうけいれるほかにつきあいようがない"しおりの言葉が印象的。
    八百屋でおばさんと過ごす時間がうらやましいなと思った。

  • うたた寝をしたときの夢みたいな内容
    現実味を帯びたファンタジー

  • 文章は面白いんだけど、よくわからなかった。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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