おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 6174
感想 : 650
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470598

作品紹介・あらすじ

高校3年生になる春、父の転勤のため、いとこ姉弟と同居するはめになった勝利。そんな彼を驚かせたのは、久しぶりに会う5歳年上のかれんの美しい変貌ぶりだった。しかも彼女は、彼の高校の新任美術教師。同じ屋根の下で暮らすうち、勝利はかれんの秘密を知り、その哀しい想いに気づいてしまう。守ってあげたい!いつしかひとりの女性としてかれんを意識しはじめる勝利。ピュアで真摯な恋の行方は。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに恋愛モノを読んでみよう。
    手をつけたのは、村山由佳氏の伝説的恋愛小説。高校3年の勝利と5歳年上の美術教師・かれんの恋物語。second seasonまで入れると全19冊、ボチボチ読んでみます。

  • 久しぶりに本を読んできゅんとした。恋愛もの。25年以上前のものだけど、古臭さは全く感じられない。少女漫画を読んでいる感覚。続きが楽しみ。

  • 勝利!君はちょっとできすぎな男の子だよ!って思いました。
    好きだよ、でも、もっとかわいくてもいいよ。
    と、勝利よりだいぶお姉さんな私は思いました

  • 先日、このシリーズの完結編の文庫を書店で見て、そういえば途中までしか読んでなかったなと思い、これを機に最初から読むことにした。
    勝利とかれんが、出逢って惹かれあっていく中で、勝利が言った、
    「誰かと比べているうちは恋じゃない」
    というセリフを読んで、自分が学生の時に読みたかったなぁ〜と思いました。
    青春時代の恋って、辛いこともあるけど、1番楽しかったなぁ。

  • 甘酸っぱい青春恋愛小説。ちょっと若かったか。
    でも先が気になり一気読み。
    最後中沢さんの言葉
    「人は生まれるときはみんな同じ産まれ方するのに、それからの生き方、死に方は人それぞれ。死が怖すぎるから人はあまりそのことを考えないんじゃないかな」
    なるほど。
    コーヒー片手に先に続くストーリーを読みたくなった。

  • キュンキュンする!
    恋をしてうずうずしている勝利の心情が甘酸っぱくてかわいらしい。
    こんなにピュアな男の子、リアルにいるだろうか。
    展開もマンガっぽいのに描写が綺麗で好感がもてた。

  • まだキスだけだよッ!

  • 少女マンガっぽい物語だなーって思った。いくら親の都合でも、年頃の男女を同じ屋根の下で暮らさせないだろ〜(笑)実は血が繋がってたり セリフも 少女マンガみたいでした。若い子が読むにはキュンとくると思います。続きがめっちゃあるらしい、これからの展開に期待。

  • 勝利とカレンの出会いとカレンの過去
    長い作品なのでじっくりマイペースに読んでいきます
    家になぜか二巻があったので一巻は図書館で

  • 2020.7.7読了
    先日最終巻が出た「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズ、第1巻。
    10年ぶりの再読。当時はかれんにイライラしたけれど、今回はそこまででは。やはり年代によって感じ方は変わるのかな。

  • 多分、好きな内容だと読み始めたがやっぱり…シリーズで続くから暫くは楽しむことが出来そう。勝利とかれん、今後の展開が気になりそして結末が知りたいような終わって欲しくないような。刊行時に読んでいたらかれんと同じ目線で読めたんだろうけど、今や懐かしい甘酸っぱい青春を思い出す、という感じ。

  • 同居する年上女性に片想いするdk可愛かった 同じ作者さんの「海に抱かれる」を先週読んだばかりなのでどうしても比べてしまって、そうすると海に〜と比べるとキャラが抱えてる不幸(困難さ)が足りないかなと思っちゃうかな 

  • 気になってたおいコーシリーズについに手を出したよ!少年ジャンプにありそうなドキドキ純愛で、ほっこりした感じは嫌いじゃない。じれったそうな二人だけど、見守るつもりで続編ずっと読んでいこうかな。

  • これっ!これだよっっ!!
    私の口より、「あー、ドキドキが欲しい。ドキドキが足りん」と聞いたことのある諸君、求めていたドキドキはこれだっっ!!!
    この少女漫画的展開!先が読めるのに、いざ読むときゃーってなっちゃうベタな展開!!いいねー♪好きよ好きよ。
    もうすぐ28なのに柄にも無くドキドキして、ベッドパタパタして一気読みでした。

    これ、「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの1冊目で、あと10冊あるんだって・・・
    悩む!超悩む!!
    頭の中で乙女とシビアが言い合ってる・・・
    乙女「このドキドキがあと9回楽しめるのかーー!やばいーー!!」
    シビア「お前いい加減顔面と年齢考えろよ」
    シビア「そもそもこういうのって巻を重ねるごとにマンネリになるのが落ちじゃね?」
    乙女「いやいやこんなにドキドキできる本なんて少ないんだ!チャンスに乗っとけ!!」

    悩むわ。はー・・・

    「目の前にうまそうなニンジンをぶらさげられて、無視できる馬はめったにいない。馬は動物じゃないかという意見もあるだろうが、それを言うなら、人間だって動物なのだ。」

    <後日談>
    あのドキドキをもう一度!ってことで、一気読みした2日後くらいに読み直して、あら!?
    ・・・心が震えない・・・
    そして納得:ストーリー展開はドキドキするけど、キャラが好きなわけじゃないのよね。なんで二度読みはできない本なんだわ。
    ってことは、別に10冊揃えて手元に置いとかなくてもよくね?よし。本当にいい本がなくなったら(50年後?)揃えよう。そうしよう。

  • 高校生の時読んでた本。友達が貸してくれて久しぶりに読んだ。
    改めて読むと1巻はすごくいい。先は読まないほうが…。
    あたしがこの人の本を好きになれない理由は、どの作品にも「先生」と呼ばれる職業の人を出したがるところ。

