セッション ―綾辻行人対談集― (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.42
  • (7)
  • (6)
  • (28)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 134
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087471236

作品紹介・あらすじ

宮部みゆき、楳図かずお、養老孟司、大槻ケンヂ、京極夏彦、北村薫、山口雅也、瀬名秀明、篠田節子、法月綸太郎、竹本健治-錚々たる11人の強者と綾辻行人との対談・鼎談集。ミステリやホラーを中心に、話は楽しく豊かに展開する。対談相手それぞれの著作を、そして綾辻作品を読み解く鍵が、ここにある。西原理恵子のマンガ「それゆけあやつじくん」も再収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 二冊目の対談集が大変魅力的だったので、こちらもよむ。
    若かりし日の綾辻行人そして対談相手の他の作家さんたちも若い。時期的に京極夏彦とか森博嗣が出てきたくらいの対談集のようで、いまの京極夏彦の玄人感とかなく驚異の新人!みたいな扱いされてるのシンプルに面白い。

    巻末漫画で印税スプリンクラーって書いてて?ってなったけど本文読んで推察。

  • 1992〜1996年に行われた著者の対談10編を収録。特に京極夏彦、山口雅也、竹本健治との話が面白かったです。京極夏彦はこの時まだ『魍魎の匣』を上梓した直後の31歳。若い!

  • アヤツジ・ユキト第1弾に続き、にやにやしながら読んだ。
    好きな人たちばっかしです。大槻ケンヂまでッ!

  • 綾辻とやつらとの対談。

  • 山口雅也先生との対談で、現実は混沌としすぎて理屈で考えられないけど、本格ミステリは理屈で作られた世界だからすぱっと割り切れる云々と書いていて、「あぁそうかも」って思った。相変わらず殺人も犯罪も好きじゃないけど、劇中劇だと思えば。映像では重いな…。

  • 本格談義に趣味の話題まで!綾辻行人対談集

    読了日:2006.05.22
    分 類:エッセイ
    ページ:284P
    値 段:476円
    発行日:1996年11月集英社、1999年11月発行
    出版社:集英社文庫
    評 定:★★★+


    ●作品データ●
    ----------------------------
    テーマ :本格や小説を中心に対談
    語り口 :口語
    ジャンル:対談集
    対 象 :一般向け
    雰囲気 :本格好きなんだなあ
    結 末 :おまけまんがでオチ
    漫 画 :西原 理恵子、国樹 由香+喜国雅彦
    デザイン:京極 夏彦 with FISCO
    ----------------------------

    ---【100字紹介】--------------------
    宮部みゆき、楳図かずお、養老孟司、大槻ケンヂ、
    京極夏彦、北村薫、山口雅也、瀬名秀明、篠田節子、
    法月綸太郎、竹本健治・・・錚々たる11名と
    綾辻行人との対談・鼎談集。
    綾辻行人の作品を読み解く鍵がここに!? 
    ------------------------------------------

    綾辻行人が雑誌の企画などでこれまでに行なった対談・鼎談を10ほど集めてきた対談集。相手は作家と限っていません。

    それぞれの対談記録のあと、1つにつき2-3ページで対談相手についての綾辻行人のコメント「○○さんのこと」が入ります。また、巻末にはおまけまんがとして西原理恵子の「それゆけあやつじくん」、文庫オリジナルおまけまんがとして国樹由香の「がんばれあやつじさん」が収録されています。

    対談の方は、本格談義が多いかな、という印象。V.S作家だと、特にその傾向が強いでしょうか。でもぱらぱらっと読み返してみると、圧倒的にそうだ、というわけでもなく、ただその印象が強かっただけだと気付きます。実際は、ホラー談義とかも多いですねー。養老氏が相手なら死体談義もあるし(怖い~(笑))、大槻氏が相手なら音楽な話も、と対談相手に合わせて、色々な話題が出てきます。何となくおもむくまま、という話が多く、ここから何かを読み取る、というのはなかなか…。でもこれだけあると、あ、さっきも綾辻さん、こんなこと言ってたぞ!とか、だんだん綾辻氏の輪郭が見えてくるような気がしてくるのです。まるで、付き合ううちに友人の本質が見えてくるように。別に自分が綾辻氏としゃべったわけでもないのに、何だか何度もお話したような気分になるというか…。


    個人的に最高に受けたのは、やっぱりおまけ漫画。悪辣、毒舌!?な西野漫画、綾辻氏が「嫌だー」と反発しつつやはり文庫になっても消さなかっただけのことはあります。国樹漫画はとにかく可愛い!絶対、綾辻氏はここまで可愛くない!(笑)などと思いつつ。そして最後のオチ。これはもう、読まないと分かりません。面白すぎです。ああ、こう落とすのか!という感じで。綾辻氏の真の姿を見てしまったような…。


    ●菜の花の独断と偏見による評定●
    ---------------------------------
    文章・描写 :★★★
    展開・結末 :★★★
    キャラクタ :★★★
    独 自 性 :★★★
    読 後 感 :★★★
    ---------------------------------

  • 2004年10月2日読了

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綾辻行人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×