- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087471717
感想・レビュー・書評
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「ラブ•レター」で涙が出た。
どれも心揺さぶる小説だった。
心から愛しています世界中の誰よりも。
吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん吾郎さん。
この9回の「吾郎さん」にはどれだけの愛が込められているのだろうか。そしてその手紙を読んで吾郎さんが涙を流したが手紙の差出人はもうこの世にはいない。なんて切ないのだろう。
「うらぼんえ」
うちの男衆の前に這いつくばってね、ちえ子に至らんところがあったらちゃんと言って聞かすで、なんとか離縁はせんでくれろ、邦ちゃんに一生添わせてやってくれろ
幽霊として出てきたおじいさんの愛が心に沁みた。
幽霊としてでも出てきて自分が置いて行ってしまった1人の孫のために男衆の前で這いつくばり涙を流すおじいさんの絶対的な愛。愛の大きさに涙が出た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだ映画を観ていないのだが、文章から雪景色と駅舎、鉄道員の手まで容易に想像でき、涙が出た。短い文章だが、雪の冷たさと心の温もりと様々な温度を感じる事ができた。
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このところ読書することなく浅田次郎氏の作品は読んだことありませんでした。浅田次郎氏作品で長編小説の「横山課長の七日間」が読んでみたかったんですが、まずは手始めに短編小説の「鉄道員」から挑戦してみました。私にしては2日程度で読破出来て上出来。浅田次郎氏の小説は風景描写が上手いですね。人間性溢れる切ないストーリーで素敵でした。今年は浅田次郎氏小説に特化して読んでみたいと思います。
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映画化された小説と聞いていたので、どんなものかと思っていたが、まさかの短編小説集!!
色々な話が入っていて面白かった。
どれも心がじわっとくる幽霊話
あったかい幽霊話
ラブレター
うらぼんえ
角さきにて
オリオン座
オリオン座のやつで、明治神宮外苑が出てきたのが良かった。 -
913.6/ア 2023.7末までカウンター前コーナー架配
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短編集だったんだ!しかも不思議噺集!表題作より他のが好みだった。
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3.72/4585
内容(「BOOK」データベースより)
『娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録。日本中、150万人を感涙の渦に巻き込んだ空前のベストセラー作品集にあらたな「あとがき」を加えた。第117回直木賞を受賞。』
目次
鉄道員/ラブ・レター/悪魔/角筈にて/伽羅/うらぼんえ/ろくでなしのサンタ/オリヲン座からの招待状
鉄道員(ぽっぽや)
(冒頭)
『美寄駅のホームを出ると、幌舞行の単線は町並を抜けるまでのしばらくの間、本線と並走する。
ガラス張りのリゾート特急が、一両だけのキハ12形気動車を、ゆっくりと眺め過ごすように追い抜いて行く。』
『鉄道員(ぽっぽや) 』
出版社 : 集英社
文庫 : 304ページ
受賞:1997年上半期 第117回直木賞受賞
映画化(1999年)
外国語訳:
English『The Stationmaster』
French『Le cheminot』
Vietnamese『Người đón tàu』
Thai『คนรถไฟ』 -
うらぼんえが1番好き
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何度目かのはずなのに、
ものの20数ページで
もう、堪えきれない…。
通勤電車で読んではいけなかった。
何かのスイッチが入ってしまう、
何とも“罪作り”な小説である。
どの短編も素晴らしい。
まさに、奇蹟の一冊。
いつかまたページを開く日が来る。
また、きっと
涙してしまうんだろうが…。 -
この本、一番泣ける。