夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

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著者 : 乙一
  • 集英社 (2000年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087471984

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夏と花火と私の死体 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 緊張感のあるシーンで一緒に息を詰めてしまうこの感じ。読み始めると引き込まれてとまらない。物語の季節ともあいまって、夏の夜にちょっとヒヤヒヤしながら読むのが一番しっくり。

    ちなみに乙一氏の作品は、読後のさっぱり感は、ないと思います。それを求めて読んじゃうと、きっと疲れるだけ笑。

  • 高校時代に読了、小説を読むきっかけになったホラー。氏のデビュー作かつ10代の頃の作品と知ったときの衝撃たるや。

  • 最近読書を始めて、ミステリーを読もうとオススメ小説のまとめサイトを見ていたら乙一さんの名前があり、更に高校時代の友人が乙一さんの小説を読んでいたことを思いだして読むことにしました。

    この季節に読めたのが良かった。若干弥生にイライラする。死体が見つかりそうなハラハラ感は楽しめる。文体は中学校の教科書のような印象。

    でも、ミステリーではないかな...。
    語り手が死体という設定が面白かったので、また気が向いたら乙一さんの小説を読もうと思えました。

  • 斬新の一言。
    結末が良ければ星5つでした。

  • 珍しくホラーを手にとってみた。
    斬新な主人公設定にビックリ…。
    淡々と「わたし」を隠そうとする健くん、それとどこか艶を感じる背景の不気味さにゾッとする。
    巻末の小野不由美の解説にやたら納得。
    16歳でこれを書いたなんて…。。
    二話目の『優子』も怖い(>_<)!

  • 個人的点数: 72点


    9歳の夏休み少女が殺された。その殺人者はあまりにも無邪気で純粋だった。一つの死体をめぐる幼い兄妹の悪夢のような四日間が始まった。

    若い人に人気のある乙一のデビュー作品。
    私自身乙一の作品は初めて読みましたが、ほかの方との作品とは一味違った感じになっていて面白かったです。

    内容はホラーサスペンスになっていて、感動や読んでいて楽しくなるような内容ではありません。

    しかし本来語り部となるはずのない死体となった少女がまるで生きているかのように物語を話していくのは面白かったです。

    同時収録の優子も同じくホラーサスペンスになっていて、こちらも面白かったです。


    2017.02.26 読了

  • 今さらながら、乙一のデビュー作。お~、なかなか読ませるね。子どもが主役のドキドキサスペンス。謎解きじゃないから、すっきりとはならないが、あっけにとられる幕引きが印象に残る。死体の私に語らせる意味も、最後の一節に収束する。中編だけど、短編の名手になりそうなキレを感じさせてくれる。ダーク系が苦手な人も、騙されたと思って一度ラストまで読みきってほしい秀作。

  • 久しぶりの乙一さん。夏に読むべき!と勧められていたのに二月に読んでしまったよ。
    死体が語るという今まで読んだことのない語り部が斬新です。死体として過ごすあれやこれを淡々と語るのかと思って居たのですがほぼご兄妹目線ですね。五月ちゃんは魂となってご兄妹の周りをうろついていたのでしょうか。
    緑さんのミステリアスな部分ももっと見たかったし、優子の方は私の読書力のなさで結局は誰が幻覚を見ていたのか分からずじまいでした……

  • 「死体になった私」が主人公であること、そしてその主人公がやけに淡々としていることが、すごく奇妙で違和感があり、魅力的だった。
    ただ、この表題作も収録作「優子」も、お話の決着は軽く、雰囲気を楽しむものなのかなという印象。

  • 死体目線でのストーリー展開は斬新だが、最後が腑に落ちなかった

  • 女の子の死体をかくすために兄妹が翻弄するはなし。
    姪おすすめ本。
    C0193

  • 高校生の時にこの文章書けるって鬼才って言葉が本当によく似合う。乙一は大体おすすめ。

  • 夏休み。寺の境内で幼馴染の弥生ちゃんと遊んでいた私、五月。ひょんなことから、弥生ちゃんの兄の健くんのことを好きだと打ち明けたところ、木の上から突き落とされて私は死んでしまった。弥生ちゃんもお兄ちゃんのことが好きだったのだ…。
    健くんは知恵を絞り、また楽しみながら「私を隠す」という仕事に臨み、五月ちゃんはおびえながらお兄ちゃんと行動を共にする。
    はたして大人たちから、私を隠し通すことが出来るのか…。

