おいしいコーヒーのいれ方 (3) 彼女の朝 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.45
  • (207)
  • (328)
  • (923)
  • (56)
  • (5)
本棚登録 : 3497
感想 : 204
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473308

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あー、星野りつ子さんが苦手だ。
    大体の恋愛小説で素直に主人公を応援してしまう私は、主人公を邪魔する者が鬱陶しく感じる。
    最初に出てきた時にりつ子さんはライバルになると分かったから、それ故に意識しないようにしていたのに、やはり苦手。
    勝利ももっと危機感を持ってくれたら・・・と思うけど、逆に何も意識していないからなのかも。

    それにしても勝利とかれんの会話が可愛い。かれんは24にしては少女のような喋り方をするし、勝利は未成年と思えないほど懐が深くよく気が利く。こんな素直に気持ちを伝える男の子、いるのかな。

    鴨川旅行の場面が好き。特に海で泳ぐところ。全部がきゅんきゅんする。
    ペンションで「和泉かれん」と書いた勝利。かれんのことを思いやって行動していることがよく分かった。

    20170706

  • このシリーズは、何か印象的な場面があって、それがとても心に響く、というのではなく、まるで登場人物たちをすぐそばで見守っているような気分になる作品だ。
    だから、読み終わった時に物語の余韻にどっぷり浸るということはないのだが、その分シャワーを浴びるように作者の描く雰囲気に飲まれていく。
    それが心地よくていい。

  • テレカ、でてきました、いいですね。懐かしいですね。携帯電話なんかなくていいんだよなー。煩わしいだけ。

  • 手を出しとけよー!笑

  • 進展しているようで、進展していない二人の間に
    またしてもややこしい人間関係が。

    いや、親戚ですけど(笑)
    どこへ行っても、姉弟にしか見られないジレンマ。
    就職するまで、相手を待たしてしまうわけですし
    言ったら確実に反対されそうですし。
    かといって…という、完全ループ。
    大概に邪魔する人は出てくるし。

    恋愛をすると、楽しい事もあるし、ややこしい事もあるし。
    怒涛のようにやってくるのは、年齢のせいでしょうか?w
    とりあえず、盾にしてやり過ごすべきか
    お断りしてもらうべきか。

  • 鴨川のくだりが好きなんだよな~夏の心情風景が浮かぶ。
    恋愛の醍醐味を思い出させてくれる

  • わかりやすいスレ違いシチュエーションや携帯電話のない時代の電話のドキドキ感、夏合宿の仰天展開、水着姿に感動する彼、そして、二人っきりの初めての夜。ラブコメディとはいえ、少しばかり定番すぎるかなとも。でも、夏休みだしね。一方は、電話の「子機」を布団の中で隠し持ちながら、一方はテレカ付き公衆電話で電話するシーンが時代を感じさせる。徐々に二人の気持ちは高まりつつあるが、このままでは行くまい。

  • 再読中。良い感じで進んでる(^^)

  • 2012.9.20

  • 2016.1.13読了。

全204件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山由佳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
江國 香織
宮部 みゆき
綿矢 りさ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×