青のフェルマータ Fermata in Blue (集英社文庫)
- 集英社 (2000年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087471496
感想・レビュー・書評
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言葉を失った少女の成長とイルカ、音楽との出会い
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えっ。終わり⁉ って感じでした。
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香山リカの解説に小説のポイントが要約されている。ごく普通の読み物として面白く読めるが。言葉を失った少女がイルカによる癒しを求めてオーストラリアへ。そこから彼女を取り巻く人々との関係が動き出す。言葉はなくても気持ちが通じたり、取り返しのつかない行動が人を傷つけてしまったり・・・。深いものがある。
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青=海、フェルマータ=イルカの姿。精神的ショックから言葉を発せれなくなったリオが、野生のイルカを通じて、自我を取り戻していく。「イルカから癒しをもらう」という一方通行なアニマルセラピー的なものじゃなくて、心や身体をを通わせることに重きを置いている。
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なんだか少女漫画を読んでるみたいな感じ。読みやすいんだけど、私にはあんまりぴんとこなかった。。あんまり性の描写とか入れない方がいいんじゃないかなぁと個人的に思った。
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イルカに惹かれて買ったのがまずかった笑
生々しいのはちょっと苦手。 -
★★
なんやかんやで最後まで読んでしまったけど、
再読はしないな -
・わたしがこんなにも大事に思っているということを…自分もまわりも燃やしつくすような恋ではなくても、こんな静かな想いだってあるということを、彼に伝える方法が見つからない。
・わたしがきみを大切にするのは、きみのためばかりじゃないんだ。きみだけが、私を生きている気にさせてくれるからなんだよ。
・大事なものは、そのとき奪い取らない限り、二度と手に入れることはできないんだよ。あとになって後悔してみても遅い。2度目はないんだ。 -
声を失った主人公の心の動きを中心に描写されているんでしょうが、何かもう一つ切り込み方が足りなく感じられ、周りの人との関係も淡すぎる印象でした。
チェロの魅力は感じました。