おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 650
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470598

感想・レビュー・書評

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  • スラスラっと最後まで読めたけれど、読み終わったあとに感じるものはあまり無かった。もしかすると、続きがあるせいで中途半端だったからかもしれない。

    最後にある「村山由佳」さんのあとがきを読んで本の素晴らしさを実感した。それぞれ人の感じていることや思っている事を知るのはとても面白い。そして興味深かった。
    自分は「人の思いや気持ち」をその人の言葉で書かれている本の方が読みやすく好きなのかもしれない。
    本があまり読めなかった自分にとっては、読みやすく最後まで読み切れたことで本を「好きかもしれない、これからも色々と読んでみたい」という感情になれたことが良かった。

  • 高校三年の勝利は、両親や叔父夫婦の都合で久々に会ういとこ姉弟と暮らすことになる。
    一人は5歳上のかれん、そして小学校の丈。
    久々に会うかれんはとてもキレイになっていて、勝利は恋に落ちる。
    かれんが心に抱えている秘密があり、それも全て含めてかれんを守ると誓う勝利の男らしさはグッとくる。

    2019.5.19

  • 高校生の和泉勝利(いずみ・かつとし)は、父の転勤により叔母夫婦の花村家に居候して、5歳年上の従姉の花村(はなむら)かれんと、花村丈(はなむら・じょう)のきょうだいとともに、毎日を過ごすことになります。。

    しかし、やがて勝利はかれんの出生の秘密について知ることになり、彼女の傍らに立ちたいと願うようになります。

    「おいコー」シリーズの第1巻です。セカンド・シーズン第8巻刊行以後、しばらく続編が出ない状態がつづいているようですが、無事に完結することを祈っています。

  • 面白かった

  • 図書館

  • おいしいコーヒーの入れ方。シリーズ。
    値段を見て
    「あ!まだ500円で買える時代の本だー」
    って懐かしく思った1冊。

    青春物語。
    私にもあったはずだけど 遠い昔過ぎて思い出せないや(笑)

  • 初めて読んだのは、主人公の勝利やいとこのかれんよりも年下の頃でした。

    あの頃は、二人が大人に見えてなんとも言えない二人の微妙な距離感に気恥ずかしさを感じたことを覚えています。

    改めて、勝利やかれんよりもずっと大人になった今、読んでみても、不思議と彼らが自分よりも大人に見え、またあの頃と同じ「気恥ずかしさ」を感じることが出来ました。

    本を読んで、昔を思い出すってこんな気持ちなんですね。

    この小説は、勝利の一人称で書かれています。彼の感じる様々な感情が読者にまで伝わってきます。

    あの頃を思い出せる。そんな一冊です。

    是非読んで見てください。

  • 読みやすい。ライトな小説である。

  • 対象読者層: 純な高校生、という感じでしょうか。
    読書の面白さを植え付けるのに良い作品かな。
    かつて見た中高生向きの青春恋愛テレビドラマ「翔んだカップル」が思い出されました。

  • 高校3年生の「ぼく」と、久しぶりに再会したいとこの「かれん」
    年上の彼女はしばらく会わないうちにびっくりするほど綺麗になっていて……。
    「ぼく」と「かれん」のほんわり恋愛ストーリー。

    作品の中を流れる、ほんわりとして、やさしくて、あたたかくて
    だけどどこか繊細で、きらきらしたものをたくさん散りばめた感性が
    あすかさまへおすすめする本としては1番気に入ってもらえるのではないかな、と思わせる本です。

    シリーズものですが、文章はやわらかくて頭に入りやすいので、さくさく読めます。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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