鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

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著者 : 浅田次郎
  • 集英社 (2000年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087471717

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鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 受賞歴

    第117回(平成9年度上半期) 直木賞受賞

    内容紹介

    娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた―。心を揺さぶる“やさしい奇蹟"の物語…表題作はじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」など8編収録。第117回直木賞受賞作。(解説・北上次郎)

    内容(「BOOK」データベースより)

    娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録。日本中、150万人を感涙の渦に巻き込んだ空前のベストセラー作品集にあらたな「あとがき」を加えた。第117回直木賞を受賞。

    内容(「MARC」データベースより)

    雪深い廃鉱の終着駅を守る年老いた鉄道員の話「鉄道員」ほか、「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など8編を収録。あなたに起こるやさしい奇蹟。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

    目次
    鉄道員
    ラブ・レター
    悪魔
    角筈にて
    伽羅
    うらぼんえ
    ろくでなしのサンタ
    オリヲン座からの招待状

  • 第117回 直木賞 受賞作品

  • 表題作の「鉄道員(ぽっぽや)」って短編だったんだ。。ってのが1番の驚き。
    自分が常日頃読んでいる作品とは少し毛色が違ったので、読み終えるのに凄く時間がかかった。みなまで言わず、読者に出来事を想像させる書き方が多いなぁって思った。
    17/5/23

  • 本書はリトマス試験紙のような作品集だ。

    北上次郎さん(解説)の最初の一文である。映画を先に知っていたので鉄道員が短編とは驚いた。読む年齢や時期、状況によって響く作品が違う短編集だと思う。
    「鉄道員」は方言をで書かれたセリフを読み解くのが面白く、人々の会話が温かくじんわりと心に残る作品。「ラブ・レター」は手下のサトシの困り果てた姿が愛らしい。「悪魔」はネズミの描写が気味悪いという印象だけ残し「角筈にて」は今の私には響かなかった。「伽羅」は美魔女の話で「うらぼんえ」は浮気した自分を棚に上げ、子を産まない妻を家族に非難させる意思表示ができない男にイライラしつつ「オリオン座からの招待状」では古き良き時代を垣間見滝がした。そんな中一番心に残ったのが「ろくでなしサンタ」。たった13ページ。話もシンプル。でも主人公の三太のお人好しでツンデレな姿がすごくかっこよかった。

  • 二つ目の話(ラブレター)、何回読んでも泣いてしまう( i _ i )

  • いまさらレビューを書くまでもないでしょう、浅田次郎のベストセラー短編集。『鉄道員(ぽっぽや)』、『ラブ・レター』、『悪魔』、『角筈にて』、『伽羅』、『うらぼんえ』、『ろくでなしのサンタ』、『オリヲン座からの招待状』の8編を収録した本作は、浅田次郎初の短編集。あとがきを読めばわかるとおり、まだ手法を模索していた時期に書かれた作品もあるそうで、『悪魔』のような、意識してちがうタイプに仕上げた雰囲気が面白い。ただ、良かったのはやはり今の路線そのままのもの。複数の誰かと本作について話せばベスト4は『鉄道員(ぽっぽや)』、『ラブ・レター』、『角筈にて』、『うらぼんえ』になるであろうことは間違いありません。幽霊じみた人が出てくる物語が多いですが、どれも涙なくしては読めません。電車内で読み始めて後悔しました(笑)。

  • 初めて読んだ浅田次郎の短編集。
    この人の作品は長編のほうが泣ける。

  • 見栄とプライドをどう使うのか考えさせられた。

  • ファンタジー?系の作品がそろう短編集。心温まる作品集だが、個人的にはイマイチ。

  • 素晴らしい作品集。短い話の中に人々の人生が詰まっている。

  • ラブ・レターの、『死んだら、会ってくれますか?』ってとても寂しい言葉だなあ。
    なんのために働いているんだろう、何が幸せなんだろう、読み終わると感情がぐるぐると蠢く感じがした。

    奇蹟を題材にした短編集。

    死んだ人が、私のピンチに助けてくれる、助言してくれる。愛されて育つってこういうことを言うんだろうなーって。

    そう言う意味では、鉄道員も角筈にても、家族はバラバラになりふこうにみえるけど、家族っていうものっていうのをひしひしと感じさせてくれる素敵な話だと思った。

  • 映画の印象からすると信じがたいのですが、実は短編集。
    解説(文庫版)にあるように、人によってどの作品が一押しかはっきりと分かれそうです。「リトマス試験紙」という例えは上手いなあ。

    僕の場合、初読の時に心打たれたのは「うらぼんえ」ですね。この手の「世にも奇妙な物語」的な展開には実に弱いです。だけど久々に再読したら「角筈にて」の表札のくだりでほろりとさせられましたし、「オリヲン座からの招待状」は展開をすっかり忘れていたゆえ胸を衝かれました。

    要するにどれも名作なんだよ、という極めて優柔不断な感想なのですが、しかし僕とて一押しは譲れないのです。なんといっても表題作、「鉄道員」。小田急線の車内でクライマックスを読み、思わず落涙しかけました。乙松さんもさることながら、仙次が…セリフの1つ1つに泣けてきます。

