青のフェルマータ Fermata in Blue (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087471496

感想・レビュー・書評

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  • 言葉を失った少女の成長とイルカ、音楽との出会い

  • えっ。終わり⁉ って感じでした。

  • 香山リカの解説に小説のポイントが要約されている。ごく普通の読み物として面白く読めるが。言葉を失った少女がイルカによる癒しを求めてオーストラリアへ。そこから彼女を取り巻く人々との関係が動き出す。言葉はなくても気持ちが通じたり、取り返しのつかない行動が人を傷つけてしまったり・・・。深いものがある。

  • 青=海、フェルマータ=イルカの姿。精神的ショックから言葉を発せれなくなったリオが、野生のイルカを通じて、自我を取り戻していく。「イルカから癒しをもらう」という一方通行なアニマルセラピー的なものじゃなくて、心や身体をを通わせることに重きを置いている。

  • なんだか少女漫画を読んでるみたいな感じ。読みやすいんだけど、私にはあんまりぴんとこなかった。。あんまり性の描写とか入れない方がいいんじゃないかなぁと個人的に思った。

  • イルカに惹かれて買ったのがまずかった笑

    生々しいのはちょっと苦手。

  •  話の内容としては、声を失った少女が、声を取り戻すために、イルカのいる研究所に身を寄せる話。
     そこで、いろんな人と関わりを持つようになる。

     というような話。
     とりあえず、この人は、こんな話を書くんだな……と、空気感を呑みこんだのが、第一印象。
     今のところは、傷ついた女の人の話を書くのがうまい人なのかな? と、思ってるんですが、もしかしたらちがうかもしれません。
     一冊目読んだところなので、次の本を読んだら印象が変わるかも。

     なんというか……
     話自体は、よくある雰囲気だし、理解もできるんですが。
     このラストは、僕の中にはないラストだな……と、思いました(苦笑)
     自分ならこの選択はしない、的な意味で……

     なんというか、このラストだからこそ、変に生々しくなってちょっと「ああ」ってなったかもしれないです。
     あくまでも、個人的な感想なんですけど。

     もうちょっとファンタジー的でも嫌ではないんですが……。
     まぁ、それはそれ、これはこれ、ですよね。
     現実って、ファンタジーじゃないし。

     とりあえず、この作品は個人的には一回読んだら、もういいかな、という感じでしたが、別の話を読んでみたい、という興味はわきました。

  • ★★

    なんやかんやで最後まで読んでしまったけど、
    再読はしないな

  • ・わたしがこんなにも大事に思っているということを…自分もまわりも燃やしつくすような恋ではなくても、こんな静かな想いだってあるということを、彼に伝える方法が見つからない。

    ・わたしがきみを大切にするのは、きみのためばかりじゃないんだ。きみだけが、私を生きている気にさせてくれるからなんだよ。

    ・大事なものは、そのとき奪い取らない限り、二度と手に入れることはできないんだよ。あとになって後悔してみても遅い。2度目はないんだ。

  • 声を失った主人公の心の動きを中心に描写されているんでしょうが、何かもう一つ切り込み方が足りなく感じられ、周りの人との関係も淡すぎる印象でした。
    チェロの魅力は感じました。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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