麦の道 (集英社文庫)

著者 : 椎名誠

• 集英社 (1999年6月18日発売)

感想・レビュー・書評

[m1s0prefさんの感想 · 2013年1月6日]

最近、殺人事件が起こるような小説ばっかり読んでたので、たまにはのんびりしてそうな青春小説でも読もうと思い、この本を手に取りました。
が、あまりにものんびりしすぎてるというか、コレといった山場やオチがあるわけではなく、なんだか物足りない。気になる女子生徒と恋が発展する…と思いきや何もなく、ライバルのあいつと大騒動になるような争いが起こる…事もなく。
つまらないわけではないけど、少々退屈でした。やはり事件が起こる小説でも読もうかなぁ。

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本ＳＦ大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」