    • monoqloさん
      個人的にも1巻は結構好きだったなぁ。
      懐かしい。

      2巻以降微妙になってきて途中で読むのやめちゃいました…w
      個人的にも1巻は結構好きだったなぁ。
      懐かしい。

      2巻以降微妙になってきて途中で読むのやめちゃいました…w
      2012/01/06
  • 5歳年上の かれんさん が、ちょっと幼い感じがして・・・。

  • 初めて読んだ恋愛小説。
    後輩に薦められとりあえずという気持ちで読んでみた。
    少し自分と対比させながら読んだのだが、共感できる部分も多く驚いたがとても自然に自分に入ってきたという印象が強い。
    守るべきものと守られるべきものこの関係を形成することがいかに難しいか想像に容易である。

  • 久々にハマった!
    携帯小説なんかより全然面白い!!
    年代的に読みやすいって事もあると思うけどこれはホントにお薦め。

    次々に謎明かされてストーリが1本に繋がるとことか素敵。
    きゅんしまくりでした。
    きゅんしすぎて隣にいた妹にキモイって言われました…笑
    なんと言っても勝利に共感!!
    嫉妬する気持ちわかる。
    こういう人好き。笑
    かれんピュアすぎてかわいくてヤバイ!
    女のあたしでも惹かれる。
    わがままだけど結構一途な丈も好き!

    続き早く読もう。
    10巻までか…長いけど楽しみ!
    ピュアな恋愛小説が読みたいなら絶対にこれがおススメ!

  • 「LET IT BE」
    一月に数日いなくなる。
    自分で気付いてしまったから何も言わないのか、それとも始めから伝えるつもりはなかったのだろうか。

    「STAND BY ME」
    想いを告げてしまえば。
    どれだけアプローチされても、心の中で誰かと比べてしまう時点で惚れた相手がいるのも同然だろうな。

    「洋介くんの幸運」
    一難去ってまた一難が。
    タイミングが悪かったとはいえ、女性に手を握られている姿を見たら思わず逃げ出してしまうだろうな。

    「もうひとつの夢」
    再会と共に逃げ出した。
    危険を伴うことではあるが、やりたいと強く願っていたのであれば反対されても曲げてはならないだろ。

  • 勝利が気がついたらかれんのことを好きになってしまっていた感じがものすごく「恋に落ちる」という感じがした。

    「あなたったら『そばにいてくれたらなあ』って私が思う時、いつもちゃあんとそこにいるんだもの。ずるいわよ。好きになるなっていうほうが無理だわ」がものすごく共感できた。

  • かれんの恋せつなかったなあ
    まあ結果良ければ全てよし
    2も気になるつぎよーもと
    いい長さでよみやすかった

  • ピュアで真っ直ぐな2人の恋を応援したくなる作品!!
    ショーリの嫉妬とかヤキモチとか自分自身も「わかるわ〜」って共感できるところが多々あった。
    私もマスターみたいにな余裕のある男になりたい

  • 感想記録なし

  • なんとなく文庫本を読みたくて、著者の名前で手に取ってた。最初連載とは知らずに最終話を読んでいたが、物語にのめり込んでしまい、最終話はお楽しみに取っておきたいので、改めて第一巻を読んだ。登場人物の人柄がすごく好きで、なかなか進まない恋模様もすごくおもしろい。A,B,Cを使った恋愛の表現は懐かしさもあり、今の子たちは分からないだろうな、と時代の流れも感じた。良い意味で昔に引き戻してくれる小説。だから本はおもしろい。

  • ずっと読んでみたくてやっと読めました!
    常に真っ直ぐな勝利に終始キュンキュンさせられました!コミカルに描かれていてとても楽しみながら読むことが出来ました。
    続きの作品もぜひ読みたいです·͜·

  • 自分の初恋を思い浮かべて、強烈に哀しくなった。自分も、こんな恋がしたかった。
    (追記)
    でも、読後20分してやってきた、この「幸福感)は、なんだろう。

  • シンプル恋愛小説だけど、登場人物の言葉は心に響くものが多いし、臨場感のある情景描写もあって、読み応えがあった。

    キュンキュンしたい時は漫画に走りがちだったけど、小説で体験するのもいいなと思った。

  • 甘酸っぱくてくすぐったい小説。男性目線なのが新鮮だった。かれんがいい女すぎて、さすがにそれは誇張しすぎでは?とも思うし、そんなに好かれて大事に思われるのが羨ましいなとも思った笑

    誰でもいつかは死ぬのさ。ただ、ふだんはみんなそのことを忘れてるか、考えないようにしてる。そうしなけりゃ怖くて生きていけないからな。
    人間、生まれ方は基本的にひとつだが、死に方は千差万別だ。生き方が千差万別なのと同じようにね。

    いつか恋人ができたら、思いきり大事にしてやれよ。あの時こうしてやればよかったとか、ああ言ってやればよかったとか、あとになって後悔することのないようにな

  • おいしいコーヒーのいれ方シリーズを読んでみたくなったため、第1巻を買ってみた。
    想像以上に古かったため、登場人物の言葉遣いや言葉選びに笑ってしまう部分があった。

    在り来りだといえば在り来りだが、そこにコーヒーやジャズについての事が入り交じっていて、面白かった。
    単純で何も考えずにラブストーリーを読みたい人にはおすすめだと思う。

    勝利のかれんに対するぶっきらぼうな言葉には度々笑わせられた。
    令和の男子高校生が、20歳の女の人を胸で泣かせられるとは思えない。どんだけ抱擁力あるんだ。
    ストーリーも好きだったが、作者の後書きの方が好きだった。

  • ありきたり!

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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