- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087473186
感想・レビュー・書評
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読書録「少年のオキテ」3
著者 原田宗典
出版 集英社
p72より引用
“今では髭剃りの剃り味がずいぶん良くなったから、肌を傷つけ
ることも少なくなったけれど、当時のお父さんたちは顔のあちこ
ちから血を流しつつ洗面所を後にすることが多かったように思う。
”
コピーライター、エッセイスト、小説家、劇作家と多方面で活
躍する著者による、子供時代の思い出をもとにしたエッセイ集。
お酒についてから探検についてまで、面白おかしく書かれてい
ます。
上記の引用は、著者の父親の髭剃りについて書かれた部分の一
文。剃り味が良くなった原因は、多分刃の切れ味の向上と共に、
刃の枚数が増えたことによる所が大きいのではないでしょうか。
それでも時々血が出ることがあるのですから、結局上手く髭を剃
る為には、日頃から肌の手入れをして凹凸を少なくするのがコツ
かもしれません。
エロに関する話など、今の子供は共感しにくい部分もあるので
はないでしょうか。ネットの使い方が解れば手に入れ放題でしょ
うから。ただ、いくらでも見ることが出来ると早い段階で刺激が
足りなくなったり、足がつきやすいのが難点かもしれません。
河原でエロ本を拾っているくらいなら、直接目撃される以外に証
拠が残りにくいのではないかと思います。
まぁネットは、証拠隠滅のため情報技術が上達して、将来役に立
つかもしれませんが。
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なんてこともない、少年期を思い出す随筆集
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いや分からんけど、多分今読んだら絶対面白い。しょーもないことするがきんちょがだいすき。
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少年(ただし昭和に限る、も多いけど)なら誰もが「あるある!」と言っちゃうオキテ。そう、あれは俺らのオキテだった。なんで忘れちゃったんだろう。これを読んで思い出そう。
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原田宗典さんのエッセイは本当に面白かった。特にこれが好き。
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[オキテ編]のほうはなつかしくもあり、共感できるものでした。
もう少し毒があってもよいかなっと思います。 -
原田さんのエッセイ。
かなりの話し言葉で書かれていて本当にさっくり読める。
男性のエッセイで面白いと思ったのは初めてかもしれない。
確か数日前に同じく彼のエッセイを初めて読んだのだけど、書くの忘れた。幸福らしきもの、という本。それがあまりに好みの文章だったものでこれを借りてきた次第。 -
小学生の頃を思い出しました。
(私は女子ですが)男子ってほんとアホだなー。
ほほえましいです。 -
いつものムネノリ節。それが好きになれるかどうかでずいぶん評価が違うだろうな。僕は嫌いじゃないけど、何冊も読んでいると、ちょっと飽きる。実際、どれを読んでも同じようなんだもの。
その中でも比較的読みやすいし、初めてこの人のエッセイを読むなら、おすすめだと思う。
2005/7/14 -
ウンチョス君の話には笑わされました〜