プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 727
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473292

感想・レビュー・書評

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  • またシリーズを読もうと思いました。
    先生は気持ちの悪い男だと最後まで思いましたし、出てくる女性の弱々しいことには腹がたちましたが、テンポの良い文章と、ホテルの従業員の人達の人柄に魅せられて、楽しく読むことができました。
    最後は読みながらバスの中で目に涙が浮かんでくるなんてこともありました。

  • 笑えて泣けてハラハラして、浅田次郎の真骨頂という感じ。毎回色んな人間模様が同時進行で交錯して息つく間もない。読み終わったあとは暖かい気持ちになれる。

  • いや~、おもしろかった。
    その一言に尽きる。

  • 木戸の偏屈で暴力的な人物像は不快すぎて途中で読むのをやめようかと思ったが、それをさせなかったストーリー展開と最後にはその人物像すら生い立ちで回収しており、続編を手にとりそう。

  • どうも主人公が受け入れられない。嫌悪感が拭えない。それさえなければ楽しいだろうなと思う。よって、続きも読まない。

  • ★★★☆☆

  • 2019.5.24 借り本

    軽快。コミカル。読みやすい!
    浅田氏は時代もので読みずらいイメージだったので嫌煙していたが、こんなにも大衆向けの本も書いていたのかとびっくり。
    これを進めてくれた友人に感謝。
    テンポが早くて常に続きが気になる。
    登場人物も憎めないキャラクターばかりで愛着が持てる。
    主人公がDV偏屈小説家だが、私は好き。
    極道の人たちの生きざまや信念、人とのかかわり方がとにかくかっこいい。
    浅田次郎はきっと何を読んでも共感できる作家だと思った。

    途中、幽霊がほんとの幽霊としてしっかり登場してびっくりした。
    急にファンタジー入ってあれーと思ったけど、ドタバタエッセンスとして受け入れた。急なファンタジーはやっぱり冷めちゃうな。

    あと、主人公の実の母が好きになれない。
    主人公の幼少期のことを思うと、もっと申し訳なさそうにしてほしい。
    それをみて回りが実母をかばうのも納得できなかった!主人公かわいそう。
    ここだけもやっとした。

    それ込みで、最初から最後まで楽しく読めた。
    ラストもあれだけのドタバタを丸く収めて、あとくされのない読後だった。

    浅田次郎のほかの作品も読みたい。
    ひとまず、本シリーズを4巻まで一気に読む。

  • 父親から強力プッシュで借りたので読んでみた。
    まさに抱腹絶倒、エキセントリックなキャラが立ちまくっていて一気読みした。
    任侠+ホテル+幽霊=笑いと涙。
    シリーズまとめて借りているので、どんどん読んでいこう。

  • 本編も面白かったが、解説の言葉が本編を彷彿とさせながら、じっくりと心に響いた。
    理不尽や不条理には並大抵のことでは太刀打ちできない。しかし、信念を変えることなく必死で生きていれば、必ず希望の光を、見出すことができる。報われることは少なくても誰かが真実を見ていてくれることがわかればそれでいいのだ。

  • 秋を先に読んでしまったので、 やっと物語の背景が分かった

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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