- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087470482
感想・レビュー・書評
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2011/9
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【印象】
夏の佇まいと後見と仕舞われたものと探す人たち。
季節に関する描写が好みです。
【類別】
小説。
不条理、ロマンス、伝奇ファンタジー、サイコホラー、そういった印象を受けます。
【構成等】
本筋を進める中で、定期的に本筋に関するなにかの話を添えます。
【表現】
地の文は一人称視点。
文体に端整なものを感じます。 -
分かるような分からないような不思議な話。
順子さんの心の中の旅なのか。
ナポレオンが可愛かった。 -
よくわからなかったけど。
江國さんの言葉たちが好き。 -
全然分からなかった、、
もう一度読んだらなにか掴めるかな -
最初の辺りはごく普通の夏の日常を描いているのだが、物語は通常ありえないような展開をしていく。そんな流れが本当面白くて夢中になって読み進めた。
物語の途中に入ってくる、一見関係無さそうな話。これらが『なつのひかり』の独特な世界観を形成しており、なんとも滑稽な話ばかりであった。
この夏に読む事ができて満足である。是非とも色々な人にこの作品を勧めていきたい。 -
1995年に文庫発刊。江國香織の小説。
現実と幻想が入り混じるファンタジックな透明感のある作品です。
江國作品らしく恋愛が病的なんですよねー。主人公のお兄さんに年上の愛人がおり、さらに別の女性と不倫してます。
と、文章で書くと、ものすごくドロドロなんですが、ここが江國作品のすごいところで透明感があると言うのか、サラリとしていて違和感がないんですよね。
登場人物たちが普通に受け入れているからなんですかね。
途中までは、現実的な日常を描いているように思えるのですが、ヤドカリくんがキーポイント。
ヤドカリくんを追っていると、いつの間にか幻想の世界に入り込みます。
フワフワしたファンタジックな作品は嫌いではないので、どんどん読み進めちゃいました。 -
ファンタジーで不思議なお話だった。
キャラメルの箱が電話になったり、時間が夕方の5時で止まったり。でも解説の人が書いていたように、ヘンテコなことがゾクゾク起こるけど、そのルールを認めてどんどん話の展開を楽しめればそれでOK、その通りだった。
"現実というのはうけいれるほかにつきあいようがない"しおりの言葉が印象的。
八百屋でおばさんと過ごす時間がうらやましいなと思った。 -
うたた寝をしたときの夢みたいな内容
現実味を帯びたファンタジー -
文章は面白いんだけど、よくわからなかった。