    表題作のほか、人形師の娘、清音が鳥越家の家政婦として働くうちに起こる事件を描いた「優子」を収録。
    鳥越家の主人政義の妻である優子だが、政義たちの自室から決して出てこず、また声も聞いたことがない。
    はたして優子なる人間は存在するのか…

  • 2016年54冊目。
    意外な視点からの作品でそれだけでまず面白い。普通に考えたら気持ち悪いのに、の目に浮かぶようなのどかな田園風景がそれを消してくれてるのかな。
    ラストも衝撃的。
    でもいちばん衝撃なのは、この作品が著者が16歳の時に書いたものだってこと!

  • 九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなくー。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。,"おついち

    ある暑い日に私は殺された
    死体の視線から物語がすすむという異色ミステリー


    「みどりさん!!」
    一緒に叫びましょう


    乙一さん若い子に人気があるみたいなコト聞きますけど、どうなんでしょうか?

    暗黒童話とかも楽しかったんでまた紹介したいんですけど



    夏と花火と私の死体

    なんかタイトルに惹かれません?



    あっ死体なんだみたいなかんじで?

  • うわあ、こうゆう小説もあるんや、っていうのが最初に持った感想。
    短いしすぐに読み終えることができた。
    途中のハラハラドキドキな感じがたまらないですね。

  • 死体となった主人公がなんとも淡々としていて。
    自分が隠されたり埋められたりと平然と客観的に見ている描写が斬新。乙一さんが16歳の時に書いた小説だと知って2度ビックリ。

    夏の夜にピッタリかな。

  • 久しぶりに小説を読みたいと思い、なんと作者の乙一氏が16才で描き上げたと言われる本作、死体となった少女の視点から物語が思進行するというところに興味を抱き、手に取りました。
    このところ小難しい書籍ばかり読んでいたせいか、16才の乙一が描く平易で理解し易い、過不足のないシンプルな文面がとても読みやすくすんなりと頭に入ってきた。
    登場人物も少なく、物語もシンプルなのにも関わらず、ハラハラしてページをめくる手が止まらず一気に読み終えてしまいました。
    大人はもちろん、本の好きな小学生でも十分に理解できる名作だと思います。ラストの結末はちょっとお子様にはトラウマかもしれませんが・・・(笑)

  • 夏の終わりに読みたくなって。
    前に読んだ時に死体が語るという新しい発想に驚いた記憶がある。
    短いお話だけど、死体を隠そうとする兄妹のハラハラ感と最後の意外なラストに驚かされる。

  • 作者がこれを書いたのが16歳だとは、本当に信じられない。今まで読んだことのない設定に驚かされた。

  • 行間もしっかり読ませてくれるホラー文学。

  • 乙一デビュー作
    この作品を書いてる時は16歳だとかΣ(・□・;)
    凄い才能だな。

    死んだ私の一人称で語られる話。この設定だけでも、かなりひねくれた感じだけど、語りは実にオーソドックス。16歳とは思えない落ち着きだな。

    面白かった。

  • 【初読みさん】意外とあっさり楽しめることができた。

  • 再読。初めて読んだ時は、死体の一人称なんて発想に驚き、それまで読んだことのない衝撃が走った。不気味で無機質な空気の中に、様々な淡い恋心が描かれているのがかすかに温かみをさしていて上手いなと思う。これを16歳で書くって才能だと思う。

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夏と花火と私の死体 (集英社文庫)の作品紹介

夏と花火と私の死体は乙一さんが2000年に発売されたホラー作品です。
乙一さんが16歳の時に書かれたデビュー作品でもあります。9歳の夏休みに友達に殺されてしまう主人公。死体となってしまった主人公の視点で物語が描かれている一風変わったホラー小説です。衝撃のラストも見所のひとつです。

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)の単行本(ソフトカバー)

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)のKindle版

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