  • うらぼんえが最強にいいお話で号泣した。小説ではじめて泣いた。

  • 初浅田次郎。

    (全部が全部ではないが)心温まる、やさしい短編集。

    自分が映画好きということもあってか、「オリヲン座からの招待状」が一番のお気に入り。今はなき、子どもの頃よく観に行った小さな映画館を思い出しながら、なおかつ中年の自分を妄想しながら読み進めた。うっすら涙腺緩む。

    しかしまあ20年も昔の作品なんですね。驚き。
    浅田次郎さんの作品にもっと触れたい、と心底思う、そんな一冊でした。

  • じんわりとあたたかくなった。

  • 浅田次郎が全力で泣かせに来ている。8編の短編の内3編が映画化されており、それを全て見てるのにも関わらず原作本を今の今まで手にした事がありませんでした。「ラブ・レター」の白蘭から吾郎への手紙、「角筈にて」は本文全てで泣く、本気で泣く。

  •  浅田次郎氏の直木賞受賞作品です。作者は明らかに、読者を泣かせてやろうという魂胆で書いています。

     でも、その手には乗るものかといくら用心して掛かっても、作者の魂胆にすっぽりとはまってしまうんですね。上手だなあと思います。

     私は特に「角筈にて」にやられてしまいます。表題作「鉄道員」はもちろんのこと、「ろくでなしのサンタ」や「オリオン座からの招待状」などもいいですね。

     ここでの浅田次郎氏の文章は職人技を超えた神業ですね。「鉄道員」の方言のうまさを含め、いろいろな色合いの作品を端正で切れ味のいい言葉で見事に仕上げています。

  • 浅田次郎の直木賞受賞短編集。
    どの作品が1番好きかと言われると難しい。
    うらぼんえ、鉄道員、オリオン座、伽羅、ラブレターどれも名作だ。どれもこれもこじれた関係や幽霊やら、よくこんなプロットを考えついたものだなと。さすが浅田次郎。

  • 高倉健主演で映画化された、表題作を含む短編集。

    改めて原作を読んで、映画は原作に忠実に作られているんだなと思った。
    小林稔侍が駅に向かう、高倉健が雪の中に佇んでいる。広末涼子がお人形を持って遊びにくる。
    吉岡 秀隆が本社から電話をかけてくる。
    原作にないものは足さず、ただ、その場で交わされる会話を深めていく。そんな映画だったような気がする。

    その他の作品も、あの世とこの世を繋ぐ不思議な話。
    とはいえ、恐ろしいお化けの話ではなく、この世の人が逝った人の事を気にしてるのと同じくらい、あの世の人もこの世の人を気にかけている。

    そんな、優しい異世界の話。

  •  この物語を自分のことのように味わえるのは、昭和20~30年代に生まれ、経済成長の中で、両親が、そして自分自身が、揉みくちゃにされながら生きて来た人たちではないだろうか?

     楽ではなかったが、希望があり、勇気を持って生きられる時代だった。そして今、その頃に比べれば、着るものにも、食べるものにも、寝る場所にも、何も不自由がなく暮らせる時代になった。しかし私たちは、何かが足らないと走り回っているような気がする。あの頃を振り返り、自分に与えられた人生を全うすることの素晴らしさを噛み締められるようになりたいものだ。

     浅田さんの作品は4作目だが、いつも思うことは、大人のための小説だ!ということ、昭和20~30年代生まれの人なら、登場人物の生きざまと自分の経験が重なる部分が多いはずだ?誰もが懸命に生きていて、自分の人生と人の人生を比べて羨んだり、卑屈になったりする暇すらなかった時代だったような気がする。現代に生きる日本人は、幸福感が少ないと言われているようだが、それは、物質的に豊かになって、失ったものが多いからかもしれない。

     良い短編を読むと「この長さだから、この纏まりであり、ここで終わるから余韻が味わえ、読者それぞれが登場人物の行く末を想像することを楽しめる。」ということは解っているのだが「長編で読みたかった。登場人物のその後を知りたい。」と思ってしまう。私は、生きる勇気と希望は「自分が愛している人たちの行く末を見届けたい。」という気持ちから湧いてくると思っているのだが、これは、登場人物の行く末を見届けたいと思う作品であった。

  • 愛ってなんだ,ポッポやってなんだ,おまえってなんだ?

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた―。心を揺さぶる“やさしい奇蹟"の物語…表題作はじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」など8編収録。第117回直木賞受賞作。

    【キーワード】
    文庫・直木賞・短編集・仕事・現代文・映画化

    【映像化情報】
    1999年6月5日映画化
    出演:高倉健・大竹しのぶ 他

    ++2+1

  • あなたに起こる やさしい奇跡。この本のキャッチコピーということであるが、自分としては家族愛でまとめた作品であると感じた。いろんな形の家族がある。不器用な家族、偽りの家族、壊れかけの家族そんな家族の中にも愛だけは存在しそれが奇跡を起こす。鉄道員は映画でも是非見てみたいと思った。最近、昔を懐かしむことの多い自分はオリヲン座からの招待状が一番良かった。

  • 「ラブレター」「角筈」に泣けた。
    電車や喫茶店で読んでなければ、号泣だっただろうなと思う。
    なんだかもったいなかった。
    それぞれに中身の詰まった短編でした。
    でも、やっぱり長編の方が好みだな。短編はなんだかお腹いっぱいにならない。

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娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録。日本中、150万人を感涙の渦に巻き込んだ空前のベストセラー作品集にあらたな「あとがき」を加えた。第117回直木賞を受賞。

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