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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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静かな、それは別れの合図だった。
― 121ページ -
空中で、お気に入りのサンダルが片方脱げたのがとても悲しい。
― 22ページ -
緑さんはそんなわたしの瞼をやさしく閉じた。そして「おつかれさま」といつか健くんに言った台詞をわたしにも呟いてくれる。
― 135ページ
みんなの感想・レビュー・書評
「わたしも......健くんのことが好きなんだ......」 はい、恋愛ものではないですよ。それはタイトルから明らかですよね。木のぼりをしたときに、主人公の「五月」が友達の「弥生」に上述の思いを告白します。「健くん」は弥生の2つ上のお兄さん、小学5年生。五月と弥生は小学3年生ということになります。弥生はお兄ちゃん大好きっ娘なんですが、兄弟であるがゆえに結婚できないということや「健くん」と呼べ... 続きを読む »
私がこの本を手に取ったのは16か17歳の時で、タイトルに引かれたからでした。
あとがきを読んで、乙一さんは同じ年の頃にこの作品を書いたんだ…! と衝撃を受けた事をよく覚えています。
同時に作品の内容を鑑みて恐ろしさも覚えましたが…。
語り手が「死体」っていう作品は他に読んだことがない。
題名も読み終わったあとにもう一度見ると、なんだかぞくっとする。
独特な視点からの一人称というのは斬新な方法をとっているなと思わされ、またこれを16歳という年齢で書き上げたということに感服なきまでの衝撃を受けた。内容の方は主人公が小学生なのにそれまで考えつくのだろうかという問いが始めに浮かび、読み終わった後に当然のことながら、他の作品の方が終わりが綺麗であったり予想出来ない仕上がりになっているという事を実感した。淡々とした語り口は今も変わらず、文体も始めから統一された完成度を誇っているのは素晴らしい。
死体目線からの物語展開に
ぐいぐい惹き込まれてしまった。
ちょっぴり不気味で哀しい
そんなお話でした。
こういう話は嫌いではないのだが、主要な登場人物の人間性が気持ち悪くて好きになれなかった。そこが著者の狙いだったのかもしれないけど。
タイトルからしてもう、16歳が付けるタイトルじゃなかろう…。着目すべきはやはり語り手。なんて斬新なの!
面白かった
あまり小説を読まない私がどんどん引き込まれた。
でも、この小説を16歳の男の子が書いたと知った時、なんか気持ち悪いと思ってしまった。
弥生ちゃんに殺された。
健くんとふたりで、わたしの死体を隠そうとしているよ。
乙一デビュー作。
いやはや、なんてこったい。一気読みしてしまった。
こんなにもラストが想像つかない物語はひさしぶり。
乙一作品は男友達から貸してもらったことがある。
あの子、元気かな。
「夏と花火と私の死体」と「優子」の二編。
どちらも「怖っ…」と絶句してしまうような話。
なのに読後にどろどろとした印象が全然残らない不思議さ。
音や匂いまで伝わってきそうな場の描写の生々しさ。二、三十年前の田舎の夏。
思い起こさせるのは、子供の頃、祖父母の家に泊まったお盆の夜。
親しみのある場所なのに、日常とは異質な世界がすぐそこに存在しているような空気感。この本から漂うのはそれと似た感じ。
自分を本好きに戻してくれた作品。
通勤電車の中で読んでいましたが、すごく物語にのめり込んでしまって、
駅に着いて降りた後も、しばらく現実に戻って来れないほど、
インパクトのあるお話でした。
この本を読んで以来、乙一にハマり、彼の作品をほとんど読んでいます。
表題作「夏と花火と私の死体」だけしか入っていないと思っていたけど、もうひとつ「優子」という短編も収録されていました。裏のあらすじにもその存在は書かれてなかったからびっくりした。
解説の「年齢と能力は関係ない」みたいなことを言ってた部分、すごく同意だった。しかしそれにも限度があるだろう、も同意。私もそんな感じに考えてた。
確かにホラーとしてはそこまで怖いというわけじゃないけど、視点斬新すぎてやばい。多分その視点は、解説が言っていた通りなんだろうと思う。読む前からそのネタは知っちゃってたからアレなんですけど、何も知らずに読んだら驚くだろう。
でも、私は「優子」のほうが好きかも……。雰囲気が好き。着物とか。
これは図書館で借りたのですがいつか恋しくなって本屋で買ってしまいそうです。
図書券があるなら買いたいと思うくらいです。
でも、一生に一度は読まないとダメらしいですね。
五月ちゃんが可哀想だから早く見つかってしまえと思いながらも、どうも兄妹視点に移入してしまいハラハラ、妙な感覚。 収録作は、居たたまれない。正気に戻った時、彼女は現実に耐えられるのだろうか。

16歳で執筆したことが話題になった。友達に殺されてしまった女の子が語り部で、犯人の女の子とそのお兄ちゃんが死体をかたずける顛末を描いた話。お兄ちゃんが性格の良い少年と思いきや実は変質者。彼らの知り合い...





