赤毛のアン (集英社文庫)

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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472011

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の頃に、ワクワクしながら読み進めた赤毛のアン。
    読み終わってしまうのが、とにかくもったいなかった。読んでいる時間が一番楽しかった小説であることは間違いない。

    赤毛のアンって、古典文学のもじりや言葉遊びが多く含まれているのだけれど、この訳書は松本侑子さんによる、マニアすぎる注釈が非常に親切で、グリーンゲイブルズの世界によりいっそう没頭する事ができた。

  • 原文を読むことは叶わないまでも、松本侑子氏が伝えてくれるこの知的小説シリーズを読み進めていこうと思う。

  • 大昔、村岡花子訳は読んだコトがあるのですが、気になっているのが注釈付きの松本侑子訳。

    集英社のPR
    「ご存じ名作『赤毛のアン』の、松本侑子による最新訳。文庫化にあたって、訳文を全面的に見直し大幅に改訂を加え、話題の訳註もさらに充実。大バージョンアップ決定版。(あとがき・松本侑子)」

    ルーシー・モード・モンゴメリは、本年1月1日付でパブリックドメインとなりました。

    • くろねこ・ぷぅさん
      私も村岡訳で何度か読んでます。
      比較しながら読むと時間がかかりそうで、他の訳に手を出さずにいますが、そうですか・・悩みますね。
      私も村岡訳で何度か読んでます。
      比較しながら読むと時間がかかりそうで、他の訳に手を出さずにいますが、そうですか・・悩みますね。
      2013/01/12
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「他の訳に手を出さずにいますが」
      最初に読んだ訳がシックリくると、他のを読む理由はありませんよね。でも知りたがりの猫としては、、、やっぱり気...
      「他の訳に手を出さずにいますが」
      最初に読んだ訳がシックリくると、他のを読む理由はありませんよね。でも知りたがりの猫としては、、、やっぱり気になります。
      2013/01/15
  • 松本侑子さんの訳で読むと、赤毛のアンが読みつがれてきたことに納得することができる。確かに名作!

  • この物語の世界観、アンの生き方に魅せられて 一気にシリーズ全巻読破しました。それでも飽き足らず実際に現地にもいってみた。当時どの旅行ガイドをみてもこの島(プリンスエドワードアイランドーカナダ)の行き方が載ってなくて、カナダのケベックからレンタカーを借りて苦労しながらフェリーでその島に渡った思い出がある。当時まだ日本人もいなかった。現地の景色のよい草原に寝そべりこの第一巻を読み直したいい思い出がいまも残ってます。

  • 人生でもっとも大切な本。特にこの松本侑子さん訳の赤毛のアンが一番好き。シェイクスピア、聖書、神話などからの引用、登場人物の名前の由来、文化的背景等、たくさんの注釈が松本侑子訳ならではでお話を一段と深く彩り豊かにしてくれる。

  • 子どもの頃の一番の愛読書『赤毛のアン』。最初からずっと、シリーズ全作、村岡花子訳で読んできて、自分の中ではその少し古風な訳文がモンゴメリの作風と一体になっていて、他の訳者の訳で読む気にならなかった。この松本侑子訳についても、古典文学からの引用などに関する註釈が付されて理解を深められることや、村岡訳ではなぜか訳されていない(他の訳者ではどうなんだろう?)部分も訳された完全版だと聞いてはいても、なかなか読む気になれなかった。自分の中の赤毛のアンの世界は、村岡訳で完成されていたから。
    それでもやはり、松本訳は読んでみなくては、という思いも消えず、手に取るまでに随分時間はかかったが、読み始めてからは一気に読んだ。
    松本訳、特に大量の註釈の作成には大変な労力が割かれていることがわかったし、作品への理解を深めるという評判も本当だと思った。そして、久しぶりにこの小説を通しで読み、原作の素晴らしさも揺るぎないと感じた。もちろん、子どもの頃に読んだときと違い、この小説が世界の最高峰の文学作品ではないことはわかってしまうし、その保守性や通俗性にも気づかざるを得ない。しかし訳者が解説で書いているとおり、夢見る心を忘れない前向きな主人公に大人になっても学ばされ感動させられることも事実であり、厳しい現実の世界を知りながら、あえて楽天的な美しい世界観を構築したモンゴメリの姿勢にはやはり共感を寄せずにはいられない。
    村岡訳もいいけど、こうした新たな翻訳と研究の成果も得て、これからの時代も読み継がれる作品だと思う。

  • マシューーー!!!!!
    フィリピンの宿舎で読んで泣いた記憶とともに

  • 常に夢をもってひたむきに生きる大切さを学んだ

  • なお、少女期から『赤毛のアン』を愛読していた作家の松本侑子は、1990年代に原書で読み直したところ、中世から19世紀にかけてのイギリス文学のパロディが、大量に詰め込まれていることを発見し、1993年に詳細な注釈つきの『赤毛のアン』の改訳版を刊行した。(wikipediaより)

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著者プロフィール

1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

「2022年 『赤毛のアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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